現在をうろうろ(388)

 元山から平壌への道・・・元山平壌街道の沿線(8) 新しくなり、更新される施設とミサイル基地・・・?

 どうも、人間を敵味方と分けて考えるのが政治屋の特質なのですかね?共栄圏という言葉は美しいが、政治屋の語る中には・・・毒が含まれますね。みんなで共栄するのではなく、私の下での共栄にすり替わる・・・それが問題ですね。国際政治と国内政治の差ですかね・・・国際政治は、納得して互いに得をしたような気分で取引できる商人に行わせないといけないような?国益を振りまわす政治屋には継続的な取引なんってしにくいですね。1回目は良いのですが、2回目3回目と取引を重ねるにつれて、損した気分になって行くようではまずいのではないかと・・・多分、TPPは日本抜きになりそうなのは、この部分ですね。国益が前面に出て・・・昔の日本主導の大東亜共栄圏パターンでないと納得できないのでしょう。これが、多分、国内政治屋の限界ですかね・・・国内でのコンセンサスを国益で括ってしまいましたからね・・・従って、日本は基本的に鎖国が好きなのではないかと・・・自分だけが良くなければ満足できない・・・国政的な企業に変貌した企業は・・・日本的な律儀さで契約を守ることで信用を勝ち得た・・・別に、共栄を望んでいるわけではないが・・・しかし、その律儀さが商売では大きなアドバンテージになったのではないかと・・・室町時代の海外の評価もそうでしたからね・・・

 商売の契約は互いの納得の上に形成されますからそれで良いのですが・・・政治屋の公約は一般に空手形で、実行を強いられるような代物でないのが問題ですね。できない約束をしてしまう・・・すると、役人が知恵を絞って無理をする・・・無理は、余分な金の流れを生み出すという簡単な話です。日本は契約社会ではないので・・・政治家や新聞屋の言う事は嘘で固められたもので、新聞は読み物として考えておけばOKという気がします。売れる話は・・・買う人が喜ぶ話と相場が決まっていますから・・・新聞は、自分の考えをちっとも反映していないものを買うべきだと・・・そうすれば、考える事ができるなんってね・・・しかし、日本の新聞は物語の親戚なような感じがね・・・自分で見て納得しないと・・・インターネットの凄い所は、様々な考えを一覧として考えるネタを与えてくれるという事ですね。まあ、使い方次第ですが・・・情報ツールというものは概してそういった面があるのでね・・・

 さて、朝鮮の古い道は難しいというか・・・近頃の良い道路とは違った道ですね。集落は谷に、それほど長くない山越えなら尾根道という原則が私の頭の中で抜け落ちていました・・・時々思い出すのですが・・・谷を進んでトンネルという頭がね・・・困ったものです。山歩きなんってしなくなって何年経つだろうかなんってね・・・

 さて、新成川の駅の周辺を眺めると・・・ここも、新たな金山が開発されているようですね。・・・座標は・・・

 39°21'43.44" N 126°16'09.00" E ここです。右のような新しい施設があります。2011年ごろから建設が始まった新しい鉱山でしょう。多分・・・建物が精錬所の特徴を示していますから・・・3年ほどでダムを含めた青い屋根の施設が完成していますね。どうやら、北朝鮮の設備はすべて古いものでどれも、メンテナンスが悪くて崩壊寸前という事ではないようです。

 多分、単純に日本と違って人口密度が低いので、古い生産設備で採算性の悪い施設は放置してしまうという事のような感じですね。使えるものに金をかけるが、使えなくなったら放置・・・そんな感じでしょう。日本も田舎の土地の安い場所ではそういった工場がありますから・・・まあ、再開を考えて屋根を直すとか、最低限のメンテナンスをしている所もありますが・・・

 とにかく、この精錬所は、この場所の南の山の鉱石と、事によると砂金などを精錬するためのものではないかと・・・南南東1.2kmの所の施設の更新なのか?いずれにせよ事業拡大ですね。

 さて、困った事に本気の軍事基地があります。錦坪駅;元は豊坪駅の北西3.5kmの所、座標は・・・

 39°25'00.01" N 126°12'47.74" E ここですね。このあたりの山の谷は倉庫群がありますから篭城も可能ですね。右の写真のような南北に長い基地があって北の奥まった部分に沢山の車両があります。それだけだと大したことは無いのですが・・・2005年11月17日の画像を見ると、営庭に怪しげな影が沢山あります。

 左の写真のようなものですね。日本だとこういった画像は・・・クレーン学校でも見られますが・・・どうやら移動式のミサイルをいじっているようにしか見えませんね。

 この基地は凄く工夫が凝らしてありますね。表向きは道路の系統性が悪く・・・普通の軍事基地の奥に設置されています。表向きの基地とはゲートで分離されていて、表向きの基地への道路の系統性は極めて悪いものになっています。

 表向きの基地は、ごく一般的な田舎の軍事基地と同じですね・・・

 左の写真のようなものです。興味深いのは・・・写真上の大きなゲート・・・手前の表向きの基地と奥の基地では道幅が違う・・・奥の方が広くなっていますね。つまり、これは奥の基地の裏口に過ぎないという事になります。実際、この表向きの基地の正門からの道の系統性は悪く、大型の車両は事実上行き場が無い・・・駅に行くトラックは橋の無い川を渡らなければならない・・・

 では、ミサイル基地のメインの出入り口は・・・

 実は、基地の北のはずれにあるトンネルですね。右の写真のようなものです。一般に大型ミサイルの運搬車両は不整地を通り抜けられないことになっていますから、この基地を表だけから見ると、ミサイル運搬車は運用できない事になります。

 なかなか工夫しています・・・このトンネルはおよそ620m程続き・・・素晴らしい事に・・・

炭鉱の坑道にしか見えないようになっています。

 2002年の衛星写真では、このボタ山に見える場所は草が生えていますね。引き込み線の跡からすると、かなり前に廃坑になっているようですが・・・一見するとゲートも無いようですが・・・哨所はあるようですけどね・・・間違えてちょっと入り込んでみたい道ですね。

 もう少し良く見ると、少なくともあと2本のトンネルが確認できますね。右の写真の長い線が、620mほどのメインの通路と思われるトンネルで、隣の基地とつながる1本、演習地とつながる1本という感じですかね。

 その時々の外の様子で上手くミサイルが運用できるように工夫がなされているような感じですね。

 この周囲には軍事基地がかなりあるような感じです。ちょっと、気合を入れて、基地のネットワークをチェックしてみる必要がありそうな感じですね。

2014.08.24

  

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