現在をうろうろ(350)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・吉州の近くの日炭の炭鉱は?

 さて、核実験場も見たし、ミサイル実験場も・・・さて吉州の近くには炭鉱がありますね。ちょっと特殊な炭鉱で、北朝鮮にしては珍しく褐炭が出ます。亜炭とも言うやつですね。普通はこの手の石炭はカロリーは低いし、燃やすと特有のにおいがあるので好まれませんが、炭化が進んでいないために、ガスを発生させるには都合が良いようです。日本は石油資源に乏しいので、戦争用の燃料油の不足に対して、石炭液化・・・つまり、人造石油工業を起こしたわけです。人造石油かレトロな響きの言葉ですね・・・石炭由来の油・・・商品名としてロイナ・ベンジン・コガシンなどの名で売られていたようですね。人造石油の名称は、大正10年にメタンや天然ガスなどから作られる合成石油と区別するために、動植物油から作られたものを人造石油というようになり、後に石炭由来の油を人造石油というようになったみたいです。戦前の化学も少しは知っていないと、北朝鮮の産業構造を理解するのは困難な感じがしてね・・・あわてて、関連書籍を読み漁っているというわけです。近代デジタルライブラリー - 人造石油工業 

 我が国も、戦争のできる国づくりのためには、国内炭の再開発と石炭液化事業が必要なのかね?さらに、主体鉄のような、直接製鋼法を採って砂鉄を鉄鉱資源とした新しい製鋼技術への転換かね?資源の無い日本が諸外国を敵にして戦うとなると北朝鮮方式になってしまいそうなのが悩ましい・・・日本の繁栄は、近隣諸国の連携と国内工業の振興でしょうが・・・国内工業は税と高額な人件費と高額なエネルギー費の三重苦のために、海外へ流出中ですからね・・・今更、法人税の改正を行っても、その流れは変わらないのでは?

 北朝鮮では豊富な地下資源で国産XX=主体XXという感じで様々な生産を石炭化学工業を基本に成し遂げているという感じですね。衣類は木綿とスフとビニロンかね?そして人造石油・・・漁網はビニロンかね?吸湿性があるから?・・・北朝鮮の漁網生産はどこなのか?それもちょっと気になります・・・兵器産業用の特殊鋼は東海岸では金策市のようだし・・・と産業と戦争道具はつながっている・・・

 ・・・この褐炭の鉱山は・・・芦洞駅からの引き込み線があって日炭線と呼ばれるようですが、この沿線には2つの鉱山町があって、日本が開いた日炭鉱山がどちらなのかは不明ですが・・・2つの石炭積み出し駅があって・・・大きな炭鉱町を作っているのは・・・座標・・・

 40°49'39.85" N 129°18'21.53" E ここですね。右の写真のような街の広がりがありますから、この建物の数×2×3.5程度がこの鉱山町の人口ではないかと思われます。二軒長屋ですから計算で比較的簡単に人口を算出していますが、その精度は不明ですけどね。

 この炭鉱は・・・あれ、新しいんだ・・・鉄道が2010年以降に伸びて2013年には、この街が建設されていますね。こりゃ凄い速度で産業が動いている・・・そうなると、日炭の鉱山はここではなく、もう一つの方ですね。座標は・・・

 40°51'32.48" N 129°16'11.42" E ここですね。

 これが日炭の鉱山ですね。ここは住宅の増減が無いですから戦前の鉱山規模は分かるはずだから・・・住宅数との関連がつかめれば・・・別の鉱山でも住宅数から鉱山規模が分かるかも・・・北朝鮮は律令制の生産パターンと同じみたいですからね・・・計画経済てのはどの時代も同じパターンになるようですね。

 しかし、北朝鮮のこういった街を見ていると・・・金を何に使っているのか?あまり金を使う場所が見当たらない・・・

 計画経済で、階級による格差はあるでしょうが、階級内での格差は無いはずなので・・・食料に関してはそれなりに回っている・・・この周囲でで必要なだけ生産していますからね。農作業は女子供の総動員体制でしょうから・・・戦中の日本と同じと考えれば良いと思うのでね。
 日本も、女も年寄りも家を出て働け!という政策になりましたから、段々遊んでいられなくなる、本来家族が力を合わせて作る家庭もアウトソーシングの時代のようですから・・・老後なんって言葉は死語になりそうですね。倒れて後已む・・・死ぬまで働け!政策への転換・・・怠惰に対して、撃ちてし止まむの精神で労働ですね。

 日本政府の借金の額からすると仕方ないですね・・・

 北朝鮮では褐炭を増産しているという事は・・・石炭液化にも力が入っているという事なのでしょう。エネルギーは国を富ませますからね。そして、兵器を動かすためにも燃料油は必要ですから・・・確かに、北朝鮮のトラックは、近頃は結構動いているような感じですね。燃料油は中国からですかね?北朝鮮にも、一応、石油コンビナートがありますから・・・なんとなく、北朝鮮も新たな成長期を迎えようとしている?この新しい炭鉱町の出来上がる速度はあまりにも早い・・・もしかしたら・・・どこかの強制収容所と呼ばれていた所がそのまま移転してきた?可能性があるのは・・・会寧の22号管理所か?ここならこのぐらいに人数を送りだす事ができますね。

 ちょっと確実性は低いのですが・・・2012年3月ごろから22号管理所は解体され、収容者は秘密裏に移送されたとか・・・6月には移送が完了されたとのうわさ・・・この鉱山には500棟ぐらいありそうですから・・・1000所帯3500人程度の人口の移転ですかね?会寧の22号管理区域は広大で・・・そのうち、炭鉱の中心は・・・座標・・・

 42°34'24.49" N 129°53'05.00" E このあたりですね。ここから、日炭線の終点までは、炭鉱の引き込み線で会寧へ、そこから咸北線で清津、そこから平羅線で芦洞駅へ、ここから日炭線で終点ですから、200kmちょっと、8時間でつくのでは?貨車のワム車で軍馬6頭、牛なら15頭・・・人間なら荷物付きで30人か40人を詰め込めるか?40人で15両編成で600人、
6編成を仕立てればOK?まあ、電力は基本的に水力発電ですから安上がりですね。多分内燃力発電は渇水期の補助でしょうね。時間をかければ十分運べる・・・まったく、何を考えているやら?しかし、強制収容所の移転かね?ちょっと気になります。

2014.08.02

  

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