現在をうろうろ(325)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・北朝鮮の経済基盤は?

 さて、海岸の続きを眺めていくとしましょう・・今度眺めるのは、前回眺めた隣の浜からです。ここにある駅は三湖です・・・ここはそこそこ人口のある街になっていて・・・大型漁船による水産業と水産加工の工場があったようです。残念ながこの事業は終わってしまって・・・再開は不明ですね。大型漁船は係留され朽ちるに任せられて・・・海底に沈んでいます。内陸には・・・鉱山がありますが何を産出しているか不明ですが・・・

 地図を出しておきましょう。右のようなものですね。興南を出て列車は山の中を抜けて三湖のあたりで海岸へと出てきます。

 左の写真の湾の左側に集落が三湖です。写真中央やや左あたりに三湖の駅があります。

 海軍関連は目立つものは無いし、陣地も目立つものは無いですね。道路の系統性からすると、ここに上陸してもどこへも行けない・・・大周りをしなければならないし、山は深いし・・・という事のようです。

 山に向かうと・・・鉱山がありますが・・・つながる道路の使用頻度は高くないし、ずりが多いが回りがすすけていないから石炭じゃないし・・・大量に掘って大量に捨てて採算に乗るのは・・・金銀鉱石ですかね?座標は・・・

 39°59'27.73" N 127°51'01.37" E ここですね。右のような鉱山があります。左下が選鉱場だと思いますが・・・坑口で捨てられ、選鉱場で捨てられていますから・・・純度が低くても採算が取れる・・・鉱山の資料はありますが、住所がね?こいつが分からない・・・私の手持ちの地図では・・・詳細な、地図があれば良いのですが・・・

 いずれにせよ・・・衛星写真から読み取れる事は何かの問題ですね。

 さて、上の地図の洪原から化陽の先あたりまでを眺めるとしましょう。このあたりは、造船業が盛んで・・・なかなか興味深い所です。まずは、造船所を・・・座標は・・・

 40°01'00.19" N 127°58'37.51" E ここですね。

 ここの造船所には100mをちょっと越える船を建造できる船台があります。2つのクレーンを備えています。部品加工は、屋内で行っているようです。これも、デノミ以降息を吹き返した造船所のような感じですね。

 北朝鮮が、デノミ前とデノミ後でどのように変わったのかの資料が欲しい気がしますね。絶対面白いと思うのですが・・・もう一つ気になるのは・・・水産加工業が復興していないような感じですね。大型の漁船が動いていない・・・水産加工工場らしき建物の再建が進んでいない・・・増加しているのは家禽工場ですかね。農場?工場?・・・農場らしくない、多分軽油の使用が少なく、家禽の肉が喜ばれている・・・魚は沿岸の定置網でなるべく小さな単位の燃料しか使わないような規制がある・・・それとも、魚は流行っていないとか?まさかね・・・やがて、大型漁船が出漁するようになると・・・資源が回復しているはずなので、大漁が見込めるのか?

 主流は、沿岸の定置網漁・・・単に、傾斜生産方式を取っている?ジーゼル油を国家建設に回して・・・建設を行っている?高速道路の整備とか・・・従って、漁船に回す量が減少して、大型漁船の出漁が押さえられている・・・よって、漁業関連の大型施設の稼働が先送りされている?・・・なんとなく、中国の影響が大きいような?中国は・・・道路建設・鉄道建設を行い、辺境に火力発電所とセメントプラントを投入・・・これで、開発を行っている・・・需要の無い所に過剰な供給を行っていますね。需要を供給によって喚起している・・・ケインズ流ではないね・・・もっと古い経済手法・・・何だっけ?・・・セイの法則か・・・供給された量は需要される・・・電力なんかは供給量が限られていますから、その枠の中での経済活動をするしかない、しかし、その枠を越えて供給されれば、その電力は需要される・・・日本の工業界では夏の恒久的な節電要請があるから、生産を拡大できない・・・従って、生産拡大の意欲は失せる・・・このぐらいでやってればいいや・・・どうせ、夏は施設が遊ぶことになる・・・たしか、この状態になったのは夜間電力が原子力発電ですべて供給されるようになった頃からですね・・・夜間の余剰電力対策は・・・エコキュートとかが出たんだから・・・2000年ごろ?だからこれに先立ってですよね・・・日本での一次エネルギー供給が22000ペタジュール程度で頭打ちになって・・・2008年の京都議定書で・・・資料が欲しいね・・・ 一次エネルギー別供給構成比の推移(国内供給ベース)

 ほい了解・・・右のような感じですね。1995年あたりまでがエネルギー供給量が伸びて・・・それから頭打ちで・・・2008年の京都議定書のろくでもない約束で・・・電力需要が落ちた・・・しかし、チーム・マイナス6の掛け声も続かず2010年に戻ってる・・・

 都合のよい統計の利用の仕方をしましたが、どうやら一次エネルギー生産量の問題が経済に影響を与えるような感じですね。

 結局は・・・経済活動は通貨を介しての物々交換だから・・・無いものは買えない、生産を拡大させれば、それは消費される・・・ただ、食糧増産は地域的な市場の限界があるから、それほど大きくは伸びないが販路が広がれば、それなりに需要が大きくなる・・・市場の流動性の問題か・・・販路ね・・・なんとなく、ずっと以前に学んだ事が納得できましたよ・・・

 つまり、日本も電力価格が・・・供給過剰気味になって、下がる見通しが無い限り経済の活性化は見込めないという事になりますかね。

 どうやら、基礎財に関してはセイの法則が生きている・・・

 しかし、北朝鮮のデノミと新券切り替えによる預貯金の国家による略奪によって為された・・・通貨の信用力の向上と、中露からの資金の流入の関係は?まあ、基礎的な鉱物資源が北朝鮮にはあるという事ですかね?・・・北朝鮮の電力は鉱山と軍需品工場に流されている?外貨を稼げる所へ・・・金持ちの嫌いな共産主義、貧乏人の好きな共産主義の構図か・・・共産主義は相互扶助の精神があるから、実績は出なくとも努力していれば、それを信用とするからか?従って、資金が流れたのか?

 そして、デノミの際に現金を毟られた庶民は、デノミ実施者がボコボコになって銃殺される事で満足し、失った金を回復すべく努力の開始を行った・・・さてね・・・どこまで、この妄想が現実味を帯びるか・・・妄想と消えるか・・・

2014.07.23

  

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