現在をうろうろ(533)

 成長戦略で、明るい日本に!の中身はあるのか・・・? その(17)

 農業関連ですが、なんだか凄いテーマばかり飛びだしてきますね・・・高齢化社会の進展等に対応した国民生活の質の向上・・・こんな話になっちゃう・・・

 より豊かな食生活や、高齢化社会を見据えた社会全体の活力の維持のためには、日常的な生活習慣を通じて認知症などの脳機能の衰えや筋力の低下による運動能力の低下を抑えていくことが重要である。「食」は生活習慣の中で重要な位置を占めることから、アンチエイジングに効果のある次世代機能性食品を含めた新たな農水産物・食品を開発し、スポーツを取り入れた相乗効果などを通じて、国民生活の質(QOL)を向上することが必要不可欠である。さらに、農山漁村に存在する未利用資源を活用した新産業の創出は、農山漁村での人々の暮らしや経済活動を維持・発展させるとともに、国土の保全等を通じて、都市住民も恩恵を受ける。

 不老不死の作物の話みたいですね・・・少なくとも、食べないことでの致死率は100%なので、私もひもじくならない程度にお財布の許す限りの食物を購入しますが・・・西王母の仙桃のようなものまでは食に要求はしませんので・・・バランス良く世界の一流の生産量の農産品を愛用していますので・・・国産の高価な機能性野菜など恐れ多くて、財布が真っ先に逃げ出しますのでお許しを・・・貧乏なので生活の質のために・・・先ずは量を、カロリーベースで確保しないといけないものでね・・・安くて健康に良い美味しいものを戴きたいものです。しかし、凄い文言が並んでいるものです・・・次は何?・・・

 関連産業の拡大とグローバル展開
 IT 等の先端技術が駆使される農林水産業は、精密機械や電機メーカー、気象情報サービス提供会社といった多様な企業等が関連する知識・情報統合産業である。アグリイノベーションは農林水産業だけでなく、食品、種苗、機械、情報、スポーツ等の関連産業の事業展開を、国際市場も含め、大きく拡大するポテンシャルを有している。
 農林水産業の技術革新は、農林水産物の輸出促進とともに、農業技術の海外展開も可能する。基礎研究から応用技術まで、その幅と深さを活かし、これらの技術・知見を結集すれば、世界をリードできる技術分野を確立できる。例えば、品種と栽培技術を高度に組み合わせた植物工場での生産技術においては、コア技術(ノウハウ)を秘匿化しつつ、種苗・施設・資材等の技術パッケージを、コンサルティング事業とともに、海外展開を図ることが可能である。種苗産業においては、現在、世界的に約4兆円規模のビジネス市場がある。
 また、地球上での農地利用面積に限界がある中で、増え続ける人口を養うためには、農作物の収量を飛躍的に伸ばす技術革新を世界が協力して実現する必要がある。

 夢を語っていますね・・・そりゃ、どんな産業だって、その背景にある産業は多岐にわたります・・・どんな産業も大きく拡大するポテンシャルはありますからね・・・

   IT 等の先端技術が駆使される(    )は、精密機械や電機メーカー、気象情報サービス提供会社といった多様な企業等が関連する知識・情報統合産業である。(    )イノベーションは(    )だけでなく、食品、種苗、機械、情報、スポーツ等の関連産業の事業展開を、国際市場も含め、大きく拡大するポテンシャルを有している。

 下線部は適当な言葉に書き換えて、(    )の中に産業とそれに関係するイノベーションにが続きそうな言葉を入れれば素敵な文章ができそうです。・・・例えば 葬祭業 でも入れて フュネラル・イノベーション・・・とかで関連業種と関連産業を想像すると・・・とかね。しかし・・・いつの間にか、国内の農山村の再生から海外雄飛になっている・・・具体的な数値なども散りばめられた素敵なお話が続くようです・・・

@)農業のスマート化  [高品質・省力化を同時に達成する生産システム]
・ 人工衛星や各種センシングからの情報を解析・利用し、施肥、耕耘、収穫、水管理等の各工程を自動化・知能化することにより、施肥量の 30%削減、気象災害の 5%削減、水管理に係る労働時間の 50%削減等を行う。これらの要素技術を統合することにより、高品質化、環境負荷軽減を図りながら、稲作全体の労働時間半減や資材費低減等を図り、さらに、農業構造改革との連動により、コメの生産費 4 割削減を目指す。

