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日本貧窮者経済新聞
 オリンピックが平和の祭典だと理解できない人たちがいるようで・・・・?(18)→この最初へ

 さて、前回の続きです・・・オリンピックが「平和の祭典」だと理解できない安倍ニッポンの 平壌 五輪勘違い 日仏共同テレビ局フランス10 これは、オリンピック開催前から書き継がれてきているもののようですね・・・公開されたのが2月24日・・・事前に通読したわけじゃないので・・・まあ、なんとなく選んじゃったけど・・・さて、どうなるのか?

なにしろホワイトハウス内では強硬派が「鼻血作戦」と名付けた軍事行動を準備していることまで報道されてしまっているのだ。この作戦の前提となっているのは金正恩が合理的な判断のできる理知的な指導者だという認識のようで、そこまではこれまでの北の動きを見てもこの分析は恐らく正しい。だが問題はそこから先だ。金正恩は合理的な判断ができるはずだから、アメリカが小規模・ピンポイントの軍事攻撃で核やミサイルの施設のみをターゲットにするだけなら、北朝鮮を国まるごと消滅させるだけの軍事的能力を持つアメリカ相手に全面戦争を覚悟してまで反撃はしないだろうから、一撃を食らわせて出ばなをくじけば、アメリカのペースで対北直接交渉を始められるというのだ。現実離れした利己的楽観主義というか、いわゆる「希望外交」の愚もここまで来るか、という呆れた内容だ。韓国がこんなアメリカの軽卒な動きは絶対に阻止しないことには自国民の命を守りきれない、と考えるのは言うまでもない。

 まあ、頭のい悪い連中の鼻血作戦も面白いですが、残念ながら現在の国際法の枠組みではできないですね・・・段々、日本でも神がかっている連中の報道が目に付くようになってきましたから・・・どうなることやら?

 ピンポイントの軍事作戦で核やミサイル施設だけを破壊するのが可能かどうかの問題もあるでしょうしね・・・私も、気合を入れてチェックするまでは、北朝鮮の防空網が・・・かなりの密度であることを知らなかったですね。

 寧辺の核施設が赤丸で、赤いピンが早期警戒レーダーとS-125かS-200、ことによるとS-300程度の防空ミサイル陣地を示していますから・・・小規模のピンポイント攻撃で攻撃できるとは考えにくいですからね・・・

 寧辺に最寄りの防空ミサイル基地は・・・39°40'59.9N 125°43'01.4E - Google マップ ここですね。

 このミサイル基地は右のようなもので・・・山をくりぬいて作られているわけで・・・こいつを巡航ミサイルのトマホークで破壊するのは困難でしょうね。地下施設ですから・・・高高度からの精密爆撃ねバンカーバスターを使わないと破壊は困難ですから・・・ここから13km以内にB-1爆撃機で侵入しなければならなくなる・・・火器管制レーダーは中央の丸いシャフトにあって隠顕式で、ミサイルは、地下施設の中に収められていて、軌条が敷いてあって引き出されて射撃位置へという感じですね・・・

 レーダーは2014年のものですが左のようなものが地下から伸びて来るようですね・・・S-125のシステムのものとしてもSNR-125・・・S-125はマッハ2.2程度は出るF-4の撃墜実績がありますから、鈍足で大きな標的のB-1も撃墜可能ですね。

 2010年頃には、右のように・・・S-125が配備されているような雰囲気ですね・・・12発のS-125ミサイルが運用できるわけで・・・

 ただ・・・このミサイルが、現在も配備されているかが不明でね・・・

 左が2013年の画像で・・・なんとなく雰囲気の違うやつが出ているような感じでね・・・S-200か300だと、単機でのB-1には勝ち目はないですから、かなりの編隊で護衛戦闘機を付けないと・・・というよりは、寧辺を攻撃する前に、こういった基地を叩かないといけないわけですね・・・しかし、地下基地ですから・・・B-1などの攻撃機で高高度精密爆撃・・・13km以内に・・・

