現在をうろうろ(420)

 平安南道北道の工業とそのインフラ(26) 楽元機械連合企業所(4)・・・

 さて、この工場の映像はずいぶんとありますね。女性が多く働いている職場も、パンしている映像があったのでつなぎ合わせてパノラマ写真にすると・・・

 右のようなものになりますね。映像の使い回しというわけでもなさそうですから・・・装置自体は存在する・・・多分・・・

 レーザー加工機のようなものも稼働しているようですし・・・貧なれども・・・一国を代表する機械工場ですから侮れません。

 缶やタンクの類を製造している工場もあります。かなり大きなスペースで、大きな明り取りの乗った屋根を持つ建物のようです。このような特徴を持つ建屋は・・・

 左の建物のようですね。

 この工場はタンクや大きな箱のようなものを生産し出荷しているような気配があります。

 右の写真のようなものですね。

 タンク類を製造していますから大型の機器としては三本ロールとか鏡板のプレス機とか・・・スピニング工法や水圧で成型するバルジ工法とか・・・そして、化学工業用の特殊な合金なども扱っているでしょうから、かなり特殊な溶接も行われているのか?

 ロケットの燃料タンクも作っている可能性がありますね。

 そういえば、新義州のショウラー法の亜硫酸パルプの廃液を使った発酵装置のタンクなどは・・・・どこで製造されたものですかね?新義州の無水アルコール工場を知っているのは・・・山本七平氏の著作に虜囚日記の紹介があって、それを読んだからですね・・・ネット上にそれがあります。ネット上には虜囚日記 博物館 がありますね。知らなかった・・・ショウラー法を検索して出てきたのでちょっとびっくり・・・敗因の21カ条は私も共感していますからね・・・尊敬に値する人間です。脱帽・・・我が国は、再び戦争を画策している・・・

 さて、北朝鮮は日本と違って政策によって人口移転が可能なようですが・・・こういった労働者はどうなっているのですかね?工員と管理職の服装や物腰は・・・ちゃんと階級が存在している事は明確・・・賃金体系など興味がありますが、さすがにそこまでは分かりませんが・・・基本的には同一ランクの同一仕事には同じ賃金でしょうが・・・やはり金銭以外の褒賞というのが幅を利かせているとか?尊敬という無形の価値・・・革命史跡やプロパガンダ・・・無形のものに価値を与えるシステム・・・気になります。

 ふむ・・・ニュースを眺めていたら、ちょっと気になるものが・・・内陸部・陝西省のネットメディアの報道を転載する形で、同省当局が最近、省内で違法な測量を行ったとして日本人を拘束し、国外退去させたと伝えた。観光客を装って測量していたという。中国当局は地理情報を内容によっては軍事機密に指定し、外国人による測量を規制している。しかし、北京の日本大使館には同日現在、関連の情報は入っていない。・・・日経にこんなニュースが流れている・・・測量ねぇ・・・現地での測量か・・・平面的な物なら、衛星写真を買い込んだ方がリスクが少ない・・・GPSロガーをポケットに入れて歩けばそこそこ情報は取れる・・・日本の優秀な地形偵察衛星はどうしてるのかね? だいち ふよう ・・・合成開口レーダーを使った標高の取得とか・・・地球地図 こんなのがありますね。あとでチェックしなきゃ!でも、これの解像度は低すぎますね。私がいじっているGoogleEarthのデータは解像度が1m弱で気合と妄想で50cmぐらいまで読み取っている事になりますから・・・

 北朝鮮を気合を入れて・・・この工場群で中身が不明なのは・・・右の写真の区画ですね。特に、この左の工場群は気になりますね・・・衛星写真から見て、特に怪しいのは、左の工場区画の南北に延びる道路の北端ですね・・・写真上中央部分です。

 地下へ続く左のような道路というか・・・広場のようなもの・・・車庫ではなさそうな感じですがね・・・そもそも、ここも工場なのか不明ですが・・・

 なんとなく、右上の写真左の工場区画は、油圧関連装置の製造を行っているのでは・・・高圧発生装置類・・・砲身や砲弾なども含むとか?一応、上の写真の工場区画で、右と左の工場群は分離されています・・・隣り合っているが・・・別の管理体制下にある・・・

 一応、工場は右の写真のように道でつながっていますが・・・明らかにゲートがあって交流は制限されていますね。衛所がある・・・この不審な工場の中でも特に閉鎖度の高い部分がありますね。地下へ続く道の北側です・・・

 高い塀で囲まれた空間・・・

 さて何やら?

 地下の方は・・・回りを眺めると少なくとも2か所トンネルでつながっている場所がある事が分かります。トンネルの位置は・・・

 右の写真のような感じですから、しかし・・・何でこんな風にしたのかね?一体の工場ですが・・・第一工場と第二工場ですかね?雰囲気は、工場を駅側に作ったが、時代の要請で工場を拡張・・・拡張する場所が無くて、効率化を考えて丘陵を挟んでトンネルで繋いだ第二工場か・・・華やかに紹介される工場群とは一線を画す工場群ですが・・・

 果たして何を製造しているのか?高圧発生装置?砲身・砲弾・・・トンネルの上の空間もなかなか怪しい・・・受電設備があるみたいですし・・・地下タンクが設置されている気配もあるし・・・受電設備があるという事は・・・発電所はどこですかね?こいつも気になります。

2014.09.10

  

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