現在をうろうろ(345)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・北朝鮮の通信インフラ、旧城津;金策市の港

 端川から海岸沿いを眺めて、金策市へと向かう途中には軍事的なものはそれほど無いのですが、2010年頃からでしょうか・・・マイクロウェーブの中継用の鉄塔ですかね?それらしきものが建てられているようです。

 さすがに、パラボラアンテナまでは確認できませんが、雰囲気はマイクロウェーブの中継って感じですね。鉄道沿いの電信の時代は終わったのか?なんってね・・・北朝鮮の社会インフラは不明の点が多すぎて・・・地方での水道とか、ガス・・・電気も普及の程度が不明・・・送電線網は存在が確認できますが、家庭での引きこみまでは良く確認できませんが、中朝国境をチェックした時は・・・柱上トランスなども、かなり小さなものであったような感じです。

 ラジオ受信機は・・・丸に十の字のアンテナで受信しているらしき事までは分かりましたが・・・特に工業化していない街の受電設備などもその規模から・・・一家に1個の電球のレベルのような感じですから・・・

 戦前の地方新聞社なども、現在はどうなっているのやら?不明ですね。

 マイクロウェーブの中継施設が日本で使われるようになるのが・・・1950年代の半ばぐらいですね。直接は私が知らない時代・・・TV放送の中継や電話回線・・・北朝鮮の回線使用料は安いのやら高いのやら・・・このマイクロウエーブはデジタル化しているのかね?そうでなければ、通信を傍受できる可能性があるのでは?日本でもアナログ時代は、中継回線を受信するのが一部のマニアの楽しみであったようですから・・・無線の中継ブイを日本海の海流に乗せて傍受とか・・・駄目かね?

 このマイクロウェーブのアンテナが、陣地の中にあるんで・・・軍事通信なのか?と気になったわけです。軍事力は、攻撃兵器だけではなく・・・それを、どのように使うかのインフラの部分も重要ですから・・・振り上げた拳をどこへ降ろすか・・鉄道及び道路網・郵便・電信・電話などもある意味兵器ですから・・・

 さて、珍しい発電所が・・・鉄道用の内燃力発電だと思われますね。双龍駅の近く・・・座標は・・・

 40°36'51.09" N 129°10'09.19" E このあたりですね。脇に川もありますから、内燃力発電だかボイラーを焚いているかは不明ですが・・・一応は、機関庫と一緒に存在しているようです。多分・・・ここからも送電する事があると思われます。

 さて、明治32年に開港場となって繁栄を始めた城津、現在の金策市を眺めるとしましょう。

 明治33年に近隣の郡の合併問題で暴動が起こり焼き討ち・・・明治37年に日露戦争で帝政ロシア軍の南下で我が帝国臣民は引上げ、兵火に焼かれ・・・

 明治42年から44年にかけて埋立と防波堤を作り、大正11年から15年にかけて、防砂提と防波堤を作り、防砂提の付け根の部分を埋立てて、さらに昭和6年から、西海岸だから、商港の防砂提を作った半島の反対側・・・南側ですね・・・ここに漁港を新たに作ったようです。この時代の主な輸出品は、大豆・生牛・銅のようですね。

 戦前の城津港の様子は右のようなものですね。ここの港は海図では・・・

 左のように示されていますね。明治から大正にかけて中央の赤い部分が埋立てられ防波堤が作られ、昭和の初めに、中央下の堤防が作られ、漁港としたという事のようです。

 現在も、明治以来の港湾設備は使われているようです。港の南の小学校も、その脇の高台の測候所も、郡庁も警察もそのままの位置にあるようですね。

 海軍兵力としては、小型艇の発進台の上に12隻、港内に9隻が浮かんでます。どのような編成になってるのやら?一応、右の写真の直ぐ上に漁港がありますね。・・・座標は・・・

 40°40'18.74" N 129°12'11.03" E ここですね。

 水産加工場、燃料タンク、漁船・・・大型の漁船は6隻以上在泊している時がありますから、そこそこ稼働しているようです。ここの構内にはタンクローリーが出入りしているようです。

 という事は、大量破壊兵器対策は効果を失っている?大量破壊兵器の運搬を可能とするような、大型貨物トレーラなどはかなりの数が入っていることになりますね。

 なんだか、北朝鮮から見ると・・・米国・フランス・サウジアラビア・イスラエル・イラク・日本・韓国・エクアドル・ボリビア・パラグアイ・ウルグアイ・・・・このあたりが孤立しているという事になる?韓国はしかたないし、米国つながりで日本・・・つまり、北朝鮮ではこの3国は世界から孤立しているように見えるのかもしれません・・・?

 この場所は、それなりに古い漁港のようです。昭和14年ごろには、この場所の堤防などが作られていたみたいですね。右の地図がその頃のもののようです。

 とにかく、この港は・・・大型船が入れるのが魅力なのでしょう。おもな輸出品は・・・

 久原工業の銅店鉱山の銅に、他には黒鉛か・・・

 ここの鉄鋼業も見てみましょう。何しろ良質な鋼を製造しているようですからね・・・

2014.07.31

  

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