 あれ?先端技術を投入した高品質・省力化の同時達成システムや収量・成分を自由にコントロールできる太陽光型植物工場の開発じゃなかったのかね?施肥量の30%削減の根拠は?というより・・・画餅のような・・・大言壮語が並んでいるだけみたいに見えてきた・・・だって・・・参考) コメの生産コスト:全国平均:1万6千円/60kg、日本全体でのコメ生産規模:約 2 兆円・・・生産コストには、自己資本利子・自作地地代・家族労働費・支払利子・支払地代・雇用労働費・物財費・副生産物価格などの全入生産費が1.6万円程度で、そのうち経営費が1万円じゃ無かったかな?経営費は削れないから、他を削って4割削減すると・・・4割に当たる6400円を削ると農家の手取りが無くなる・・・実労働がなければ計算は合うが・・・素敵な計画じゃん!私の認識が間違っていることを祈ります・・・

 なんとなく、数字ありきの話がつながるような・・・牛も似た話が・・・どうも、生物としての限界を考慮していないような?人間も手取りがなければ死ぬ・・・

 やっと植物工場が出てきました・・・収量や成分を自在にコントロールできる太陽光型植物工場・・・だって・・・玉手箱みたいな圃場ですね。

・ 植物体内の遺伝子や代謝産物等の動態解析、ファインバブル技術等を活用した高度な栽培管理技術の開発により、収量や成分を自在にコントロールできる革新的な太陽光型植物工場を実現する。この栽培技術により、トマトの収量を 50%以上向上する。

 遺伝子や、代謝生産物の動態解析とは、面倒な・・・植物の活性などを計測するんだってかなり面倒なのに・・・細胞内の代謝の変化を調べて、、細胞ホメオスタシスの維持がどのように行われているか?こいつが分かれば、外部からバイアスをかけて、細胞の持つ機能を高めたり、生産物を制御したりできるとかそういったやつでしたっけ?何で、こいつは齧ったっけ?普通は恒常性はいじれない・・・あまりいじると死んじゃうもの・・・くすぐるか、電気ショックか・・・まあ、盆栽などはなでなでして、生育の抑制をしますが・・・そしてファインバブルか・・・廃液処理のオゾンのファインバブルでも考えているのか?それとも、ファインバブルに旨味成分を詰めて収穫物に添加するのかね?

 他にはトマトの例がありますね・・・トマトの収量を 50%以上向上・・・トマトは生産性の高い植物ですね。光と温度の条件が良ければ直ぐに二酸化炭素不足になりますから・・・空気中の二酸化炭素濃度を高くするだけで収量アップが見込めるはずですね。火力発電所の排ガスでも使えばそれほど問題なく収量が上がるはずですね・・・

 しかし、ざっと読みましたが・・・初期の研究課題から広がっていく壮大なプランで・・・米でみたように、どうやら人件費ゼロを目指しているような?人件費がゼロになると・・・出されている数値が全入生産費だから・・・農家の仕事は無しで収入は無しになる・・・農家は地主へ移行する事になるのかね?そして、農業使用人と機械が圃場を管理する形態の農業になるのか?私の知識の限界を越えていますから・・・最新の言葉のデパートみたいな文章ですね、素晴らしい、なんだか5年ほどのブランクを埋めてくれたような素敵な文章です。確かに、圃場というのは無から有を、特に命の糧を生み出してくれる玉手箱のようなものですからね。夢があります・・・ある意味命がけの夢ですが、ちょっと凄過ぎて・・・農業など生物関係の研究は2020年までに結果が出るようなものは少ないでしょうね。主に生産技術や流通などの研究ぐらいが期限付きの研究として成り立つのではないかと・・・品種改良などは、この世に農業が現れてから営々と行われ続けて現在に至り、さらに将来に向かって農業をやめる時まで続くものですからね。終わりの無い研究・・・見たことにして先に進みましょう・・・頭脳パンが食べたくなった・・・

2014.11.07

  

関係ないが興味深いもの
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