現在をうろうろ(4246)
日本貧窮者経済新聞
 ドイツが気付いた中国の正体ね・・・?(2)→この最初へ

 さて、前回の続きというか・・・【野口裕之の軍事情勢】中国の正体にやっと気付いたドイツ 「中独合作」は崩壊するのか?(1-8ページ) - 産経ニュース ここから本格的にスタートですかね・・・どんな物語が展開されるのやら・・・

 独メディアによると、独政府は8月にも、中国企業のライフェルト・メタル・スピニングの買収申請を却下する方針だった。同社は宇宙船や航空機の部品製造技術で知られ、原発など核関連分野にもノウハウを持つ。独政府関係者はDPA通信に「公的秩序や安全保障を危険にする可能性がある」と却下理由を明らかにした。もっとも、独政府の動きを察知した中国企業は自ら買収を撤回した。

 ふむ・・・日本経済新聞 電子版 独政府、中国企業による買収却下へ 規制強化を初適用 一応は審査をしてきているわけですからね・・・この記事からすると・・・

 買収対象になっているライフェルト社は独西部アーレンに本社を置く。従業員は約200人で、金属加工のための精密機械を製造する。同社の技術は米航空宇宙局(NASA)のロケットにも使われている。ドイツ通信によると、買収を計画しているのは煙台市台海集団。原子力関連の事業を手がけているようだ。

 ライフェルト社の売りは、社名の通りね・・・へら絞りの名を冠していますからね・・・Home - Leifeld - Leifeld 圧力容器などの鏡板などが得意なのでしょうね・・・へら絞りで航空宇宙産業というと、フェアリングとかノーズコーンの加工かね?プレスでも作れるが、プレス型を作るほどの個数が出ないものを作るとか・・・そういった技術ですね。あとは、素材を変形させる過程で、製品が硬化するので、その効果も狙える・・・へら絞りの技術自体は・・・所謂、ローテクですからね・・・橋の欄干の擬宝珠を作る技術・・・確か・・・?古い技術であることは間違いないですね・・・

 ヨースト・アマン 西洋職人づくし って本で見ましたからね。自宅の書庫にあるはず・・・1500年代の半ばのJost Amman - Google 検索 店頭在庫の無い本を版元を訪ねた買うとかしなくてよい時代ですからね・・・マグを・・・左のように製造していますね・・・

 職人はへらを駆使し・・・後ろの徒弟は大きなベルト車を回して、高速の回転を生み出しているわけですね・・・ハイテクではないから、同社の技術は米航空宇宙局(NASA)のロケットにも使われている・・・米国との取引関係が問題なのでしょうね。技術内容は中世的でもある・・・ただ、この会社の強みは・・・高精度の絞り加工機という事なのでしょうね。日本のH2ロケットの先端分のカーゴ・フェアリングは・・・左の方法で・・・へら絞りの最高峰 北嶋絞製作所 nippon.com 気合で作られているわけね・・・

 さすが、手仕事日本!500年前の技術の拡大版だね・・・素晴らしいね。

 一般的な製品を作っている工場は、私の自宅と遊び場の間にあって・・・関東工場|設備紹介|企業情報|日本鏡板工業株式会社 こんな感じですね・・スピニングマシンによって生み出される。

 そして、ドイツのスピニングマシーンの会社の製品で、右の作業をするとなると・・・

 左のような奴ですかね・・・直径5mのものまで加工できる、SC350ってのがありますね・・・SC series - Leifeld - Leifeld このマシンの値段が気になりますね・・・中古品の整備販売もやっているという事は、安くない・・・日本の衛星打ち上げ事業では、手仕事日本の方が良いという事なのでしょう・・・

 まあ、毎日のように打ち上げるとなれば・・・上の方法では大変ですから・・・左の機械を導入するのが良いのでしょうがね。

 小欄も繰り返し批判したが、ドイツでは2016年に産業用ロボット大手クーカが中国家電大手・美的集団に買収された後、技術流出懸念が深刻化した。クーカの技術は米軍の最新鋭戦闘機F−35の機体製造に使われており、身売りは同盟国を裏切る行為。クーカ買収を機に17年、欧州連合(EU)域外企業による買収規制を強化。政府の審査・却下対象を国防関連からIT・通信や電力・水道など「戦略的重要分野」に広げた。スピニング社買収を却下すれば初適用となるはずだった。

