現在をうろうろ(410)

 平安南道北部の工業とそのインフラ(16) 本家ロシアのウラン鉱山との比較・・・

 南興の化学工場で製紙工場に見えていた問題の工場をざっと眺めておきましょう。でも、見ても分かりませんね。見て分かった事は・・・小さな発電所からも水素を運んでいそうなパイプラインがありますね。水性ガスを都市ガスとして使ってるのか?なんて気になってきます・・・

 この工場を見ても私には理解不能・・・本家のロシアの核開発をチェックすれば何か見えるかもしれません・・・ロシアのウラン採掘を行っているのは・・・クラスノカメンスクですね。・・・座標は・・・

 50°04'31.37" N 118°13'10.84" E ここですね。ん?石炭を気化させている事は間違いないですね。集塵用と思われる太い配管もあるような?

 先ずは、火力発電所を見ると・・・座標は・・・

 50°04'54.00" N 118°05'38.90" E ここですね。

 左の写真の様な火力発電所があります。内陸なので、発電に使った水蒸気を水に戻す復水器は空冷ですね。この発電所に入るものは、石炭と冷却塔に撒く水が少々・・・出力は電気と排ガスと石炭ガラとそれ以外が問題になるわけです。燃やすだけなら、この工場の煙突のついている部分だけでOK・・・そうなると、左側の部分が問題ですね。

 なんだか、送水管みたいな気もしてきますが・・・ロシアは気温が低いから水は地下?永久凍土地帯では?知らないことがいっぱい・・・温水を循環させている?知らないことが多すぎる・・・暖房した地下道の中を配管してある?永久凍土が融けたら不等沈下?・・・温水またはガスをこんなに広い範囲に送らなければならない?・・・暖房のための水性ガス?分からない物を考えても・・・

 シックナーがありますね。沈殿させている・・・ここでは、石灰炉があるから、酸で抽出して、アルカリの酸化カルシウムで作った水酸化カルシウムの石灰乳で中和して、沈殿かね?・・・

 3段になった廃液の広大な沈殿池は明らかにウランの色・・・3段になった沈殿池は見たことがありますね。順川の化学工場の跡地の・・・すると、順川化学の南の廃工場がウラン工場だったとか?可能性はありますね・・・気になることが色々と出てきます。

 右の写真が順川の沈殿池・・・規模が違うが3段階の沈殿池・・・しかし、大雨で溢れて大同江の支流へ流れると・・・平壌上流で水道用の取水施設で・・・いや、大同江の利水がここより下流では殆ど無いような感じ?

 放射能汚染だとすると、左の順川火力発電の冷却水と思われる、大同江本流からの取水の意味が出てきそうですね。雰囲気としては、元は火力発電所向かいの支流から取水していたみたいです。そして、2004年の航空写真をチェックすると・・・清川の火力発電所と化学工場をつなぐパイプラインと同じ配管が2つの化学工場に伸びています・・・

 この配管って、純水のパイプラインですかね?火力発電所が生産できるものを忘れていました。この発電所は多分、効率が悪い発電所なのでは?発熱量に比べて発電量が小さい・・・水蒸気のかなりの部分を蒸留水として化学工場に出していたとか?現在の火力発電所では水蒸気は復水器にかけて循環ですから・・・化学工場で使われる水は純水で、普通はイオン交換樹脂で作っていますね。この工場は1950年代のものですから・・・イオン交換樹脂が普及するのが1960年代・・・従って、化学工場向けの蒸留水製造もしていた・・・そして、南興の化学工業も未だに蒸留水を純水として使っているとか?これは、純水製造装置があるかどうかをチェックすれば良いので大したことは無い・・・栗田の実物は見たことがありますから・・・

 どうやら、水の汚染が広がってきて、大同江の本流に取水用の揚水ポンプを設置して火力発電所まで水を引いて化学工場を動かし続けた・・・そして、1992年に廃止・・・順川を博川に書き替えて発表かな?博川には廃棄された建物群は、存在しないような?平壌の水問題もあるから・・・内外に隠蔽なら可能性がありますね。そして・・・ここから下流の大同江の取水堰に見える堰が、取水の気配が無い・・・これだけの取水堰があれば1000万人分の水は確保できるが、大同江上流から100kmに及ぶ導水路を作って、平壌に水を供給している・・・大雨が降ると汚染水が流れる事があるとか?可能性のある妄想ですが・・・発電所と化学工場を結ぶパイプラインについても納得したし・・・ロシアの続きは・・・

 ・・・水道管は最も重要な問題である。不凍層土中ヘ作る時はよいが、そうでない所は板で作った溝の中に苔・鋸屑をつめその中に管を通して凍結を防 ぐようにしている。家を建築するにも壁だけでなく、床下にも遮断を施しなければならない。そうでないと、冬の暖房のために土地がとける土である・・・ふむ・・・了解・・・クレッシー,シベリアの凍土 ふむ・・・水道管は地下埋設のようですね。

 ついでに気になる、ロシアのガスの表示用の色は・・・ロシア語版のwikiではカラーとラベリング によれば、水素は濃い緑の地に赤字、アセチレンは白の地に赤、酸素は青の地に黒字・・・なるほど、北朝鮮はどうなってるのやら?残念ながらボンベは見えませんが・・・ここでのウラン抽出は、1974年から、硫酸浸出とイオン交換溶媒抽出法を使った地域湿式で、2002年からブロックリーチング法への転換を模索か・・・すると、この鉱山での配管は、坑道内で鉱石を粉砕してその場でウランを抽出するブロックリーチングで使う抽出液の輸送用ですかね?露天掘りは終わっている・・・この鉱山のシステムはあまり参考にならないという事か?

2014.09.05

  

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