現在をうろうろ(378)

 元山から平壌への道・・・平壌-元山観光道路とその沿線(3) 道路の封鎖と攻防と?

 さて、平壌に近付くと・・・対空陣地がごっそりとある事が分かります。これだけの備えをしないと、戦争をする普通の国になれないのかね?日本でこんなことができるのか?毎度、考えてしまいます。こういった軍備を見るたびに、1975年のヘルシンキ宣言の意味の大きさを感じます。

 南北朝鮮は内戦状態が続いているわけですから、ヘルシンキ宣言とは無関係に戦いが起こる可能性を秘めている事が問題ですね。一応、1975年のヘルシンキ宣言で、多くの国の領土は凍結されていますから、原則として・・・国際法を考慮する国であれば、国家間での領土を巡る紛争は1975年時点での実効支配が原則となるはずですが・・・我が国の政治屋は経済的な危機の打開のために戦争という選択肢を選んだような感じです。しかし、報道では既に過去のもので、現在は内閣改造だけが話題になっていますね・・・戦争という重い選択は既に過去のもの・・・法は成立していますから、首相が交代しても戦争への道はつけられてしまった・・・脳天気な日本の報道機関、世論を代表しているのかね?気になることばかり・・・奄美大島の基地の話が詰まってきましたから・・・

 主戦場は米軍を巻き込んでの沖縄、防衛ラインとしての奄美大島・五島列島あたりになるんですかね?この間の島嶼部に防衛基地を隈なく配置して、本土九州の防衛拠点を築きあげる・・・まあ、経済効果は大きいですね。石垣・宮古を巡る攻防戦・・・そうなると、米軍は沖縄の後方支援のための基地が別に本土に近い所に欲しくなる・・・兵力の分散配置・・・別名、退却場所・・・そうなると、防衛ラインとして・・・甑島あたりに、空母艦載機訓練基地でも作ることになるんですかね?甑島あたりは空港も無いし・・・空港を開いて不沈空母として使う・・・軍事基地は採算度外視ですから・・・離島防衛関連はこれしかないでしょう。国土強靭化を旗印に走り始めるのなら・・・そして、戦争では前線基地が叩かれる・・・本土が叩かれる代わりとして・・・奄美大島も中国を牽制して、まず本土が叩かれる事をするために、中国を奄美大島へ引する事になる・・・日本が奄美大島に自衛隊とミサイルを配備して中国を牽制か・・・戦場は徐々に形づくられてきたという感じですね。

 北朝鮮の防衛拠点の多さを見ると・・・我が国が北朝鮮に対抗して軍拡の道を進むならね・・・平壌近郊へと進みますが、気が重くなりますね。平壌の中心地から15km程の所、平壌市街域の外れからおよそ5km程ですかね・・・このあたりに対空陣地群が広がっています。陣地間の距離は1.5〜3km程ですね。短距離のミサイルか機銃でしょう。多分、本気の侵攻作戦の中ではあまり効果は期待できないものかと思えますが・・・それだけに、目的は・・・対空陣地の破壊による民間人への被害の低減なのでは・・・低空を高速で通過する航空機からの弾幕の眺めは凄まじいものであろうと思われます。攻撃は、当然弾が飛んでくる所に対してですから・・・民間人は目立たないようにじっとしている必要がありますね。

 さて、高速道路を進むと気になるモニュメントのようなものが道端に並んでいる所がありますね。座標は・・・

 38°49'15.07" N 126°17'33.67" E ここです。右のような感じに4本の巨大な柱が立っていると思われます。どうもこういった柱って、道路に倒れてきそうな気がしてね・・・障害物に化けそうで・・・

 こういったものがあると、ミサイルが飛んできそうな雰囲気がありますね。爆破して倒して・・・この周辺をもう少し広く見ると・・・

 左の写真で4本の柱は左上にあって、およそ500m程後方には橋があって・・・道の両側は山になっている・・・偵察隊が通り抜けて、本隊が通ることには、4本の柱が倒れていて道を塞ぐ・・・詰めれば2車線100両の戦車が入るかね?詰まったところで橋を爆破、ミサイルが束になって飛んでくるとか?

 ついつい、こんなことを考えてしまいますね。この橋に対してのミサイル攻撃はどのあたりから行われるやら?余計なことばかり考えてしまいます。ここを抜けると、およそ2km程は概ね直線、そして速度が上がってカーブを曲がると・・・

 右の写真のように3つの放列が並んでいます。写真右下から進撃してきて、カーブを曲がると・・・放列まで1200m程ですから発砲を見て、着弾まで2秒でしょうからかなり厳しい・・・偵察隊が弱い攻撃を受けて、本隊が距離を詰めようとすると、さらに危なそうですが・・・このあたりは、戦術の問題ですね。

 さらに、素敵な事に重火器がここまで進出した場合、この近くには重火器が迂回できる道が無い・・・ここを抜くしか無くなる・・・

 放列が制圧されても・・・どうも、その後方の谷に・・・

 武器弾薬庫のようなものが隠れています。しかも、ご丁寧に常緑樹による森林涵養が行われています。という事は、陣地なんでしょうね。

 裏道からすると、ここを統括している連隊はさらに後方の山の裏手・・・右の写真の左の谷に白っぽく見えている場所が本隊なのでしょう。

2014.08.19

  

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