現在をうろうろ(4435)
日本貧窮者経済新聞
 クーデターを起こせない軍隊は軍隊じゃない!か・・・?(2)→この最初へ

 さて、前回の続きね・・・自衛隊はクーデターを起こす意思も能力もない。だから軍隊ではない――倉山満 - (1-5)|ニフティニュース どうも、非民主国家の軍を権力基盤を持つような国での常識的な軍隊の話のような感じですが・・・?さて、どんな話になるやら・・・?

 では、日本国憲法の条文に「自衛隊」を明記したとする。その場合の「自衛隊」には、クーデターを起こす意思と能力はあるのか? ないのならば何の改憲かよくわからない。時間と労力の無駄だから、やめたほうが良い。あるのならば、改憲派は日本国民に対し、「クーデターを起こす意思と能力のある実力組織を持つ」と説得する義務がある。

 凄い憲法になっちゃうじゃん・・・偉大なる安倍晋三閣下を将軍様にして、その直下に自衛隊があって自衛隊が権力基盤になって・・・民主政府は軍に対する統制権を有さない形の憲法になっちゃうのではないかね・・・?こんな、大日本帝国憲法みたいなやつ迄後退させるのなら、検討するのは時間と労力の無駄だから・・・やめた方が良いかな・・・?でも、面白そうなので・・・

 なぜ軍隊には、クーデターを起こす意思と能力がなければならないか。軍隊とは、国家秩序を守る実力組織である。一義的には、外敵から実力で以て国家秩序を守る。簡単に言えば、戦争をする組織だ。

 あれ?分からない・・・軍隊には軍政能力が無ければならないわけね・・・民主主義の軍隊では、内乱が起こった場合でも政府の指示で動く暴力装置ですからね・・・独自の判断が禁じられているわけですからね・・・主権者の国民の軍隊なのですから・・・政府の指示によって国家秩序の維持を行う実力組織ね・・・もう、議論が噛み合わないのは確定ね・・・

 国家秩序をどのように捉えるかで、軍の存立の基盤が変わるわけですからね・・・現在の民主制下の日本国では・・・外征が禁じられている。これは国際法の精神と合致ね。考えるのは政府、実行するのは政府機関である自衛隊という事になりますね・・・近代の民主制の国の軍隊は政治的思考能力を切り取られているわけね。

 もう一つ、国内の秩序が崩壊したとき、すなわち政府機能が麻痺した時に、政府機能を回復する役割がある。だから、政府の命令がない場合に、動けないのでは困るのだ。この点が、警察とは全く異なる。

 はあ?命令の連鎖が切れた時には・・・軍隊とは呼べないね・・・自衛隊を治安維持軍としたいのかね?国内の秩序が崩壊した場合は、軍も存在意義を失うのだよ・・・政府機能の回復は民主的手段で回復ね・・・東京が核兵器で消滅・・・この場合だと埼玉県知事が政府の代わりを担う事になるのでしょうね・・・全国知事会第12代会長がとりあえず・・・これぐらいしか、代わる組織が私には思いつかないのでね・・・幼い普ちゃんが消えて・・・防衛大臣も消えると全国の部隊を統括する機関が消滅・・・各部隊は情報的に孤立・・・命令の連鎖が切れた状態ね・・・これは、普通の軍隊では降伏の条件ね・・・軍隊は命令で動くから・・・

 秩序の回復をどのような手段で行うか・・・基本的には、地方自治から構築して行く事になるわけね・・・軍政を憲法で認めれば、軍政も可能ですが・・・これでは、民主国家では無いね・・・民主主義を放棄する事を前提とした改憲論なら理解できますが・・・?緊急事態に際して独裁官を立てるのも統治の手法ではありますがね・・・独裁官 - Wikipedia 合衆国大統領はこの性格を有しているのでね・・・

 警察の仕事は、捜査と逮捕である。無実かもしれない人間の権利を侵害するのが仕事である。だから、「許可事項列挙型」といって、「許可されたことだけやってよい」。結果、「捜査と逮捕以外はやるな」という雁字搦めの組織となっている。雁字搦めにしていないと困るからだ。ちなみに、法体系が許可事項列挙型の自衛隊などは、「すごい武器を持った警察」でしかない。

 民主国家の軍隊は文民統制だから・・・民主国家ではこれが国際的な常識だと思うのだが・・・?

