平安南道北部の工業とそのインフラ（21）　清南駅の近くの工場の考察・妄想？・・・

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　平安南道北部の工業とそのインフラ（21）　清南駅の近くの工場の考察それとも妄想？・・・

　ミサイル関連を始めようかと思いましたが、ふと見た工場に巨大な物があって・・・こいつがついつい気になって・・・どうやら大型の縦旋盤がありそうな雰囲気・・・こういった大型の装置は希少ですから・・・ちょっと気になります。妄想なら良いですが、直径6ｍのターンテーブルを持つような・・・この工場の座標は・・・

　39°29'29.76" N 125°26'44.94" E　ここです。最寄駅は清南駅です。このあたりは炭鉱地帯ですから、炭鉱機械を作る工場かもしれませんが・・・右の様な工場です。

　左の写真のように練炭のお化けの様なものがあります。直径はおよそ6ｍ・・・2分割可能というか、2分割しないと鉄道輸送が不可だからと思われます。こんな巨大な物で思いつくのは・・・水力発電機などの回転子かね・・・鉱山機械だと、縦坑のエレベーターの上部プーリーとか大型の縦旋盤を使う事があるでしょうからなんとなく・・・水車のランナーかも？

　煕川水力発電所の回転子と思われるものは右の様なものです。類似性はありますが・・・詳細は不明です・・・左右に並べられているのはコイルと思われます。

　ランナーはこんな感じですね。動画から拾ってきましたからあまり画像は良くないですが、雰囲気は分かります。大型の工作機械が存在している事は間違いないですから・・・

　どうやらこの手の縦旋盤が使われているような雰囲気です。この縦旋盤の上部には・・・

　6.3ｍと書かれているようですから多分・・・

　この縦旋盤の切削能力ではないかと思われます。

　ただこの映像の工場がここかどうかは不明ですが・・・ただ加工しているものからするとこのような設備があってもおかしくないというものです。YouTubeの動画はここです。衛星写真から見える工場には、このCNC縦フライス盤で加工できる最大サイズに近いものがありますが・・・さてさて、どんなものなのか？

　気になるのは、この工場の動力源となる電力はどこから来ているのか？この工場群には受電設備がありません・・・日本昔の送電事業は私鉄が大きな一翼を担っていたはずです。それと同じで、電灯線事業は鉄道の余剰電力とか？炭鉱などの引き込み線は炭鉱事業の一環として引き込み線に電力を供給していたとか？

　工場を建設するにあたって、工場用の電力を供給するための発電施設を作って、工場に電力を供給し、社宅にも電力を供給する・・・よくあるパターンだったようですね。北朝鮮の、労働者住宅の様子はこのパターンの様な気がします。都市部では電力会社が都市単位で供給・・・日本は、統制経済の中で効率化のために今の広域送電系へ移行・・・必要な所に大きな電力を集中できる体制へ・・・日本の選択は電力の市場化と送電系の分割ですかね・・・これも、絶対に時代に逆行する行為だと思うのですが・・・まあ、東電も世界の東電になろうとしていますから・・・日本の地域送電など既に眼中に無いのかもしれません・・・企業の海外雄飛の時代がやってきているのか？それなら、日本人従業員も大量に海外に連れだして、日本人に夢を与えてくれても良さそうなものですが・・・

　北朝鮮が欲しようとしているものを日本は捨てようとしている・・・そんな気がしてなりませんがね。私は、エネルギーが潤沢な世界でも、不足気味の世界のどちらでも生きられるので、それほど問題は無いですが・・・不思議の国の日本・・・どこへ行くのやら？

　送電網が破壊されても工場が独自に発電して稼働できるような体制を敷いているのかね？しかし・・・工場に設置されている自家発電装置は、自律できるのかね？送電系の電源周波数にシンクロするようにできているから、外部電源が喪失したら、発電機は止まってしまうのか？それとも、電源周波数を自ら作り出して稼働し続けるのかね？こういった実務の知識が無いのが私の限界だね。調べれば分かるかな？送電系に関係する用語もチェックしないと・・・言葉は難しい・・・

2014.09.07