 面白いね・・・同盟国を裏切る行為だってさ・・・なんだか、凄いね。ただ、米国が中国からの購入を嫌がるだけの話じゃないかね・・・私には、ちっとも分からないね・・・ドイツの本社直営工場がそのまま稼働していれば問題無いのでは・・・?というより、ドイツの工場を解体して、中国へ運ぶとかでなければね・・・ブランド力を維持するためには、ドイツでドイツ人の手で作られることが重要だと私は思うので・・・ドイツの工場を中国に移転はしないのでは・・・?中国と米国が戦争した場合、中国の会社ではあるが、同盟国ドイツとして何ができるか・・・?そりゃ、戦争中ですから・・・戦争道具の生産に必須な機械を作っている工場であるのなら・・・接収しちゃえば終わりじゃん・・・しかし、NATOが中国と戦争をするとは思えないのでね・・・中国を包囲殲滅する?そんなことは、中国が望まないでしょうからね・・・

 EUの規制は、面白いかもね・・・原則を米国の航空宇宙産業と取引のある会社の中国による買収事案は拒否・・・このルールを作ると、米国はどのような対応を迫られる・・・今まで、米国企業と取引の無かった企業の買収を防ぐためには、欧州製品を積極的に購入しなければならなくなる・・・そんな感じですかね。

 さらに、独経済・エネルギー省は7月、送電大手50ヘルツの株式を20%取得すると発表した。同社株式はベルギーの電力会社が80%を保有。中国国営送電会社・国家電網は豪州の投資会社が有する残り20%の取得を目指したが、独側が買い取った。50ヘルツは「脱原発」の下で再生可能エネルギー普及を目指す独戦略上極めて重要な企業で、中国は技術獲得を狙ったようだ。規制適用はEU域外企業が議決権の25%以上を取得することが前提で、政府が株式買い取り阻止に動いた。

 ふむ・・・ベルギーのEliaシステムオペレータの子会社で、ドイツの北東部の送電を行う50Hertz - Reliable power supply to more than 18 million people この50ヘルツって会社の株式を豪州の投資会社が保有する20%を売るという話があって・・・ドイツ側が買い取った?世界第二位の巨大企業の中国の国家電網が買う気になっていたのを阻止・・・?なんだかね・・・

 ベルギーのEliaシステムオペレーターが60%の株式を保有していて、ユーログリッドが20%の株式を売りに出して、これをEliaシステムオペレーターが先取権を行使して買い取って合わせて80%の株式を保有する事になったのが2018年3月のこりの20%株式はオーストラリアのインフラ基金IFM Investorsが保有という事になった。その後、2018年7月にオーストラリアのIFMインベスターが20%を売り出して、再びEliaシステムオペレーターが先取権を行使して50ヘルツの株を取得で100%自分の物に・・・しかし、この20%はドイツのKredwstaltfurWiederaufbau(KfW)に直ちに転売・・・中国が付け入る余地が無いじゃん・・・?英語版のWikiにはそれらしい記述があるがドイツ語版には無いね・・・50Hertz Transmission Wikipedia これね。どちらかというと、ベルギーの会社がドイツ国内の送電網全ての株式を取得するのはドイツが気に入らなかったというだけじゃないのかと・・・?それを、米国の謀略報道が流したのか・・・?それを、ポチだから準用したという感じかね?しかし・・・7月27日の公式発表を8月6日に盛り込むというのは・・・凄いね。この手の報道は、ブルームバーグといくつかあるが・・・どうやら、米国の謀略報道系の人物が書いているね・・・

 じゃあ、ポチ国村民新聞も、基本的に米国の謀略報道の一翼を担っているという事か・・・野口君の物語を私が好きなのは・・・凄い最新情報が間抜けな処理がされて並べられているからね・・・まあ、50ヘルツは「脱原発」の下で再生可能エネルギー普及を目指す独戦略上極めて重要な企業で、中国は技術獲得を狙ったようだ・・・これは無いのでは?だって・・・中国の江蘇省の洋上風力発電はシーメンスの同じシステムを2017年に導入していますから・・・金で買えるものはちゃんと、中国は買い込んでいるというわけでね。

 野口君の最新情報の取得先はどこなのかね・・・極めて速い、しかし・・・野口君の守備範囲の中国や朝鮮半島あたりの情報が実は随分と古いというか何だか変なのでね・・・ビックリはロシアのS-300防空ミサイルシステム。このシステムは、広く販売されていてNATOのミサイル訓練施設にもフルセットで存在するし、米国も正規輸入品を手に入れている・・・こういった関連情報が欠けていて、不思議な物語を作っている・・・情報収集ではなく、情報が入ってきて、その情報を使って独自の物語を紡ぎだしている・・・という感じですかね。だから、最新情報がこなれていない上に、途中から・・・いつもの得意の話になっちゃう・・・

 パターンからすると、そろそろ昔ばなしが始まるから、これ以上見る意味は無いのだが・・・今日も、最新情報の裏を取る作業で楽しめましたからね・・・500年も前に版画で描かれたのと、ほぼ同じ装置で、同じ手法で最先端のハイテク製品の加工が行われている・・・素晴らしいね。

 まあ、仕方ない、一旦切って飯にして、続きだね・・・

2018.08.07

  

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