現に、内閣が何もしなければ自衛隊は災害対策一つ何もできないではないか。

 当然でしょ!文民統制なのだから・・・

 一方、軍隊は「禁止されたこと以外はやってよい」という禁止事項列挙型の組織となっている。戦いに負けても国が滅んでも困るし、むしろ戦いに負けたり国が滅んだりして政府機能が麻痺した時でも、動けなければ困る。むしろ、そのような国家秩序が崩壊した時のために存在すると言っても過言ではない。

 何だか、無理があるのではないかね?国が滅んだ時には、自衛隊は守るべき国を失うのだよ・・・そして、自衛隊員もまた国民なのだからね。民主国家の軍隊は政府の統制下にあるのだからね・・・戦時には政府が司令部になるわけですからね・・・だから、指揮権の継承が続けば良いだけで・・・政府機能が簡単に麻痺するようには出来てはいないという事ね・・・軍隊はそうできているわけ・・・指揮権に基づく命令によって軍は動く・・・これが大原則・・・命令が届かなくなったら軍隊は白旗を上げて停戦を宣言して話し合いね・・・国家秩序が崩壊した時のために存在するとなると、文民統制を廃するしか無いね・・・内閣総理大臣臨時代理予定者に統合幕僚長を加えることになるからね・・・民主主義の放棄ね・・・

 軍の指導者とは、自分の頭で考えて動けなければ困るのだ。政府に指図されなくても。その能力は、裏を返せばクーデターができるということなのである。

 民主国家じゃなくなっちゃうのだよ・・・習近平国家主席は民主国家の長ではなく中国共産党のトップで文民統制も無く、直で人民解放軍を率いているから、習君は閲兵の際に軍服を着ていたりしますからね・・・日本では軍服を着たがる馬鹿な総理大臣がいたので・・・仕方なしに、作業服を当てがったわけですがね・・・民主主義の軍隊では軍の指導者は文官なの!何だか、どうしても話が噛み合わないね・・・

 たとえば。第一次大戦後のハンガリーだ。敗戦の大混乱で、ハプスブルク帝国から独立したは良いが、無政府状態となった。無軍隊どころか、無警察状態になった。そこを共産主義者に付け込まれ、クン・ベラという独裁者に国を乗っ取られた。国中が阿鼻叫喚の地獄と化し、一説には13歳以上の女子の9割が梅毒にかかったともいう。この数字をそのまま信じるつもりはないが、いかなる地獄絵図であったかは想像できる。

 ああ、ハンガリー民主共和国の時代の話しかな?オーストリア=ハンガリー帝国、落ち目のオーストリアが、振興著しいハンガリーの財力で一花咲かせようとして二重帝国を形成・・・ハンガリーは有数の工業国になっていたのでね。中央同盟国として第一次大戦を戦い敗退・・・君主国が傾き、秋薔薇革命が起こり・・・この革命の主体になったのは?市民と軍隊だよ・・・国が傾いて、警察は活動しているから・・・警察と武器を持った兵士と市民との間での戦闘・・・国内では普通は治安維持は警察ですからね。それに、憲兵が加わる・・・47°29'56.3N 19°02'36.8E - Google マップ この橋を渡る、渡らせないでの戦闘へと発展・・・左の橋ね・・・セーチェーニ鎖橋 - Wikipedia これね。ここで、民衆が1万人ぐらい集まっちゃうと・・・君主制の下の軍隊も引くしかなくなるわけね・・・

