現在をうろうろ(356)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・スキー場?そして会文飛行場

 さて、ちょっと平羅線の龍蟠駅;旧明川駅辺りから、北上して行くことにしましょう。明川駅ていっても、明川の街は遥か東4km程の所にあるようです。そして、この明川の近くには、戦前にはスキー場もあったようです。残念ながら、どこと特定できないんで・・・残念・・・でも、多分ここだろうという場所は見当が付きますがね。朝鮮でもスキー場があちこちに開かれていたようです。

現在の北朝鮮にはスキー場があって・・・座標は・・・

 39°03'21.10" N 127°15'11.63" E 右の写真のように、馬息嶺スキー・リゾートとして知られているものですね。2500m程のゲレンデでですからなかなか立派なものです。ゲレンデの総延長は20kmぐらいありそうですね・・・結構大変かも?頑張って滑らなければ良いのですが・・・私は貧乏性なので・・・

 戦前の旅行案内だと・・・近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記 139コマ スキーとキヤムピング というわけで、それなりに流行っていようです。

 咸鏡北道は鉱山が多いですね。現在も新しく鉱山が開かれているような感じですね。・・・座標・・・

 41°12'42.92" N 129°24'39.16" E ここの鉱山も、鉄道の引き込み線が新たに作られています。

 左の写真の鉱山ですが、2004年では小規模な採掘で・・・と言っても、戦前は年産5万トン程あって、そこそこ有名だったみたいですが、2010年あたりから、設備の増強を行っていますね。貨車に石炭を積み込むためのホッパーを建設したりしています。

 やはり、この5年ほどで北朝鮮の産業は動き出した気配がありますね。

 咸鏡北道は化学工業も戦前に導入されていますね。このあたりにも日窒が工場を建てています。現在の三郷駅;旧永安駅に接して永安工場があります。ここでは、興南で作られた水素と、この付近から出る褐炭を使って、石炭低温乾留を行い人造石油を作る工場を建設したようです。ここも、2010年ごろから様子が少しずつ変わっているようです・・・何を製造するのやら?ちょっと見当がつきません・・・

 さて、軍事関連の基地があります。右の空港ですね。座標は・・・

 41°14'54.64" N 129°33'54.00" E ここです。ここでも、アントノフ2のようですね。28機ほどが確認できます。飛行学校なのかね?

 ここには立石岩と臥岩のという2つの巨岩があるという事で・・・右の写真右下の黒い玄武岩で岩石の高さが98mもあるというもので、これが立石岩です。そして、写真上右寄りの所にやはり黒い高さ50m巨岩があって、臥岩と呼ばれているようです。

 残念・・・特にこれというものは無いですね。コンクリートでできたダムなども山の中で作っていますが、最近は経済が活性化してきている事は間違いないようです。

 そして、七宝山観光のチェックを行った時の開始点のオラン空港にやってきました。ここには戦闘機が配備されていましたね。・・・座標は・・・

 41°25'44.20" N 129°38'49.98" E 左の写真のような空港です。2500mの滑走路で、大型機も離着陸できます。この空港は清津空港って言われますが?なんで・・・ここは清津ではないと思いますが?ちょっと不思議・・・

 清津には大日本帝国陸軍は2つの飛行場を作っていますね。1つは海岸の砂山飛行場、もう一つが、もう少し内陸にある松坪飛行場です。砂山飛行場は製鉄所に譲り渡すことになって、内陸の松坪飛行場を作ったのですが・・・この松坪飛行場は地盤が軟弱で、完成後にその不具合が出てくるのですが・・・砂山飛行場は製鉄会社へ譲り渡すことになって・・・

 そこで、左の会文洞付近に飛行場を作ることになったという事のようです。当時の図面からすると、現在の空港の3分の1以下の規模のようです。右の碁盤の目が切ってある部分が、会文洞陸軍飛行場のようです。

 左の図のような配置であったようですね。飛行場と同じくらいの広さの演習場が線路を挟んで存在したようです。

 書類によると、砂山飛行場を製鉄会社に譲って、製鉄会社が清津(松坪)飛行場の整備に関して資金供与という事のようです。

 松坪飛行場の整備には莫大な金がかかるけど、この会文飛行場に替えることで、製鉄会社の支出費用を減ずることは駄目だと・・・飛行場は2つ必要だとやってますね。というのは・・・

 この場所は春には海霧が発生しやすいので、予備飛行場が必要であるとしていますね。

 春に南風が吹くと、この飛行場は霧で閉鎖になるのか・・・叩くなら・・・ってことになるわけですね。天象気象を味方にする・・・今はレーダーがあるから駄目ですけどね・・・

 どうやら、日本製鉄が砂山飛行場を大金を積んで買い込んだという事ですかね?昭和12年の話ですね。清津製鉄所の操業開始は昭和17年・・・短い操業期間です・・・戦争は無駄が多い・・・負ける事を予定せずに行うから、できるんでしょうが、勝者と敗者が生まれ・・・冷戦がホットな戦争にならなかったのは、敗者にならないだけで勝者にはなれない戦争だからなのでしょう。さて、積極的平和主義のトーンも落ちてきて・・・増税はどうなるのか?安全保障税が創設されると思うのだが・・・そのための国土強靭化・・・地方税と国税の両方に組み込まれるに違いないと思うのだが・・・例の長い名前の法律と、強くしなやかに税を取るための法、そして予告編は報道されなかった 平成26年7月20日 サマーコンファレンス2014「たくましい国」日本創造フォーラム 平成26年 総理の一日 総理大臣 首相官邸ホームページ こいつですね。社会福祉・教育費・防衛費の有難いご説明・・・我が国の財政はどうなるのやら?私はデフレが良いのですが・・・20%を越える円安とインフレ率2%と消費税3%+2%の素晴らしい政策で、来年は何を食べて生活するかが問題です。小麦粉にヨモギの粉とか混ぜるか・・・日々節約です。かつての飢饉の食べ物の文献あさりが役に立つとは・・・

2014.08.05

  

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