 問題は、ここに至るまでに防空ミサイル基地があるから、外周から順次破壊しなければならないから・・・ピンポイントで鼻血ではなく、かなりの規模での大量出血を要することになる・・・そして、最寄りの防空ミサイル基地は・・・39°39'09.3N 125°46'09.7E - Google マップ これですが、これに比べると先に掲げた基地は生残率が圧倒的に高いことになる・・・防空ミサイル基地を防空ミサイル基地が守っているわけで、かなり攻撃は困難・・・この地域の主力の早期警戒レーダーはVHF帯の奴で、39°43'17.6N 125°57'28.8E - Google マップ ここに配備されている奴でしょうね・・・VHF帯だと、ステルス機もかなりの確率で探知できますから・・・それなりの高度で飛んで来ると、迎撃される可能性が出ますね・・・一応、この周辺へ戦闘機を出せる基地は39°44'47.8N 125°53'41.7E - Google マップ ここで、MiG-19のようで、かなり旧式だと馬鹿にされますが・・・アメリカ様のサイドワインダーのフル・コピー製品のR-3空対空ミサイルの発展型を搭載してくるでしょうから・・・実績としてはF-4あたりを落としていますから・・・B-1などはちょろいのでは?この手の射程10km内外のミサイルは目視攻撃になるでしょうからね・・・ステルス機などはあまり意味がない・・・まあ、見られる前に撃ち落とせればね・・・

 近接防空戦闘は・・・右のように対空陣地がかなりの密度で配備されていますから・・・空挺部隊を投入することも難しいのではないかと・・・

 左が最寄りの対空陣地で・・・39°46'31.3N 125°43'41.0E - Google マップ ここの奴ですね。

 かつては対空機銃が備えられていたのでしょうが・・・9K32 ストレラや9K38 イグラ とかを配備しているのではないかとね・・・まあ、高度5000mぐらいまでを受け持つ近接防空ミサイルとしての利用でしょうね・・・

 こういった防衛システムに対して、アメリカが小規模・ピンポイントの軍事攻撃で核やミサイルの施設のみをターゲットにするだけなら・・・こういった攻撃は可能か?小規模=小兵力、ピンポイント=どこを攻撃するか予見可能・・・北朝鮮を国まるごと消滅させるだけの軍事的能力を持つアメリカ相手に全面戦争を覚悟してまで反撃はしないだろう・・・まあ、しないね。一撃を食らわせて出ばなをくじけば、アメリカのペースで対北直接交渉を始められる・・・これでは困るから、すでに十分な準備がなされているという事なのではないかとね・・・?手を出すと鼻血を出すのはお前さんだよ・・・恥の上塗りをしたら?まさにアメリカにとっては沽券に関わる事態になるのでは・・・?

 まあ、テロリスト相手ならばOKですが、休戦中とはいえ戦時の本気の防空システムを持った国家への攻撃は・・・現実離れした利己的楽観主義というか、いわゆる「希望外交」の愚もここまで来るか、という呆れた内容だね。まあ、さすがにアメリカ様も本気で鼻血作戦をやるとは思えないね・・・それに、国際世論の動きも不明ですからね・・・北朝鮮は国連を通じて行動するでしょうからね。

 報道は当てにならないのでね・・・防衛省はアメリカ様が原潜に特殊部隊を乗せて寧辺や平壌攻撃をするというやつを検討中とか間抜けな話をやっていましたからね・・・水深20mに満たないような場所に原潜を持ち込むなんて馬鹿じゃん・・・?本気で検討していたら・・・それこそ馬鹿じゃん・・・

 まあ・・・韓国がこんなアメリカの軽卒な動きは絶対に阻止しないことには自国民の命を守りきれない、と考えるのは言うまでもない。・・・確かにね。ただ、アメリカ様もそこまで馬鹿じゃないでしょうね。下級指揮官の勉強会の課題でも流れただけじゃないかね・・・?

2018.03.20

  

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