現在をうろうろ(381) 元山から平壌への道・・・元山平壌街道の沿線(1) 徳源駅から馬転里へ・・・ さて、今度は一般道で元山から平壌を目指してみましょう。徳源駅のあたりから元山から北へ延びる京城会寧波街道から元山平壌街道へ分かれる所からとしましょう。この分岐の座標は・・・ 39°10'36.62" N 127°23'14.37" E ここですね。右の写真の右に下から伸びる並木道が京城会寧波街道で、そこから左につつく街道が元山平壌街道のようです。市街の右端に徳源駅があります。近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記 322コマ徳源駅 修道院朝鮮本部があったとか・・・この建物は、現存していて元山農業大学になっているようです。座標は・・・ 39°11'40.57" N 127°22'21.19" E ここです。 左のような写真の場所で観光も行われているようですね。 平壌への街道をたどると、直ぐに道端に柱が沢山立っています。モニュメントなのかもしれませんが・・・やはり、倒れると道を塞いでくれますね。・・・座標は・・・ 39°10'22.68" N 127°21'01.85" E ここですね。前途は多難です。 どうも、右のような柱は怖いですね。どうも倒れてきそうで・・・単に、脇の山が崩れるのでそれの対策なのかもしれないですが・・・どうも苦手ですね。 地質図の中に寺院の印があったので、その場所と思われる場所をチェックしてみると、一応それらしき建物がありますね。将来の観光資源となりうるものなのか?気になります。座標は・・・ 39°12'23.75" N 127°16'02.63" E ここですね。 一応、普通の仏寺のような感じの建物ですから、それなりに期待できるかもしれませんが・・・信仰そのものの方は疑問ですが古墳などを復元したり、その古墳を祭るための寺院なども形式を復元したりしていますから、文化財行政も行われているような感じですね。 どうやら、小規模な水力発電所も作っているようです。2010年代に入ってから、北朝鮮の経済は大きく活性化しているみたいな気配がありますね。・・・座標は・・・ 39°09'53.51" N 127°16'09.65" E ここですね。 右のような水力発電所が建設されています。サージタンクとの高低差は180m程あるようです。水源は、青い屋根の発電所建屋の脇の川で、上流2km程の所から取水するようですが・・・それほど水量が見込めないような感じですが・・・やはり、電力は貴重で、電力開発の必要性を感じていると思われますね。 この発電所を見ると、標高は200m程ありますから、もう1回発電できそうです・・・このあたりは、戦前の地質図では鉱床が描かれていませんが、ここに至るまでに2つの鉱山があるようですが・・・どうやら、鉱山ではなく地下水路の建設のようです。ここを第一発電所とすると、建設中の第二発電所は・・・座標・・・ 39°11'42.68" N 127°18'40.36" E ここのようですね。左の写真のように、サージタンクと圧力管と発電所が建設されているようです。ここでの標高差は150m程ありますね。どうやら、北朝鮮の治水のパターンは、地下水路へ流して発電に利用する事になったような感じですね。この脇のダムの貯水量はどうなるのか?ちょっと気になりますね。 ふむ・・・この川の河口には河口堰がありますね。そして、ダムは洪水調整というより、水源としてのダムなので貯水が基本で大雨の際には放水によってその下流が荒れていますね。となると・・・この2つの発電所にバイパスする事で、ダムの水位を下げて洪水調整の役割を担わせて、さらに、発電用に使った水を用水とすることでダムの下流の氾濫原を耕地へと改変する予定のような感じですね。 ただ、雰囲気からすると数年に一度の氾濫は避けられないでしょうから・・・免租地にでもするのか?・・・水系調査をやってるみたいですね・・・戦争より、こういった産業インフラの方が興味深いのですが・・・この、発電所の建設にはヘリコプターも使われているような感じですね。ヘリポートのようなものがありますから・・・どうやら、このあたりの山道は、秋には美しい紅葉が見られるようです。ただ・・・航空写真がね・・・冬のものばかりであまり面白くない・・・紅葉が見れるのは一部の山ですが・・・ 2014.08.21 |
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