現在をうろうろ(4819)
日本貧窮者経済新聞
 レーダによる観測の限界って・・・?

 さて、レーダーって20年前は1000m以下の距離は測距できなかったとか・・・何で?というのが気になってね・・・昔のレーダーの測距は、目標で反射したパルスの検知をブラウン管上で行っていたから・・・初期の電波測距儀ね・・・

 左のように画面の目盛りとパルスの出る場所を目視で確認して距離を出していたので・・・人間の目盛の読み取り精度の問題になって・・・いたわけでね・・・送信パルスからどれだけ遅れてエコーが返ってきたかをチェック・・・左の目盛りのY軸は強度、X軸は時間軸ね・・・こんな具合にエコーの位置を見て距離を読み取る方式の表示器をAスコープと呼んでいましたっけね。方位はアンテナの向きをセルシンモーターで表示器に示していたのでしょう。まあ、方位角は目視が可能でしょうからね。

 1000m以下の至近距離だと、砲弾の速度は秒速800mを越えるから距離を考えなくても当たるのだろうと思うが・・・昔の帆船などでは接近しての砲の撃ち合いでは水平に砲を固定しての撃ち合いね・・・

 対空射撃では・・・?ファランクス (火器) - Wikipedia これは1980年の発売だね・・・1969年に研究が開始され、1970年にプロトタイプ実験、1976年に評価試験が行われ、1980年より配備開始。という事でね・・・これの性能は・・・最大射程4,500m、有効射程1,500m、有効迎撃距離550m、発射速度は毎分3,000発。弾倉容量は989発。 有効迎撃距離550m・・・だから、どう見ても1km以下の測距ができないとは思えないのだがね・・・20mm弾の弾道を計測しての射撃補正まで行ていますからね・・・

 ああ・・・ファランクスが+85度程度までしか仰角に対応していないから・・・MW-08などのおまけの対空レーダーは70度ぐらいの測定仰角に対応していれば良いという事かね・・・MW-08で探知、5海里ぐらいになったら、ファランクスへデータを送って、そこからはファランクスのレーダーが仕上げるわけね・・・500mぐらいまで接近すると、射撃管制が行われていれば砲が指向する・・・

 だから・・・MW-08は売れ筋なのね・・・とりあえず水上射撃管制レーダーであるが、ファランクスやゴールキーパーの様なCIWS近接防御火器システムに目標データを与えられる・・・20年前のレーダーだから1000mに満たないような近接した測距ができないわけないじゃん・・・パルス幅も0.6マイクロ秒だから50mぐらいまではそれなりに測距が可能じゃないかね・・・?

 なんだか・・・専門家君は、原理抜きのオペレーター君なのかね・・・?それなのに、自分の狭い見識で断定かね・・・私は、戦争道具の実務経験は無いのでね・・・理論で考えるので・・・1000m以下で時速800km位の奴は、人間の反応速度を超える動きですからね・・・機械に任せるしかないからね・・・秒速200mぐらいだと・・・あっ!と言うぐらいの事しかできないね。

 1970年代には実現できた内容という事なのだが・・・20年前のレーダーではできない事なのかね・・・?まさか、自衛隊はそれほど遅れた装備でやって来ていたとか・・・

 ファランクスは、火器管制を受けてターゲットを自ら捕捉し脅威判定を行い、射撃に当たっては艦艇の速度と方位を火器管制装置からもらって射撃可能かの判断・・・大まかにはこんな感じのようですね。0650出撃時刻ですが雪が降っているのでパスね・・・かなり積もっている・・・

 しかし・・・専門家君たちっていつの時代の?こんごう型で大きく兵装が変わったのだろうと思いますが・・・その前のはたかぜ型護衛艦 - Wikipedia は・・・電子計算機としてはAN/UYK-7 2基、TDSコンソールとしては、大型のAN/UYA-4(OJ-197)1基および標準のAN/UYA-4(OJ-194B)9基が配されており、ターター艦としては極めて充実したものとなっている。

 AN/UYA-4(OJ-197)1基って・・・UNIVAC 1108の命令系のミニコンピューターで制御かよ・・・ウルトラセブンの紙テープによる入出力装置の奴ね・・・UNIVAC 1108 - Google 検索 昔懐かしの・・・TDSコンソールは・・・AN-UYA-4 - Google 検索 これか・・・なるほどね。どうやら、技術革新を知らずに情報の統合化以前の旧式システムで語っているのかね・・・はつゆき型護衛艦 - Wikipedia この時代の艦に乗っていた・・・OYQ-5 - Wikipedia これの表示装置は・・・目標指示装置 - Wikipedia TDS-2 だね。これの情報が・・・WM-20 - Wikipedia こいつで統合されて射撃指揮・・・MW-08のご先祖様じゃん。

 つまり、レーダー情報を手動で入力していた時代のシステム・・・まあ、左の様なレーダー表示画面とターゲット情報がまとめて表示される別のモニターシステムのイメージかね・・・

 私は、こういった旧式システムも好きですが・・・アメリカ海軍のコンピュータ - Wikipedia ふむ・・・

 左の奴を1つの画面に表示されている・・・

 右の奴はMW-08のレーダー情報を中心に構成されているのだろうが、表示内容はGPSによる自艦の位置から方位角・距離で目標の緯度経度を表示しているね。そして、風向風速と自艦の進路と速度で真の風向・風速の表示も行っている・・・

 ファランクスなどが要求する内容が含まれているわけね・・・そして、一般的な水上艦への射撃の為のものね・・・コリオリの力や重力、大気密度などのデータを含めた演算は砲側へ・・・ここでの表示の必要が無いという事ね・・・

 まあ・・・広開土大王級駆逐艦 - Wikipedia これのC4Iは・・・韓国軍のC4Iシステム - Wikipedia これだと・・・KDCOM-I - イギリス製SSCS Mk.7の派生型。広開土大王級駆逐艦に搭載。表示されている内容からの推測では、昔からの戦闘に必要なセンサー類からの情報をまとめて表示しているというわけね・・・

 レーダー運用は、基本はMW-08レーダーの情報でやっている・・・一応は航法用のレーダーや対空レーダーがあるが、補助的なものだろうとね・・・本気の戦闘になると、このMW-08の基本情報、水上10、空中20のターゲットの捕捉から、脅威判定の高いものへSTIR-180が指向・・・54口径127mm単装速射砲、Mk.48 mod.2 VLS (16セル; シースパロー短SAM)などが制御されるという事かね・・・

 なんとなく、システムとして理解してきたが・・・結局は、自衛隊のレーダー警報受信機がMW-08の識別ができなかったという事ではないかとね・・・なんとなく、旧式軍事評論家君たちの知識基盤も分かってきたね・・・イルミネーターと追跡レーダーの区別がつかなかった・・・なんとなく・・・誤解があっただけかね?既に、話題性は失われたような感じだね・・・まさか、官邸が報道管制かね・・・?

2019.02.11

  

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