現在をうろうろ（4672） あれ？北朝鮮情報は米国のはえらく遅れているのではないのかね・・・？ あれ？今頃・・・？日本経済新聞 電子版 北朝鮮、石炭ガス化を加速 制裁に対抗、中国協力 北朝鮮は随分と前から石炭ガス化プラントを有していますからね・・・そして、石炭化学工業を有しているのに・・・何を今更・・・米国はこの程度の情報力なのかね・・・ 米紙ウォールストリート・ジャーナルは17日、制裁下にある北朝鮮が中国企業の協力で、自国産の石炭をガス化して産業に活用する動きを加速させていると伝えた。輸入制限された石油を軍部に優先的に回している可能性があり、専門家からは「北朝鮮は少なくとも2、3年は何とかやっていける」との見方が出ている。 もしかして、北朝鮮の産業に関する知識がまるで無いのかね・・・？古くは・・・41°15'31.6N 129°29'55.5E - Google マップ ここの旧日窒の永安工場が石炭液化を行っていましたね・・・戦前の話ですがね・・・  ただ・・・2015年頃から反応塔をリニューアルしていますね・・・何の反応塔であるかは不明ですがね・・・でも、石炭化学工業であると思われますがね・・・ 戦前から石炭液化を行っているのは・・・42°31'25.2N 130°21'02.1E - Google マップ この辺りですね・・・  こちらは旧朝鮮石炭の灰岩工場でしょうね・・・Aの辺りで石炭をガス化してBの辺りで反応させて、種々の物質の合成を行いCではトルエンなどからTNTなどの合成を行っているようです・・・Cから北へ火工所や弾薬庫がありますからね・・・この辺りが、伝統的な工場ね・・・あと・・・製鉄所は基本的に石炭化学工業と関連があるので、高炉用のコークス製造所には付属の石炭化学工場が併設されているはずですね・・・ そして、新型の装置は・・・39°50'12.8N 127°37'07.1E - Google マップ ここの奴ですね・・・  左の写真の赤丸の辺りで、石炭ガス化を行っているようですね・・・完成は2012年頃ですかね・・・ここは、既にそれなりの製品を生み出しているようですね・・・これより前に完成したのが・・・39°39'28.0N 125°41'51.2E - Google マップ ここの施設ですね・・・2005年頃から建設が始まって2010年頃には完成して、生産を開始していますね・・・  右の赤丸の部分ですね・・・既に、かなり大々的に石炭液化を行っていて、様々な化学製品を製造しているわけでね・・・ある意味、北朝鮮はC1化学の先進国なのでね・・・中国も、この手の石炭液化の施設を持っていて・・・かなりの生産を行っているようですね・・・ 手法は単純で石炭と水から一酸化炭素と水素を作り・・・これを組み立てて炭化水素を生み出していくわけね・・・北朝鮮では、こういった施設で水素を作り、空気中の窒素と反応させて、アンモニアを合成し、これから硝酸や様々な物質を生み出しているわけね・・・概要は・・・C1化学 - Wikipedia こんな感じね・・・アクリル樹脂なども作っているね・・・石油化学で作れる製品は石炭化学でも製造できるのでね・・・塩田で食塩を作っていますし・・・これから、水酸化ナトリウムなどのアルカリ工業が存在して ・・・こういったのは、戦前からあるのでね・・・2010年頃には大規模に始めているわけでね・・・情報が遅すぎるね・・・何故か、38Northなどは化学工業への言及がほとんど無いですからね・・・ 北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁により石油の輸入が制限され、昨年8月の安保理決議では国内で豊富に採掘される石炭の輸出が禁じられた。 北朝鮮は「主体」これが好きですから・・・自国産の石炭を基本にした化学工業の拡大を図ってきただけの話ですね・・・ 外交関係者や専門家の分析によると、北朝鮮は2016年から石炭の活用を強化。石油を使っていた製鉄工場やセメント工場などで石炭から作った合成ガスを使っているほか、農業用の温室に使うプラスチックシートや肥料の製造など食料増産にも役立てている。 衛星画像から、2005年には、大型の石炭液化工場を建設しているのですからね・・・米国の外交関係者や専門家の分析は、何をやっているのかね・・・一般に広く公開されている衛星画像を見れば、それが見えるのに・・・製鉄工場で石油を使うわけないじゃん・・・高炉は残念ながら、ロシアや中国産の瀝青炭からコークスを作っての製鉄ですが・・・あとは、主体鉄は石炭と茂山の鉄鉱石をロータリーキルンで鉄に変える直接製鉄法を古くから行っていますね・・・主体鉄という奴ね・・・基本は日本が持ち込んだ奴ですがね・・・41°46'39.6N 129°47'28.1E - Google マップ ここの奴、旧三菱製鉄清津製鉄所・・・これが、無煙炭と茂山の鉄で製鉄を行っていたわけですね・・・セメントもロータリーキルンで石炭と石灰石から作るのではないかね・・・？どういった専門家の分析かね・・・？ 石炭から作った合成ガスなどは・・・燃料として使うには勿体ないじゃん・・・合成ガスは・・・化学合成の基本になる原料ガスですからね・・・この合成ガスの一酸化炭素と水素から・・・プラスチックシートや肥料の製造を行っているのだが・・・？ こうした技術や知見は中国が提供しており、一部の中国企業には北朝鮮当局者が訪れ、石炭からメタノールを生産する方法などを視察。中国企業が平壌北方の工業地域に大規模なガス化装置を設置する予定で、この装置だけで北朝鮮が1年間に輸入する原油や石油の約1割分に相当する合成燃料が生産できるとしている。  こういった知見の基本は全て日本が置いて行ったものに・・・新型は、中国資本でしょうね・・・中国企業が平壌北方の工業地域に大規模なガス化装置を設置する予定・・・順川の化学コンビナートが近頃再建の動きがあるので・・・39°24'36.9N 125°59'21.0E - Google マップ ここでしょうね・・・ 左の建設中の部分がそうではないかと思われますが・・・北朝鮮の手で作っているのではないかと思いますが・・・もちろん、ライセンスが・・・基本がドイツの奴じゃないのかね？この辺りは、はっきりしないですがね・・・中国のライセンスを買っての建設じゃないかと・・・多分、北朝鮮にも化学プラントを製造・施工するだけの技術があるのではないかと思われますからね・・・ 当然それなりの研究も行ているような気配はありますからね・・・ここで年間の1割程度が製造できるなら、既に2割以上を石炭からの合成でやっている事になるね・・・ 米国の専門家って・・・？素人の私でも、このぐらいの知見はあるのにね・・・インターネット上の情報の集積物でもあるけれどもね・・・どうも、米国の情報は・・・まさか、本当に自分たちが捏造してきた戦時の謀略報道の範囲で、北朝鮮を見てきたのかね・・・？これでは、話にならないじゃん・・・さて寝るか・・・ねむねむ・・・ 2018.12.18 |
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