現在をうろうろ(5341)
日本貧窮者経済新聞
 戦争と経済制裁はどちらも悪だろうね・・・?(2)→この最初へ

 さて、前回の続き・・・戦争と経済制裁、どちらのほうが「悪」なのか 戦争防ぐ手段の「経済制裁」乱発で、逆に高まる「戦争の予感」(1-3) JBpress(Japan Business Press) これですね。米国はドルを基軸通貨とし続ける事が重要なのですが・・・なかなかそれも困難になりつつあるということなのでしょうね。仮想通貨への攻撃は北朝鮮がやっていると米国は叫んでいますが、どうせ米国のドル防衛の一環で米国がやっているのではないかとね・・・

 仮想通貨は手形と同じで裏書の連鎖での信用を生み出しているので・・・北朝鮮が決済のために盗んでいるなら、盗まれた仮想通貨が市場に流れないといけないのでね・・・使うと盗んだことが分かっちゃうわけで・・・残念なことに多額の仮想通貨が盗まれてもそれが市場に現れないのでね・・・つまり、使うために盗んだのでなければ、単なる信用破壊ね・・・仮想通貨の台頭で困るのは、国際基軸通貨の米ドルですから・・・市場支配力が下がるのは都合が悪い・・・よって、信用破壊をやっているのは米国ってなるでしょうからね・・・ついでに、北朝鮮が盗んだことにして北朝鮮の信用も破壊しようとしているというわけね・・・1粒で2度おいしいという奴ね・・・

 米国は世界に不和の種を播くことで武器を売り・・・政府の転覆も大好きだというだけの事なのだろうとね・・・

米中激突で近づく「第三次世界大戦」
 ニューヨークのエコノミストのひとりは、米中貿易戦争が新たなフェーズに入ったとして、強い危機感を募らせる。関税引き上げ競争に加えて、為替競争という通貨戦争が始まったからだ。

 通貨戦争ね・・・為替いじりね・・・トランプ君が為替に介入するのが問題だね・・・Twitterなどで攻撃するわけね。これによって相場が変わるわけでね。どうも、米国は法螺話の国なのでね・・・トール・テールが好きでね。さて、どんな通貨戦争の話しかね・・・?

「第一次世界大戦を思い出してください。当時、敗戦国のドイツ、ポーランドに対して、戦勝国は過剰な戦争賠償金を課した。その一方、戦勝国側でも、それまで世界に君臨してきた『パクス・ブリタニカ』が衰退して、米国が台頭してきた。しかし、『パクス・アメリカーナ』は順調に進まず、そうこうするうち1929年のニューヨーク発の金融大恐慌が起こった。米国は金平価の切り下げを行って輸出攻勢に出た。その結果、世界の国々は通貨切り下げ競争に走り、とりわけ為替圧力を受けた敗戦国・ドイツでは不満が一挙に爆発してヒットラーを生み出し、第二次世界大戦に突入したのです」

 基軸通貨の英ポンドの支配が崩れていく話ね・・・英国の強力な送金網ね・・・金融センターとして・・・相変わらず外国為替の取引の量は金融センター - Wikipedia ふむ・・・

国際決済銀行は、2016年に1日当たりの外国為替の売買高を公表した。世界で最も大きい国・地域はイギリスであり、1日当たり2兆4260億ドルと圧倒的な規模を誇り、世界の4割近くを占めている。2位に1兆2720億ドルのアメリカ、3位に5170億ドルのシンガポール、4位に4370億ドルの香港、5位に3990億ドルの日本が続いた。Triennial Central Bank Survey of foreign exchange and OTC derivatives markets in 2016 これね。

 大英帝国の送金システムの上を米ドルが動いているということね・・・単純に、第一次大戦での英国の疲弊が問題ね。送金システムの上を流す金が減少・・・英国は世界中から輸入していたわけですからね・・・そして、英国が世界の海を制していた・・・ただ、米国経済が決定的に強くなるのは、まだ先ですね・・・パクス・アメリカは、冷戦下じゃないかね?欧州の外貨準備がソ連の恐怖によって・・・安全な米国に持ち込まれた・・・ドイツは米国から順調に金塊を回収しているのかね・・・?

