現在をうろうろ(472)

 日本はアジアで孤立化を図りたいのか?そして、農業特区は?

 TPP交渉は予定どうりの展開になるようです・・・農水大臣の発言は・・・先に柔軟性を示したほうが、そこを出発点にされてしまうから交渉が不利になる。こういうことになってはいけないので、そこはしっかり見定めていきたい」と述べ、交渉の中で日本が先に譲歩する考えはないことを強調しました。
 そのうえで、西川大臣は「われわれは国会の決議を守ったと評価されなければならない。4月の日米首脳会談で話し合ったことがレッドラインで、もう下がれないということでやってきている

 だって・・・これじゃ、やることは1つしか無いですね・・・TPPからの離脱・・・そうすれば、国会の議決を守った事になりますね。決まっている話ですから仕方ない・・・交渉担当者は、議会に対しては説明する気もないのであれば・・・議決通りですね・・・

 六 交渉に当たっては、二国間交渉等にも留意しつつ、自然的・地理的条件に制約される農林水産分野の重要五品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞さないものとすること。

 大体こんなものを、公表しているんですから・・・交渉がまとまるはずはないと思いますが・・・米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物か・・・これに関しては・・・十年を超える期間をかけた段階的な関税撤廃も含め認めないこと。

 交渉しないことを条件に交渉するなんって・・・馬鹿じゃないかね?日本の国益は国際社会から孤立する事なのか?・・・なんだか、日本は国際社会の中で孤立化の道を歩み始めたような気がしますね・・・志の低い政治屋連中はこの国をどこへ連れて行くのか?TPPはある意味ブロック経済ですから・・・ただ、基軸通貨が何になるのか?ドル圏だろうけど・・・このところの円安で・・・日本はどうなるのか?輸入には外貨が必要だが・・・近頃は円安でも円安ゆえに輸出の増加が見込めるような輸出品がないようですが・・・どうやら、現状認識が根底から誤っているような気がしますがね・・・

 いや・・・TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉への参加 この中で・・・

 基幹的農業従事者の平均年齢は現在66歳です。20年間で10歳ほど上がりました。今の農業の姿は若い人たちの心を残念ながら惹き付けているとは言えません。耕作放棄地はこの20年間で約2倍に増えました。今や埼玉県全体とほぼ同じ規模です。このまま放置すれば、農村を守り、美しいふるさとを守ることはできません。これらはTPPに参加していない今でも既に目の前で起きている現実です。

 分かっているはずなんですが・・・分かっていない振りをしている・・・平均年齢が66歳という事は・・・日本人の健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳・・・平均的な農業従事者はあと10年に満たない労働可能年限しか無い・・・最頻値は何歳なのかね?
 統計資料は・・・農業構造動態調査 農業経営体数は147万1,200経営体・・・、農産物販売金額規模別に農業経営体数をみると100万円未満の階層が約6割を占めている・・・この統計が気になりますね・・・これって、年寄りの趣味に近い農業かね?

 主業農家数は30万4,000戸、準主業農家数は30万9,800戸、副業的農家数は79万7,900戸・・・主な収入は年金で自分の食いぶちの分だけ生産している農家ってのがどのくらいあるかですかね?

 販売農家の基幹的農業従事者数は167万8,900人

 右の表によると75歳以上が52万人もいますね・・・日本の健康寿命は75歳だそうですから、農家には健康なお年寄りが多いという事ですね。

 平成30年にはこの表が右へ一つシフトして行くことになるのか・・・

 我が国は、滅びゆく産業を国益に掲げ、それに国運をかけるわけだ・・・米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物 まだ、米は自給率が高いが・・・大凶作でタイ米が国内に流通した年のレベルを下回る収穫ですから・・・主食の米離れによって成立している自給率の高さ・・・馬鹿高い輸入肉しか私は買えませんが・・・近頃は乳製品も高くて・・・和牛は私の食卓では絶滅して久しいのでね・・・消費期限切れ間近の50円引きの牛乳などを愛飲・・・生きる事はなかなか大変・・・私も、少し畑でも作りますかね・・・土地はありますから・・・ミニ植物工場でも・・・なるべく高級そうなものを・・・今日のお昼には「あけびの実」の炒め物でも食べるか・・・あけびの実は高級品かな?普通の流通に上らない希少野菜・果実を中心に栽培してみるか・・・

