現在をうろうろ(566)

  内閣総理大臣の参議院解散の記者会見 (1)・・・?

 内閣総理大臣の、衆議院解散記者会見の全文が出てきましたね。例によって精査してみる事にしますかね・・・平成26年11月21日 安倍内閣総理大臣記者会見 平成26年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ

 本日、衆議院を解散いたしました。この解散は、「アベノミクス解散」であります。アベノミクスを前に進めるのか、それとも止めてしまうのか。それを問う選挙であります。連日、野党は、アベノミクスは失敗した、批判ばかりを繰り返しています。私は、今回の選挙戦を通じて、私たちの経済政策が間違っているのか、正しいのか、本当に他に選択肢はあるのか、国民の皆様に伺いたいと思います。

 アベノミクスは失敗したかというと・・・こいつはちょっと分かりませんね。少なくとも、国内の資金の流れを、口先で随分と変えてくれていますから、その点では経済の揺さぶりを随分とかけてくれているので・・・刺激という面では、かなりの成功を収めていて・・・株式市場などからの・・・おこぼれの金で生活している、貧乏な私などは多少潤っていますね・・・少なくとも、近頃の円安で、商社などは知恵を絞らないとやっていけないし・・・TPPが中途半端なままなのは問題だし・・・日本の農産品は世界に通用する金持ち御用達にになる一流品と思うのですが・・・多分、政治屋君はそれが信じられないのだと・・・?

 経済政策については明らかに間違っていると思いますね・・・日本では物作りができない方向へ持って行っている・・・養老院と託児所は生産をしない・・・確かに金は回るが・・・テーブルの上で金のやり取りをしている賭博と同じような生産性ですね・・・ある意味、資金のブラックホールなのではないかと・・・吸い込まれる金を還流させているだけ・・・同じ金が回るだけだから、回すためのエネルギーが消えていく・・・生産のための労働ではない・・・近頃は、富の創造を伴わない仕事が増えているのが難点ですね。確かに、富の偏在を起こすことから、景気刺激になると思われますが、そればかりでは3年程度しか持たないと思うのでね。

 2年前を思い出していただきたいと思います。リーマン・ショックから4年もたち、世界経済は立ち直ろうとしていたにもかかわらず、日本だけはデフレに苦しみ、3四半期連続のマイナス成長となっていました。
 行き過ぎた円高は、多くの企業を海外へと追いやり、空洞化が進みました。私の地元山口県でも、若者たちを500人以上雇用していた大きな工場が行き過ぎた円高のために工場を閉めざるを得なくなりました。どんなに頑張っても、どんなに汗を流しても、どんなに良いアイデアを出しても、行き過ぎた円高のために競争に勝てない。そして、多くの雇用が失われていたのです。失業者が増え、下請企業は仕事がなくなり、連鎖倒産という言葉が日本中を覆っていました。当時、私は、野党の党首でありましたが、どこへ行っても、「安倍さん、この景気を何とかしてくれよ。」と言われたことを今でも忘れません。


 リーマンショックね・・・2008年9月15日のリーマンブラザーズの破綻から端を発する世界的な金融危機ですね・・・あれは良かった・・・一気に円高になって・・・貧乏な私は円の強さを実感しましたからね・・・急激に輸入品が溢れるようになり・・・舶来品のイメージを一気に変えてくれた気がしますね・・・まあ、2000年ごろからの「国産」という高級ブランドの台頭で、舶来のイメージが、既に残照となっていたのを、単なる安物の輸入品に変えた時期ですね。

 デフレか・・・確かに、今思うと1ドルが100円を切ったあたりから、輸入品が安く感じるようになったのは確かですね・・・日本は銭の単位を通貨としては捨てていますから・・・1円=1セントの最小単位でドルとの均衡を果たしたのではないかと勝手に信じていますからね。つまり、通貨というのは、価値の表象物で、どの国でも価値の最小単位としての最小の通貨単位は、生活の上での価値はどの国でも共通だと・・・だから、経済的なつながりが強く似たような生活をしている国の間では1円=1米セント=10ウォンから始まるとね。フィリピン・ペソだと1円=0.4円ほどだから、ちょっと不均衡・・・従って円のイメージで生活は楽となるのでしょう・・・人民元だと・・・1円は0.05元=0.5角=5分・・・なるほど、これが中国の地域的な貧富の格差を生じさせている可能性が高いね・・・なんとなく、中国の僻地では通貨の流通がそれほど良くないと思われますね・・・