 とにかく、パクス・アメリカーナは、第一次大戦の後だと遡りたいのでしょうが・・・これは無理があると思うね。まだ、欧州は強力でしたからね・・・植民地を有していたわけでね。あと、米国の造船がね・・・日本では八八艦隊構想がワシントン軍縮条約で建艦競争が止められちゃってね・・・米国には充分な能力が無かっただけじゃないかね・・・?鉄鋼王と呼ばれるカーネギーが1900年頃ですからね・・・まるで中国みたいじゃん。鉄を作り、軍艦を・・・第一次大戦が米軍に兵站を教えたということなのでしょうね・・・

 そして、米国海軍が脆弱であることも・・・米海軍は第一次大戦で大した戦果は無かったのでは?まだ、米国は高性能なタービン機関が製造できなかった・・・タービン船はフロリダ級戦艦 - Wikipedia これ以降かね?これ以前の艦は遅くてね。ただ、この艦も外洋を航行するには困難な艦でね・・・米海軍は沿岸艦隊でしか無かったわけでね。第一次世界大戦を機に、米国は海洋進出を果たすようになるわけです。今の中国に対して米国が叫んでいるのと同じことをやって来ているね・・・第一次大戦前に配備された戦艦が・・・ワイオミング級戦艦 - Wikipedia フロリダ級を拡大した艦ですが・・・これも沿岸防衛用の戦艦ですね。これらの艦は第一次大戦に参加しますが、哨戒任務と船団護衛という役割しか担えなかったわけで・・・あとは、

 太平洋を横断できる事が必要で低燃費の低速艦のニューヨーク級戦艦 - Wikipedia これは米比戦争 - Wikipedia この結果、米国がフィリピン統治をおこなうために・・・植民地向けの戦艦ね何しろ、米国はこの戦争で・・・

アメリカはフィリピン独立運動の指導者エミリオ・アギナルドに勝利の暁に独立させると約束して背後からスペイン軍を襲わせた。しかし、スペイン降伏後アメリカは、フィリピン独立の約束を反故にして植民地にし、アギナルド率いる独立軍1万8千人の掃討を始めた。米上院に報告された数字では米軍は1902年までの4年間で20万人を殺害した。

 こんな事をしているわけね・・・不満分子に兵器を出して政府の転覆を行わせ、約束を守らず植民地に・・・この手法ね。米国はこうやって支配地を作ってきたわけね・・・今はCIAが米国のシンパを生み出し、資金と武器を供与しての反政府ゲリラを生み出し内戦に乗して軍隊を出すという素敵な手法になっていますね・・・今は占領しても植民地にできないから米国の傀儡政権を作り出すわけね・・・幼い普ちゃんのような世襲の売国一族ね・・・とにかく・・・1902年に戦争が終結するのですが・・・

さらに次の10年では、アメリカ軍はフィリピン軍に対抗するため、126,000人にも及ぶ大規模な軍事力を必要とした。アメリカ軍はさらに、パンパンガ州マカベベのフィリピン人を雇い入れることも行った。

 こんなわけで、戦艦も派遣したくなるわけね・・・

 さて・・・第一次大戦前夜には、米国には充分な工業力が無かったというわけね。第一次世界大戦で米軍が見たのは・・・欧州の最新兵器の威力ね・・・これで、本気の兵器開発へ・・・海軍力を付けるためには、工業力の嵩上げが必要で一朝一夕にはいかないから・・・米国は素敵な手を考えたわけね・・・ウォレン・ハーディング - Wikipedia この合衆国大統領の発案で、建艦競争の停止を行うわけね・・・ワシントン海軍軍縮条約は、建艦競争を止めて米国の工業レベルの向上のための期間を生み出したということね・・・

 だから、法螺話的なダニエルズ・プラン - Wikipedia これが収縮するわけね・・・結果は・・・

ワシントン条約と計画の顛末
1921年に開催されたワシントン海軍軍縮会議は、過度な海軍力膨張が深刻な財政的負担となりつつあった列強諸国に歓迎をもって受け止められた。

同会議における基本方針は
 1.実行中の主力艦建造計画撤廃
 2.老齢艦の一部廃棄
 3.現有海軍力を基礎とした保有量規定
 4.主力艦トン数を測定基準とした諸艦種保有比率の割当
の四点であり、最初に謳われた現行計画撤廃方針により、当計画の戦艦・巡洋戦艦はほとんどが建造中止前提で討議された。なおこの中でアメリカは保有量確保のため、資材確保や予算充当済等を名目に建造中諸艦の進捗率をかなり水増しする挙に出ている。


 工業に於いての劣勢を挽回する時間を稼いだわけね・・・今似たような事を米国はやっていないかね?追う側から追われる側に代わったがね・・・従って、技術の進歩を止めちゃう戦術に出たわけね・・・

「現在は同じ構図になっています。トランプ政権のしかけた米中貿易戦争は、世界のIT覇権をかけた熾烈な競争ですが、米国がしかけた経済制裁で、関税引き上げには同じ関税引き上げで対抗してきた中国が、先日、人民元安へかじを切ったことです。これに対して、米国は中国を『為替操作国』に指定してブラックリストに載せました。

 まあ、私は技術的な側面で見ちゃうのでね・・・IT覇権をかけると言っても・・・基本的に同じ性能なら安いものとなるのでね・・・その問題でしょうね。とにかく、中国を貧乏にしないと技術的に追いつかれ追い越されるという恐怖ね・・・米国は結構弱虫ちゃんなのだよ・・・さて、一旦切って遊びの準備をしないと・・・

2019.08.12

    

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