現在をうろうろ(3227)
日本貧窮者経済新聞
 北朝鮮の水爆実験は・・・?

 さて、北朝鮮の新品に見える・・・ICBMの弾頭と、それを置いて公開した部屋というか、建物も新品ぽいですからね・・・しかも、建物の外見は公開されませんでしたが・・・この建物はかなり特殊な形状をしているような感じですね。あれ・・・水爆実験の成功の報道が出てきましたね・・・この建物探しは後回しですね・・・

【平壌9月3日発朝鮮中央通信】大陸間弾道ロケット装着用水爆の実験で完全に成功したことに関する朝鮮核兵器研究所の声明は、次の通り。

朝鮮労働党の戦略的核戦力建設構想に従って、われわれの核科学者たちが9月3日12時、わが国の北部核実験場で大陸間弾道ロケット装着用水爆の実験を成功裏に断行した。

今回の水爆実験は、大陸間弾道ロケット戦闘部に装着する水爆の製作に新たに研究、導入した威力制御技術と内部構造設計方案の正確性と信頼性を検討し、確証を得るために行われた。

 という事は・・・左の奴をドカンとやったって事ですかね・・・いつもの・・・41°16'51.0N 129°05'08.3E - Google マップ この辺りに1000m以上の竪穴をを掘ってドカンと・・・直近のこの核実験場のレポートは・・・North Korea’s Punggye-ri Nuclear Test Site New Media Reports of an Imminent Sixth Test Again Cannot be Corroborated 38 North こんな感じですね。「北朝鮮が直ちに核実験の兆候確認できず」と米サイト分析 - Sputnik 日本 概要はこんな感じですね。

 気になるのは・・・1000m以上の竪坑を掘って、核弾頭を降ろして埋め戻してドカン!でしょうから・・・どれくらいの時間でセットできるのやら?暦を見て9月9日が危ないとかやっているようですが・・・なかなか面白いね・・・

実験の測定結果、総爆発威力と分裂対融合威力比をはじめ核戦闘部の威力指標と2段熱核兵器としての質的水準を反映する全ての物理的指標が設計値に十分に到達し、今回の実験が以前に比べて前例なく大きな威力で行われたが、地表面噴出や放射性物質の漏出現象が全くなく、周囲の生態環境にいかなる否定的影響も与えなかったという確証が得られた。

 2段熱核兵器ね・・・水爆ですから・・・上のひょうたんみたいな容器の大きな側に球形のプルトニウム爆弾が仕込まれていて・・・小さな球体の方に重水素化リチウムが入っていて・・・プルトニウム爆弾の爆発した際の強力なX線(γ線)が1マイクロ秒ほど発生して、太陽の中心の3倍をちょっと超えるぐらいの温度に達します・・・この放射線を使って、2段階目の圧縮を行って、核融合を起こすわけです。

 X線を2段階目の圧縮に向かわせるのに反射材を使うか、X線レンズを使うか・・・色々な方法があるようですね。とにかく強力なX線によって、ウラン238の容器に入ったプルトニウムの芯の回りを取り巻く重水素化リチウムと、この容器の外側に充填したX線を透過するポリスチレンなども瞬時に気化して高圧を発生させてウラン238の容器ごと圧縮するという事のようですね・・・どうやら、X線をひょうたんの細い側に導くために2つの球体を繋ぐ円錐台の内側は金メッキされているようですね・・・何層も重ね合わせて・・・金属の表面での全反射でも利用しているのでしょうね・・・X線望遠鏡のバウムクーヘンの構造のようなものではないかと・・・反射材だと・・・核分裂によって発生する磁力でも利用しているのでしょうね・・・

まあ、いい加減な図ですが・・・右のような感じですかね?とにかく、効率よくX線(γ線)を重水素化リチウムに浴びせなければならない・・・ああ、概念図はネット上に存在しますね・・・web.archive.org これね・・・私の下手くそな図よりいいね・・・

