現在をうろうろ(5222)
日本貧窮者経済新聞
 オマーン湾タンカー襲撃の分析は・・・(2)→この最初へ

 さて、前回の続き・・・オマーン湾タンカー襲撃は米国の策略か? 軍事専門家が徹底検証、イラン攻撃説には多くの疑問(1-8) JBpress(Japan Business Press) これですね。興味深いが、前提が明らかに違う部分があるね・・・2つの穴は無いという事ね。

(2)どのようなことを行えば、上記の爆破痕の穴ができるのか

・砲弾によるものか

両岸の陸地から、火砲によって砲弾を撃ち込み命中させられるか

 オマーンからだと、約180キロ離隔している。つまり、火砲の弾丸は、船舶まで届かない。

 イランからだと、約15〜20キロ離隔している。火砲から射撃をすれば、船舶に命中するかもしれないが、その確率は極めて低い。

 20kmの射程となると、かなりの大口径砲だね・・・艦船搭載のだと150mm砲とかね。20kmで散布界は100〜150mぐらいになるのかね・・・?駆逐艦に搭載されるような砲ですからその艦の長さぐらい・・・?水平散布界が艦の長さ、垂直散布界がそれより長くなるね・・・遠近のばらつきが大きくなる・・・確か、そんな感じだったよね・・・今の砲弾は工作精度が良いからもっと良いのかね?射撃装置も優秀だから・・・

 特に、海面から0.5〜1.5メートルの位置に2発を命中させることは不可能である。

 いずれにせよ15kmも離れると散布界はかなり広くなるのでは・・・?だから、陸上からの砲撃ではないわけね。

 近くの軍艦から砲弾を発射したのであれば、船員がその船舶を発見しているはずだし、同様に海面の近くに2発を命中させることは不可能である。命中したとしても、縦長や△の穴は開かない、どちらかというと円形に近い。

 砲戦距離が短ければ中るが・・・発射音と着弾音の2つを聞くことになるしね・・・4km位の距離にある小型艇だとギリギリ見えるかどうかでしょうね。砲撃の痕だと・・・ユトランド海戦でのHMSチェスターの破孔が左のような感じですね・・・徹甲弾で装甲板を打ち破って中で爆発する事になる・・・これは、不発ですかね?150mm砲によるものでしょう。商船に対してだと徹甲弾は使わないでしょうから・・・破孔が大きくなるかね?

 よって、砲弾の射撃によるものではない。

対艦ミサイルや魚雷で攻撃すればどうか

 対岸の砲あるいは海上の軍艦から、対艦ミサイルをタンカーに向けて発射すれば、命中する。

 まあ、対艦ミサイルならね・・・誘導弾であれば命中させることは可能だというだけね。ただし、対艦ミサイルはそれなりの炸薬量を持っているて・・・充分撃沈できちゃうわけね・・・

 命中すれば、タンカーは爆発して大破する。そして沈没するだろう。映像にあるような小さな穴ではすまない。

 よって、対艦ミサイルによるものではない。

 対戦車ミサイルぐらいの炸薬量だろうね・・・しかし、対戦車ミサイルだと、モンロー効果を利用しているから、大きな穴は開かないね・・・

 魚雷の場合、命中すれば船体が真っ二つに割れて、沈没するだろう。沈没する被害ではなかったので、魚雷ではない。

 魚雷は水中を進むのでね・・・水線下に被害が出るわけね・・・船体が二つに割れるのは、船底で爆発して竜骨を切断する場合ね・・・バブル・パルスとかバブル・ジェットとか言う奴ね。こいつで船体を切断するわけ・・・ああ余計な物を見ちゃったよ・・・apps.dtic.mil THE RESPONSE OF SHIPS TO UNDERWATER EXPLOSIONS 中々興味深いね・・・こんなのを読んでいるとあっという間に時間が経つね・・・