 中国のコンビニでおにぎりは2.00元程度だから40円程度になるから、日本に比べると、3倍ぐらい生活が楽になる・・・これって、中国が豊かという意味かね?日本で稼いで、中国で暮らせると金が余るね・・・

 従って・・・行き過ぎた円高というより、リーマンショックで価値の再編が行われたと考えれば良さそうで・・・確かに1ドル70円台は行き過ぎだが・・・ドルを基幹とした地域ではドル安で生活は楽になった・・・投資家や資本家はそうは考えないが、生活者はね・・・たとえ賃金は上がらなくとも、円の威力が増したわけですからね・・・従って、資本家は安い労働力を求めて海外雄飛・・・

 若者たちを500人以上雇用していた大きな工場が行き過ぎた円高のために工場を閉めざるを得なくなりました。どんなに頑張っても、どんなに汗を流しても、どんなに良いアイデアを出しても、行き過ぎた円高のために競争に勝てない。・・・こんな風に円高を悪者にするなよ・・・売れない物を作っても売れない、努力が足りないから工場を閉めたのでは・・・最も良いアイディアは実は工場を閉めることで、正しい選択をしたとか?ルネサンス・セミコンダクタの2012年頃の撤退の話かね?そもそも、この会社自体が・・・日立製作所、三菱電機、NECエレクトロニクスの半導体事業部門の寄せ集めで、再編の必要があったというのが問題ですかね?円高とはあまり関係が無い話のような気がするが・・・九州・山口の向上が滋賀の向上へ統合化され・・・ルネサス関西セミコンダクタへの集約・・・山口工場は熊本工場に吸収・・・

 どうも、この件だとすると、私との認識に差がある・・・単に、国内で競合する各社の思惑で、半導体部門の統合と分社で乗り切り・・・形式だけだったものを、業績悪化から大鉈を振るって、改革・・・会社を存続させた・・・世界6位級の半導体メーカー大手。2010年4月にNECエレクトロニクス(NECの半導体分社)とルネサステクノロジ(日立と三菱電機の半導体統合会社)が合併して誕生。NEC、日立、三菱電機の持分法適用会社だったが、13年に産業革新機構が大株主に。自動車用マイコンが強く、同分野の世界シェアは4割。ただ、リストラの遅れから過剰人員、設備を抱え赤字を連発。工場閉鎖で不採算品を絞り込み、人員削減も進めて経営再建中・・・だとさ・・・なんだかまた、円高が悪!を叫ぶために利用しているのか?少なくとも、山口などの工場を切り捨てて、生産の分離と集約を行う事で・・・ルネサンスエレクトロニクスは今期予測は経常利益は41.6%の増益とか・・・

 同様な工場閉鎖は・・・シルトロニック・ジャパンの光工場・・・ここの閉鎖かな?ここは、、閉鎖の理由は世界需要の低迷でドイツにある親会社のシルトロニック社が製造拠点の一本化に基づくもので、ここの生産設備が・・・200mmの生産設備で、近頃流行りの300mmのシリコンウエハーには対応できないから・・・注文は一時期から半減・・・ここの話かね?ここも500人規模・・・円高にはあまり関係なさそう・・・

 どこへ行っても、「安倍さん、この景気を何とかしてくれよ。」と言われたことを今でも忘れません。・・・だから手っ取り早く市場拡大を考えて、戦争ってのを導入したか?

 さてさて・・・しょっぱなから、なんとなく変な感じ・・・色々な事例や引用を使ってくれますから、調べ物が好きな私には魅力的な文章で・・・さて、続きは次回へ・・・

2014.11.23

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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