現在をうろうろ(4303)
日本貧窮者経済新聞
 ロシア版のTHAAD?S-400が中国に配備された・・・?(1)

 さて・・・何か面白いものは・・・<Mr.ミリタリー>韓国にTHAAD報復の中国、山東半島に「ロシア版THAAD」配備(1) Joongang Ilbo 中央日報 なんだか・・・いまさらという感じがしますが・・・韓国の報道は情報が遅いのかね・・・?

 THAAD(高高度防衛ミサイル)の韓国配備に報復した中国が「ロシア版THAAD」と呼ばれるS−400迎撃システム「トリウームフ」を先月配備した。それも韓国牽制に最も近い山東半島にだ。中国のTHAAD報復は、韓国からはTHAADを除去する一方、中国にはS−400を配備することで軍事的不均衡をつくることに目的があった。中国がTHAAD報復をした心算が表れたということだ。しかも対空防衛システムS−400はTHAADよりも優れていて、国際的な脅威になっている。最近、米国のトルコ経済制裁とリラ急落もエルドアン・トルコ大統領のS−400導入が原因だ。

 何だか変じゃん?2014年頃に中国はS-400を導入したいなかったっけ・・・?それに、トルコに対して米国は、単にミサイルを買わないと宣告された事に対して怒っているだけですからね・・・トルコでライセンス生産するだけの話ですから・・・NATOのミサイル試験施設のS-300が値段の割に高性能だという事での導入・・・?意外と、トルコ製のS-400がNATOの標準になったら米国は赤っ恥かね・・・?

 しかし・・・この報道の出所は・・・?ロシア最先端S-400ミサイル、予定大幅遅れて中国に納品 意図的か

2015年4月13日ロシアの国営武器輸出企業ロソボロネクスポルトは、中国にS-400ミサイルを6セット輸出することで両国が合意したと発表した。総額は30億ドルに上る。

米ラジオ・フリーアジア(RFA)7月27日の報道によると、中国側が今回受け取ったS-400システムは、購入計画の一部で、4つの大隊のうちの1つに配備されるという。
RFAは、同システムは紆余曲折(うよきょくせつ)を経てやっと中国に納品されたと指摘した。中露双方は、17年までに、中国が購入したS-400システムをすべて引き渡すと合意していた。しかし、ロシア側は、生産能力の不足やロシア軍の配備優先などの理由で、中国への引き渡しを先延ばしした。

 なんだよ・・・?タス通信の情報に啓発を受けてのRFAの情報がベースね・・・RFAの情報は米国政府系の情報ですから、中国の兵器に関する情報を米国はあまり持っていないという事かね・・・?山東半島にS-400が配備されたのは、2014年だと思うが・・・?山東半島の先端に近い位置に配備されているのは・・・37°16'17.1N 122°32'05.4E - Google マップ ここですからね・・・

 この基地は2013年頃には完成、2014年にはミサイルが搬入されていますからね・・・配備されているのはS-400ぽいですから・・・
米国の情報力はこの程度の物なのかね・・・?

 モスクワ近郊のS-400の配備の様子は右のような感じですね。55°47'46.7N 38°21'27.0E - Google マップ この基地ね・・・ここが、最初のS-400の導入基地ね。

 2年前の在韓米軍のTHAAD配備に対する中国の報復性圧力行使は17−18世紀に朝鮮と清の時代に戻った感じだった。まだ記憶に新しい。当時、中国の習近平主席は「THAADは悪性腫瘍であり、韓国への配備を断固反対する」と激しく非難した。韓国に対する中国の内政干渉は度が過ぎた。明洞(ミョンドン)などソウル市内から中国人観光客が消えた。中国人の反韓感情でロッテマートが中国から撤収する事態にまで発展した。中国は韓国産化粧品不買運動のほか、各種飲食品の中国通関審査も強化した。中国のTHAAD報復の余波はまだ回復していない。その習主席はすでに2014年にロシアと最新型S−400購買契約を結び、4月に最初の引き渡し分を受けて今回配備した。

 何だか・・これって、米国の謀略報道系なのかね・・・?中央日報だから仕方ないか・・・韓国に対する中国の内政干渉・・・?渡航制限を韓国政府に要求すると内政干渉になるけど・・・中国国内で中国人に渡航の自粛を求めるのは内政干渉にはならないような気がするがね・・・?THAADは・・・弾道ミサイルに特化したものですからね・・・釜山の米国艦艇の防衛のためのものでしょうから・・・中国の上の宇宙空間の探査のためのレーダーですからね・・・S-400システムは基本的に防空ミサイルシステムですから・・・弾道ミサイルにも対応可能という程度ですね。パトリオットより射程が長いというぐらいの物でしょうね・・・