対戦車ミサイルで攻撃すればどうか

 小型の軍艦や半潜水艇が、タンカーに近づいて(おそらく数百メートル〜数キロ離れたところ)から、対戦車ミサイルを発射すれば、命中させることができる。

 タンカーの穴の大きさからすれば、対戦車ミサイルによる射撃の可能性はある。だが、形状を見ると、対戦車ミサイルの可能性は低い。対戦車ミサイルであれば、弾痕は、概ね円形だ。今回の縦長や△にはならない。

 対戦車ミサイルの場合、ノイマン効果を利用した成形爆薬で一点に圧力をかけて打ち破るから、比較的小さな穴が空くことになるわけね・・・左のがそうでしょうね・・・メタルジェットでほじられるわけね・・・焼き切られたように高温のガスによって生み出される圧力で打ち抜かれるわけね・・・榴弾なら大きな破孔ができるのでしょうがね。

 イラン軍は、北朝鮮から半潜水艇(完全に沈むものもある)を導入している。イラン防衛隊が、半潜水艇から対戦車ミサイルを発射した可能性が100%ないとは言い切れない。だが、弾痕からすれば、その可能性は極めて低い。

 弾頭が榴弾だと大きな破孔になるでしょうが・・・可能性は低いね。

 国華産業の社長が、「タンカーの乗組員が飛来物を見た」と発表した。

 「ミサイルが飛来しているのが見えるのか」というと、私は見えないと認識している。

 正面から飛んでくるミサイルは見えるよ・・・加速は数秒で、後は慣性で飛んでいくわけですからね・・・秒速300mぐらいね・・・着弾点だと正面に10秒間も見える事になる・・・大型の砲弾なども形が見えるようですからね・・・飛来する砲弾の形の変化で退避を判断できるようですからね・・・

 その根拠は、陸上自衛隊が毎年行う富士総合火力演習で、対戦車ミサイルの射撃を実施するが、そのミサイルを目で追いかけることは難しい。

 なんだ、富士総合火力演習は随分と短い距離での奴じゃん・・・発射した船を見ていないから小型艇までの距離は4km位でしょうね。

 それも、撃たれる方から見れば、見える面積が少ないこともあり、見えないだろう。

 撃たれる側から見ると同じ場所に見えて、それが大きくなっていくから見えると思うがね・・・

 陸上自衛隊富士学校機甲科部が過去、射撃の目標となる戦車に、テレビカメラを取りつけて、向かって飛翔してくる対戦車ミサイル(秒速100〜150メートル)が見えるかどうか検証したところ、そのカメラではミサイルの映像が見えなかったと聞いている。

 距離が短いというのと、背景の問題ね・・・海の上では単調な背景だから、識別が楽・・・陸上の演習場だと、背景が複雑だから見えないと思うね・・・

 対艦ミサイルや砲弾であれば、その速度はさらに速いので絶対に見えない。秒速60〜70メートル以下で飛翔するミサイルであれば、何とか見える。

 秒速70mだって・・・これって遅くないかね?野球のボールで秒速40mぐらいじゃン打球は秒速50m、テニスの打球が秒速70m、ゴルフのボールが秒速90m、バトミントンは秒速130mぐらいに達するのでは・・・?まあ、スマッシュ時の初速だから・・・でも、打った瞬間から見えているよ・・・見る場所によって違って来るが、結構高速な物でも自分の方へ飛んでくるときは見えるものだという事でね・・・私も弓道をやっていましたから・・・矢の初速は秒速60mを越えるが的に当たるまで楽に目で追えるからね・・・方位・高度角の変位が小さい場合には高速な物も目で追えるわけね・・・流星雨などは地球の公転速度は秒速30kmぐらいで、秒速40km位のが飛び込んでくるなら秒速70km減速されて大気を圧縮して発光するときで、概ね秒速60km位じゃないかね・・・でも見えるわけね。

 秒速60kmのものが見えるのは変位角で見ているから、距離が大きいから変位角が小さく、背景とのコントラストが大きいと見える・・・一応、こんな風に流星に関して教えていましたが・・・しまった、飯を作っていなかったよ・・・何か食わないと!

2019.06.25

        

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