 この頃の情勢は・・・ハンガリーは慢性の穀物不足、敗戦によってチェコスロバキアが出来て、ドイツの石炭がハンガリーに流れなくなっていた・・・石炭無しでは鉄道が止まるわけね・・・この橋での暴動の結果ハンガリー共和国の初代大統領にミハイ・カーロイが皇帝の命で就任、実質的に敗戦で君主制の権威の崩壊の危機・・・でもカーロイは難題を抱えるわけね・・・これも、左派政権ですがね・・・君主制の下で、この政府は短命で、ハンガリー革命があって・・・そして、ルーマニア軍の侵攻があって・・・

 ・・・あれ?クン・ベラの話しか、じゃあハンガリー革命ね・・・クン・ベラという独裁者に国を乗っ取られた。国中が阿鼻叫喚の地獄と化し、一説には13歳以上の女子の9割が梅毒にかかったともいう。この数字をそのまま信じるつもりはないが、いかなる地獄絵図であったかは想像できる。・・・これって、ルーマニア軍のハンガリー侵攻に伴い、ハンガリーでの、ルーマニア軍の略奪事件に関する奴じゃン!この時に、クン・ベラは国外に逃げているじゃん・・・ハンガリー革命 (1919年) - Wikipedia これと、続く・・・ハンガリー・ルーマニア戦争 - Wikipedia ルーマニア軍の兵士が梅毒を持ち込んだという話ね・・・

 そこに、国外にいた陸戦隊のホルティー提督が軍を率いて帰還し、クン・ベラの政府を打倒して秩序を回復した。

 ちょっと微妙に違うじゃん・・・ハンガリー・ルーマニア戦争 - Wikipedia 戦後

8月2日にクン・ベーラはオーストリア国境へ向け逃亡し、最終的にはソ連に亡命している。

連合国理事会の助けを受けてペイドル・ジュラ(hu)を首相とする社会主義者の政権がブダペストに立てられたが、8月6日にはクーデターで政府が打倒され、ペイドルもオーストリアに亡命した。

ヨーゼフ大公を国王に擁立するナショナリストが権力を握りフリードリッヒ・イシュトヴァーン(ハンガリー語版)が首相となった。だが、連合国はハプスブルク家が国家元首となることを認めず、新しい政府が必要となった。

ルーマニア軍は北西部のジェールまで前進して、バラトン湖周辺の僅かな土地を除き、ハンガリー全土を占領した。バラトン湖周辺にはホルティ提督を中心とした中道右派が集まり、ルーマニア軍撤退後の権力掌握を準備していた。ホルティ提督を支持する軍隊はルーマニア軍から武器を供与されている。


 この後、ハンガリーでは王政復古となるわけですね・・・ただ、戦勝国側がこれを認めないので、国王は空位・・・ホルティは存在しない国王の摂政になるわけですね・・・あと、ハンガリーへ侵攻するルーマニア軍から、ハンガリーの右派が武器の供与を受ける・・・?

 これは、典型的なクーデターである。法的には違法である。しかし、軍隊とは時に違法行為を以てしても、国家秩序を守らねばならない時がある。

 ちょっと、これはクーデターじゃないのでは・・・?一般国民の間では国王に対する敬愛が存在していて、権威の象徴としていた・・・戦争で負けて、対外的な権威の失墜・・・戦勝国は国王を認めない・・・その中での左派政権の成立、ただ・・・都合が悪くなると国を捨てて亡命・・・権威の象徴としての国王の期待と・・・戦勝国との間での取引の結果の・・・ホルティの摂政への就任ね・・・どこにもクーデターは存在していない・・・まあ、クン・ベラのハンガリー革命はあるが・・・軍事クーデターは無いじゃん・・・ホルティ・ミクローシュ - Wikipedia 在郷貴族だから・・・地方の地主の金持ちの家の生まれだね。1909年に艦隊勤務から離れて、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の侍従武官を拝命した。ホルティは終生フランツ・ヨーゼフ1世を敬愛し、度々賛辞を口にしている。・・・

 何でクーデターなんだよ?・・・一旦切って、この辺りの経緯をチェックしなきゃ分らんじゃん!国外にいた陸戦隊のホルティー提督が軍を率いて帰還し、クン・ベラの政府を打倒して秩序を回復・・・これがクーデターだって?

2018.10.01

  

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