現在をうろうろ(488)

 北朝鮮の街道は面白い、そして、何故か法の支配を・・・?

 どうも、北朝鮮の道は面白い・・・不思議な広域道路・・・まあ、日本の大縮尺の道路地図なども似たような感じですが・・・近頃はバイパスがたくさん作られ、何のための道なのかはっきりしない物が多くてね・・・計画道路というものと、旧道の関係のようなものですかね・・・天摩山の周囲の道というのは谷を結ぶ道が中心で・・・ごく稀に、尾根を越えて谷と谷を結ぶ自動車の走れる道があって・・・基本的には尾根道が、歩く人によってつけられている・・・人はひたすら近隣の集落の間を歩いて行き来しているという感じですね。

 とにかく天摩山のあたりを眺めましたが・・・この周辺のトラックが入れる道は左のようにおよそ40×50kmの範囲をチェックしましたが・・・どうやら、この中にそれらしきものは見当たりませんね・・・

 かなり、道には詳しくなりましたが・・・新たに変電所を1か所見出しましたが・・・ただ、解像度が低いために送電系統までは確認できない物がありますね。

 どうやら、水豊の送電系に属しそうな雰囲気なのですが、詳細は不明ですね・・・大館の近くなので・・・このあたりの電力供給源なのか?とね・・・そろそろ寧辺核施設のインフラを整理するだけの資料が集まりつつありますが・・・どうするか・・・

 山道が興味深いですね・・・尾根に近付くまではかなりしっかりとした道でも、同じ近付くと放散して・・・尾根道にどのようにつながるのか分からなくなる・・・鉱山をつなぐ尾根道はしっかりとしていますが・・・不思議な感じですね。歩行による放散は興味深いものです。初冬の天摩山を1週間ぐらい歩きまわったら面白いかも?このあたりには虎はいるのか・・・

 所により、不思議な道がありますね・・・というのか、なんとなく・・・自分の所有する土地を一回りするように付けられたようにしか見えない道・・・

 右のような不思議な道・・・ふと、思い出したのがトルストイの民話・・・人にはどれほどの土地がいるか・・・ 「1日歩いただけの土地を与えよう。 但し、日没までに、ここに戻ってこないといけないが。」・・・近代デジタルライブラリー - トルストイ民話集 24コマ 人はどれ程の地面が入るか でも、右のような道を見るとなんとなく・・・もしかして、土地の周囲を囲む道という概念があるのかと・・・余計なことばかり考えてしまいます。

 なんとなく10町歩位の基本単位を分割しているような気がして・・・なかなか興味深い・・・

 お!10分32秒に15回も「法の支配」を散りばめたスピーチが出てきましたよ・・・ざっと目を通してやりましょう・・・

 我が国の総理大臣の考える法の支配はどんなものなのやら?・・・国際法曹協会(IBA)東京大会年次総会 安倍総理スピーチ

 「法の支配」との用語は、西洋を起源としますが、その内容は普遍的なものです。決して西洋に限られるものではありません。アジアにも、古くから同じような考え方があります。「法の支配」の本質は、権力は絶対ではなく、権力の上に、権力が奉仕すべき、また、権力が縛られる道徳的実在がある、と言うことです。

 中華帝国の創造した「律令」・・・法家の思想の凝縮したものですかね・・・紀元100年ごろから徐々に法治国家が形成されていき、700年頃には国際法の様相を呈していますね・・・西欧のものは・・・基本的には古代ギリシアなどに萌芽がみられますね。ただ、王権を制限する形の法となると、中世のイギリスですね・・・日本の場合は、大陸に対抗するために天皇の下に権力を集中するに際して、豪族連中との契約としての王権を制限するための法が形成されていきます・・・君主と臣下の間での契約・・・変な読み方をすると契約を破るための条件も読み取ることができると思うが・・・とにかく、中華帝国は西欧の法の支配を受け入れる以前からの法治国家ですねのようなものですね・・・法の支配は千年の長きにわたって行われている・・・

 権力は道徳的実在によって権力としての効力を有するようになる・・・道徳的実在・・・公序良俗ですね。公序良俗に反する行為は認められないという事ですね・・・公序良俗は時代や地域によって異なる・・・従って、なかなか厄介な代物です・・・公の秩序又は善良の風俗・・・総理は、国際法に関しての言及をしようとしていますが・・・国際法でのこの公序良俗に相当するものは、我が国の憲法の中にも示されてていますね・・・

 いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 どうも、国益!国益!と叫ぶ事は・・・この精神に反しているような気がしますが・・・

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 どうも、崇高な理想を深く自覚しているように思えないし・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する事もできない・・・偏狭な国益を振りかざし、名誉ある地位を得られない方へと国民を引っ張って行くように見えてくる・・・従って、戦争のできる憲法を制定したいと叫ぶわけですね。

 「天の視るは我が民の視るにしたがい、天の聴くは我が民の聴くにしたがう」。これは民の声を天の声とするということに他ならない。人の心が天の心であり、全ての人が心を寄せることを「天」と言う。

 扇動政治家はこれが大好きなんですね・・・世論として民の声のようなものを、公器と称するものに盛って広め、新聞を振りかざし、叫ぶわけです・・・

 ああ、困った・・・

 当時の為政者によく読まれた「金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)」には、王が法をもって国を治めなければ、あたかも象が花壇を踏み荒らすように、政(まつりごと)は損なわれると教えています。

 金光明最勝王経はきちんと読んだことが無いですね・・・ここで言う「法」が何なのか不明ですね・・・近代デジタルライブラリー - 国訳大蔵経. 経部 第11巻 ただ、ここの経で現実になったものは・・・各国に七重塔を建て、金光明最勝王経と妙法蓮華経を写経し塔ごとに納め、国分僧寺=金光明四天王護国之寺と国分尼寺=法華滅罪之寺を建立・・・法=信仰によって護国を行うわけですね・・・まさか、靖国神社への信仰によって護国を願う?一般に、インド古来の「法」は天の則とか理による法でしたっけ・・・秩序とか人倫や道徳の原則かね?・・・仏教になると・・・三宝のひとつになるわけですね・・・仏法僧・・・この法は・・・仏教における戒律ですかね。我が国の現状での戒律は・・・日本国憲法ですが・・・どうやら、この法を尊重しているとは思えないが・・・国益のために・・・戦争のできる国・・・ちょっと一旦切って金光明最勝王経を読んでから続けましょう・・・

2014.10.21

  

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