 性質が異なるシステムですが・・・しかし、なんだかS-400へのこだわりが強くないかね・・・?米国にとってのS-400はかなりの脅威であるかのように宣伝されているようですからね。

 中国が親密な関係だった韓国に外交的非礼を見せながらTHAAD報復をし、S−400を導入した理由は何か。中国が西海(ソヘ、黄海)上で韓米より軍事的な優位に立とうとするためとみられる。その根拠としてまず、中国に配備したS−400システムのミサイル(48N6E)射程距離は400キロであり、THAADミサイル(200キロ)の倍だ。中国がこのミサイルを山東半島から発射すれば韓国の西海岸上空まで飛んでくる。有事の際、瑞山(ソサン)空軍基地に離着陸する空軍F−16戦闘機の迎撃が可能だ。米空母が西海岸に進入できないようにする。S−400のレーダーは探知距離が700キロであり、山東半島から韓半島(朝鮮半島)を深々とのぞくことができる。平沢(ピョンテク)米軍基地は常に探知できる。これに対してTHAADは慶尚北道星州(ソンジュ)から発射しても韓国の西海岸に到達しない。中国まではとうてい届かない。交戦探知距離が600キロのTHAADレーダーでかろうじて中国の辺境を探索できるほどだ。北核危機などで韓半島で軍事力誇示が避けられない場合、中国は韓半島を脅かすことができるが、韓国は対応できなくなる。戦略的不均衡状態になるのだ。

 しかし・・・中国が親密な関係だった韓国に・・・これって?なんだかおもしろいね。然し、昔から中国はロシアの地対空ミサイルを導入していますからね・・・S-300はさすがに古くなってきましたからね・・・これでも、レーダーと射撃管制装置などの社外部品があるようですから、そういったものでバージョンアップも可能でしょうがね・・・

 S-400が瑞山の基地上空の航空機を迎撃できるかね・・・?地球が丸いという事が分かっていないようですからね・・・700kmの探知距離があるのは、早期警戒レーダーの話しでしょうね・・・

 レーダー探知距離が700kmか・・・波長の短めのレーダーだと高度120km位を飛行する物体の探知になるね・・・宇宙空間を恒常的に監視しているとは思えないが・・・?電波の1400kmの往復を待たなければいけないですからね・・・さて山東半島の先のミサイル基地から瑞山の米軍基地まで360km程ですね・・・レーダー波は高度40km程を飛行する航空機を探知できるという事になりますね・・・地球が丸いから・・・地平線の彼方はレーダーでも見えないのでね波長が長ければある程度は・・・

 何だか・・・随分と弱虫ちゃんで怖い怖いを叫ばないといけないのかね・・・?THAADは宇宙空間用のものですからね・・・異なる性質のレーダーね・・・S-400は自分の方へ飛んで来る航空機やミサイルを迎撃する能力があるだけね・・・

 日本政府が導入しようとしているイージス・アショアは、信じられないほどの高性能で・・・山口や秋田から東京へ向かう弾道ミサイルを迎撃できる性能を有しているらしいですからね・・・私には理解不能ですがね・・・

 ただ、S-400の防空半径はもっと短いのでは?確実なのは150km程じゃないかと思いますがね・・・

 一応、S-400用に建設されたと思われる基地が3つ確認済みで・・・3つの基地から半径160kmの円を描くと左のようになりますからね・・・渤海湾抜けての北京攻撃はなかなか厳しいね・・・

 ミサイル基地の所在は・・・先に挙げた山東半島の先の物と、遼東半島の39°15'24.9N 122°05'34.6E - Google マップ ここの奴・・・レーダーが2基配備できる仕様ですね・・・

 そして、山東半島の渤海の入り口にあるのが・・・37°45'44.1N 120°43'09.4E - Google マップ ここのミサイル基地・・・

 左のような奴ですね。律令の律義さできちんと防空システムを形成しているという感じですね。

 これらの基地は2013年ごろには建設が終わり、2014にはミサイルが配備されていますから・・・米国の情報機関と繋がっているはずのRFAが何で今更のように報道を流しているのか・・・?

 S-400の不買キャンペーンかね?それと、中国怖い怖い病を蔓延させるための物なのか・・・

 しかし・・・北朝鮮関連の報道が自粛されているため対中国謀略報道へシフトしているのか・・・?

 しかし・・・S-400が中国・インドだけでなく、トルコやサウジアラビアも買うようになると・・・東欧のS-300配備国などもやがてはS-400となると、米国製の兵器が売れなくなっていく・・・これは危機かもね?一旦切って夕食にしないと・・・

2018.08.24

  

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