現在をうろうろ(344)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・端川の周囲とマグネサイト

 さて、ちょっと核開発関連で遊んでいたら、日本海側の様子に対する勘がちょっと狂って、変なものばかり気にし始めました・・・観光案内の方が面白いとか・・・産業に関する関心が高くなって・・・困ったものです。気合を入れて眺めねば・・・何しろ、戦場となる場所ですから・・・しかし、本気で派兵するのかね?気になりますね・・・ふと、日露戦争では、このあたりも帝政ロシアの軍隊に占領され、市街戦が戦われたはずなんですが、あまり、そういった事は教科書には書かれていないような?普通は・・・旅順要塞攻囲戦や黄海海戦を経て遼陽会戦という流れで奉天会戦、日本海海戦・・・って流れになりますが・・・日本海側への帝政ロシア軍の浸透が語られても良さそうな気がしますが・・・咸鏡北道など、満州支配の足がかりになる地域ですからね・・・このあたりの戦闘に関しては、童話などで紹介されていたような・・・朝鮮人・中国人・ロシア人・大日本帝国陸軍の将校とか・・・

 日清日露の戦いは遠くになりましたね・・・さて、端川のあたりから北へ進んでいきましょう。先ずは何にするか?端川市街の北にお偉いさんが来そうな場所がありますね。座標は・・・

 40°28'41.91" N 128°55'33.10" E ここですね。立派な道というか駐車スペースを兼ねた道路なのかもしれませんが、大型車も自由に入れる道がついた別荘というのか・・・政府宿舎というか・・・不思議な建物群です。下の白い道沿いの高級な家屋とは対照的な、上の集約的な農業を行っている場所・・・このあたりは何かすごいものでも採れるのか?実は、周囲は松林で、松茸が採れるとか?

 マツタケも、我が家の食卓で絶滅して久しいですね・・・どこぞの松茸のお吸い物で、それらしき香りを嗅ぐといもありますが・・・ケイ皮酸メチルの香りを楽しんでいるのでしょうが・・・

 北朝鮮産品は、どうせ第三国経由で日本に入っていると思われますね。経済制裁など・・・北朝鮮の庶民には関係ないと思われます・・・自給可能な耕地に人が配置されていますから・・・ダムというか溜池による灌漑に関しては、ずいぶんと力を入れいますから、都市部以外は飢えそうにないのですが、何故国中が飢えている事になるのか?農家はよほどの収奪が無い限り飢えないと思いますがね?・・・一般的な日本での認識では飢えている事になっていますが・・・確かに肥料は行きわたっていないと思われます。そして農薬も・・・ただ、水道の敷設は都市部だけであることから、飲料水確保の意味合いでは、河川の富栄養化、農薬による汚染はマズイ気がします。

 まあ、風水の得水蔵風の地も・・・山を背負っていますから、山に横井戸を掘って、それを飲み水としているような気配も感じられますが・・・都市近郊以外は、どこも河川の水は・・・鉱山地帯でなければそれほど悪くないような感じですね。北朝鮮の水事情が気になるわけです。

 そういえば、端川の街内を見ていなかった・・・ここは歴史のある街ですから・・・気になる場所がいくつかありますが・・・塀で囲まれて監視塔のようなものがある場所がありますが・・・なんとなく、伝統的に塀で囲むというのが好きなような感じがします。

 あとは・・・マグネサイト鉱山ですね。60km程の山の中に大マグネサイト鉱山が存在します。ここのマグネサイトなどを、興南の日本マグネシウム金属工業の工場でHansgirg processの特許を買い入れて、マグネシウム精錬を昭和10年ごろから始めたようですね。座標は・・・

 40°54'09.35" N 128°49'27.44" E このあたりですね。左の写真左下がマグネサイト鉱山、マグネサイトはマグネシウムの鉱石として、熱処理をして耐火物として火床などに使われるものです。写真中央左が多分、ニッケルか何かの鉱山で左上は強制収容所の噂もある鉱山町ですね。このあたりまでは、大日本帝国領の時代に開発が行われていました。