 それから、中性子もターゲットのプルトニウムに集中させるためにX線レンズと同じような全反射を利用したレンズを使うようですね・・・X線も中性子線も全反射を利用した物でしょうね・・・

 原理的なものはこんな所かね?私のイイカゲンな理解ですがね・・・

 あれ?気象庁「過去の揺れと比べ10倍程度は大きい」 NHKニュース こう来たか・・・どうやら、うまく起爆して2段階も爆発して10倍の威力に化けたという事ですかね・・・

実験を通じて、水爆の1次系の圧縮技術と分裂連鎖反応始発制御技術の精密さを再確認し、1次系と2次系の核物質利用率が設計に反映した水準に到達したということが再び実証された。

 優秀な設計ができたという事ですね・・・設計通りの出力が出た・・・

水爆2次系の核融合威力を高めるうえで中核技術である核装薬に対する対称圧縮と分裂起爆および高温核融合点火、続いて非常に速く展開される分裂―融合反応の間の相互強化過程が高い水準で実現されるという確証を得ることによって、われわれが水爆の製作に利用した1次系と2次系の指向性同伴構造と多層放射耐爆構造の設計がとても正確であり、軽量化された熱放射遮蔽材料と中性子遮蔽材料が合理的に選定されたということを確認した。

 1次側の対称圧縮・・・つまり・・・左の奴は完璧にマスターしたという事ですね。さて・・・指向性同伴構造と多層放射耐爆構造の設計・・・これが良く分からない・・・指向性はX線や中性子線に関するものでしょうね・・・同伴構造?指向性を与えるための反射体やレンズの設計が上手く行った。そして、核融合を開始させるのに必要な時間の封じ込めに成功したという事ですかね?

今回の実験を通じて、われわれは1次系と2次系で起きる複雑な物理的過程に対する朝鮮式の解析方法と計算プログラムが高い水準にあり、2次系の核装薬構造などチュチェ式に設計した核戦闘部としての水爆の工学構造がしっかりしているという結論を得た。

 独自の理論研究の成果であると・・・まあ、公開されている水爆の資料は限定的ですから・・・中性子線やX線レンズなどは考案しなければならない部分が多かったという事でしょうね・・・ただ、近頃は色々と情報が洩れているし・・・基本原理から必要な構造などは推測できますからね・・・若い研究者がチャレンジするには良いのではないかとね・・・

実験ではまた、核弾頭爆発実験と各種の弾道ロケット試射を通じて十分に検討された密集配置型核爆発制御システムの信頼性を再度確認した。

 起爆制御の装置の話ですかね?・・・配線の長さなどもそろえなければならないのでしょうからね・・・

大陸間弾道ロケット装着用水爆の実験での完全な成功は、われわれのチュチェの核爆弾が高度に精密化されたばかりか、核戦闘部の動作信頼性が確固と保障され、われわれの核兵器設計および製作技術が核爆弾の威力を打撃対象と目的によって任意に調整することのできる高い水準に到達したということを明白に示し、国家核戦力完成の完結段階の目標を達成するうえで非常に有意義な契機となる。

大陸間弾道ロケット装着用水爆の実験が成功裏に行われたことに関連して、朝鮮労働党中央委員会は北部核実験場のわが核科学者、技術者に熱烈な祝賀を送った。−−−


 成功を祝しますが・・・使わないという事を条件としてね・・・この兵器が平和に貢献してくれればね・・・偉大なる安倍晋三閣下の積極的平和主義は戦争の恐怖による平和という奴だったっけね・・・まあ、少なくとも、北朝鮮を攻撃する国はちょっとは考慮しなければならないわけですね。できれば、これ以上の開発は凍結してほしいものですね・・・だって、小さな晋ちゃんが泣いちゃいますからね・・・毎回、トランプ大統領に・・・ぼく、怖くて寝られない・・・何とかして!とやっているようですからね・・・

2017.09.03

  

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