 農業振興策はどうなった?農業特区の話もあまり聞かないし・・・国家戦略特区-養父市 一応は動きはあるようですが、まだ具体的な物はないですね・・・あ、あるある・・・養父市国家戦略特別区域会議(第1回)議事要旨 レストランと旅館ですね。

 中山間地における農業は土地集約型、労働集約型の農業生産に積極的に取り組むことが必要であります。耕作放棄地を利用して野菜生産工場、いわゆる植物工場等を展開することが農業の農産業化、すなわち6次産業化、成長産業化に一層の弾みをつけることになります。農地を農産物の生産のために役立てるとの考えのもとに、農地に野菜生産工場等を設置する場合の農地転用を可能にし、かつ円滑化ができるように転用制度の見直しを検討するものです。

 鳥獣被害防止対策の強化です。これは、鳥獣保護法を根拠としております。鳥獣被害は今や農業、林業にとって大きな脅威です。収穫前の被害であるとか林業で言えば植林後の食害、植生の単一化、生物多様性の消滅です。山が荒れる大きな原因の1つでもあります。特に鹿被害は大きなものがあり、兵庫県では年間3万5,000頭を捕獲目標にしており、養父市では4,000頭を目標にいたしております。猟期だけでは捕獲できないというのが現実でありますので、猟期以外においても、わな猟に限定して捕獲を可能とするものです。

 高齢化が著しく、しかも元気な高齢者が多く、養父市のコミュニティーの維持や農業を初めとする第1次産業等における担い手はまさしく養父市では高齢者であり、また、市民のきめ細やかな日常生活の支え手として、また、安心のよりどころとして、また、子育て支援と地域の活性化においてもシルバー人材センターは大きな役割を果たしているところであります。さらに、同世代を支え、高齢者が高齢者を支えるという意味でも、シルバー人材センターは、なくてはならない存在です。

 なるほど・・・人口より鹿が多い・・・農業工場・・・高齢者の雇用・・・若者を呼び込む政策はないですね。元気な高齢者に頼るのか・・・滅びの中の最後の残照のような感じ・・・この中で、良い言葉がありますね・・・地方を元気にするのは「若者、よそ者、ばか者」とよく言われるわけですね。・・・若くて、世間知らずのばか者・・・このパワーを引き込むためには?という事ではないかと・・・若者の支援を行う必要があるのですが・・・

 鹿か・・・年間4000頭の捕獲か・・・これって、産業にならないかね?鹿牧場・・・鹿皮・鹿角・高級な鹿の袋角・鹿肉・・・鹿皮の製品、鹿角の製品・・・皮革工房を開きたい若者、鹿角製品を作りたい若者・・・低価格原料による工芸関係の産業の育成・・・食肉・漢方薬としての需要の喚起・・・鹿の多そうな山を囲って、鹿の好きそうな野菜を栽培・・・一方通行の入口大きな罠のような牧場・・・餌があれば鹿は勝手に増えるはずですから、粗放栽培に近いものを・・・手をかけずに手に入る自然素材・・・

 製品群として考えられるものは・・・鹿皮製品鹿角製品鹿肉加工品鹿皮武具鹿 工芸品鹿の子 まあ、検索してみると色々な製品の可能性が出てきますね。特殊原料が生産できるのならそれなりの産業が興せそうな気がしますが・・・丹波栗の栗鹿の子が食べたくなった 栗鹿の子 丹波栗 ・・・日本的なものというのがキーワードになりますが、世界が受け入れるユニバーサルデザインが問題になりますけどね。Buckskin products Antlers products Deer crafts 日本型の精緻な工芸品が入り込む余地がかなりありそうですね。

 工芸から、軽工業・・・その先は?近頃は物流が良いから・・・高付加価値商品ならなんとかなる・・・地域ブランドの創設と・・・それプラスアルファが問題ですかね?

 蜂蜜用にレンゲ草か・・・房総半島で、レンゲ草を栽培して・・・レンゲ草を食べる鹿が観察された事例があったっけ・・・景色としては悪くないかも?

2014.10.13

  

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