 その山のさらに先の山の中に精錬所らしきものがあります。座標は・・・

 41°04'35.44" N 128°50'57.35" E ここですね。何の精錬所なのやら?雰囲気は、この近くのマグネサイトかドロマイトらしき白いものと、石炭を使って何やらやっていますから・・・マグネシウムをピジョン法で精錬しているとか?ピジョン法での精錬工場が、中国山西省にあるようですが・・・こことは規模が違い過ぎて比較にならない・・・大きな煙突と・・・建物の類似性はありますが・・・いくつかドロマイトからマグネシウムを精錬していると思われる工場をチェックしてみましたが・・・良くわかりません・・・セメント工場にも見えるしね・・・でも、煙突が違うから・・・無煙炭を利用した精錬?コークスの無いお国柄なので・・・

 豆彦線の引き込み線のあるセメント工場との類似性もあるが・・・セメント工場の区画に、マグネシウム精錬工場が建設されつつあるのか?なんだか・・・精錬所についての知識が欲しくなるし・・・軍事基地より、知識の裾野を広げなければならないので、面白いかも?

 韓国でも、マグネシウム精錬のプラントを建設していますね。東海岸非鉄金属産業クラスターの中にPOSCOマグネシウムが・・・ここは、長いパイプラインで原材料の移動を行っていますね。

 北朝鮮の航空機は年代物が多いですが、ミサイルは次々と開発して、世界中に売りまくっている感じですから・・・北朝鮮には軽合金の技術があるはずですよね。軽く強度のある特殊素材が・・・あるとか?

 あれ?また、北朝鮮はミサイルを発射したとかやってますね・・・

 30日午前7時半ごろと7時40分ごろに1発ずつ発射され、いずれも数秒後に落下した。その後、午後5時50分ごろに発射された1発は約210キロ飛んで日本海に落ち、午後6時ごろに撃った1発は約130キロ飛んで北朝鮮領内の陸地に着弾したとみられる・・・

 ・・・ふむ、平壌北方の妙香山か・・・精密誘導兵器の実験ですかね?130kmで着弾点を100m以内にする技術が完成している?と私は考えちゃいますが・・・報道は、例によっておかしなコメントをつけていますね・・・2発は発射に失敗したとみられ、数秒後に落下。1発は北朝鮮領内の陸地に着弾したといい、被害が出た可能性もある・・・海上に落としたのでは命中精度が計測しにくそうですから・・・200kmってイージス艦が飛来する弾道弾を迎撃するような距離ですから・・・長さ10m程の細長いミサイルに誘導できるわけですから・・・陸地に落ちて失敗?となぜ判断するのか私には分かりませんね・・・敵を侮ってはいけないと思いますが?例の地下要塞の防空テストでもしたか?・・・

 レーダー観測だとすると、電波の見通し距離で200kmという事は、観測する場所にも依りますが2500mぐらいの高度に達しないと観測できない?という事は、巡航ミサイルではなさそうですね。どうも、北朝鮮の経済はずいぶんと回復しているようですから、今後何が出るか?

 マグネシウムは軍需産業として、日本も戦前は非常に盛んに開発をやっていたようですが・・・近代デジタルライブラリー - 新興産業の基礎知識. 第1 興味深い・・・このあたりは、軍事的なものに関してはあまり見るものが無いようです。金策市、かつての城津あたりまで飛びますかね・・・

2014.07.31

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)

 聯合ニュース
 産経ニュース検索 世界読解
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 寄り付き前の外資系証券会社経由の注文状況

 International Institute for Strategic Studies IISS
 Chinese Military Review
 外邦図 デジタルアーカイブ - GAIHOZU Map Digital Archive
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 日露戦役写真帖
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮港湾要覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 朝鮮群書大系
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉄道旅行便覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 新興産業の基礎知識












inserted by FC2 system