現在をうろうろ(318)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・本部機能と地下要塞?そして、新型艦か?

 北朝鮮を眺めていて、羨ましいのが1つありますね・・・不法投棄と思われるものが無い・・・ゴミの山が存在していないのが良いですね。逆に言えば、物資が不足しているという事になるますが・・・可燃物はかまどで燃されてしまいますし、石油化学工業製品は殆どないのでしょうから・・・これから、導入するなら、生物分解系の包装材料ですかね。市場経済へと移行するわけですから、見かけの豊かさではなく、実質的な豊かさが指導されていくと良いような気がします。

 日本だと、包装であるとか、綺麗に揃って見えるとかが重視されていますが・・・そのために、どれだけの無駄なエネルギーが費やされているか、その部分ですね。食品を買い込んでくると、食品よりゴミの方が多くなるのはありがたくないですから・・・まったく、ゴミの出る事出る事・・・なんとかならないのかね・・・

 墓制の改変は進んでいるようです。右の写真の墓地は、写真右側の方が古くて・・・多分2007年頃から造成が行われ2010年開園、左の広めの高級墓地?これが2013年に造成が開始され2014年には右の状態になっています。なかなかの人気・・・これで、山の上の墓地が減るのではないかと・・・衛星写真を眺めていて、墓地はなんとかならないのかな?なんって思っていましたから・・・この墓の座標は・・・

 39°58'40.45" N 127°34'20.05" E ここですね。どうやら墓制改革は着実に進行中のようです。

 さて、良さそうな事を書いていますが・・・どうも、このあたりは、本気の軍事拠点のように見えてきました。咸興・興南地区は看板で、本気の軍事拠点が別の所にあるようです。このあたりで、政府系の立派な施設が1つあります。それは、座標・・・・

 40°02'06.40" N 127°38'36.47" E ここです。

 ここには、左のような建物群があります。官舎の構造を見ると、長官が1人次官が3人と上級事務官であわせて120人ほどであると思われます。仕事は何かは分かりませんが・・・こんな感じですね。上級事務官・・・武官かもしれませんが、とにかく構成はこんなものです。雑役と、さらに裏手に怪しげな道のついている区画があるので、訓練部隊か警邏隊かもしれませんが、その類の部隊が駐屯しているような感じです。ここから7km程離れたところにもっと怪しいものがあります。座標は・・・

 39°59'49.14" N 127°42'50.74" E ここです。

 右のような写真の場所です。2003年3月18日の画像ですが・・・初めは鉱山か採石場かと思ったのですが・・・鉱山なら選鉱場とかあるはずですし、採石場なら届け先があるはずです。いずれにせよ、トラックのタイヤの跡で運ばれる方向が確認できるのですが・・・道路には、運び出された形跡が判然としません。

 左の写真が最新の2014年4月15日のものです。どうやら、地下格納庫のようなものが完成しつつあります。右のトンネルは既に秘匿されているようです。大谷石の採石場なら納得しますが、このあたりの岩石は・・・ジュラ紀の花崗岩地帯でしょうから掘るのは結構大変なはずですが・・・やっています。さて、何か?地下基地か霊廟ですかね。地下格納庫とか・・・中国だと、山を切り崩して滑走路を作ったりしますから・・・とにかく動員されている重機もかなりありそうですから、力が入っています。間口が36m程ありますから、大抵のものは入るというわけです。

 入口をどんな具合にデザインするかが、ちょっと楽しみです。これだけ、気合の入った構造物ですと国土強靭化計画の1つではないかと・・・日本も政府要人の隠れ場所、反撃のための兵器の温存のために、こういった地下基地を作ることになるのでしょう・・・松代大本営跡を接収するか?ミサイル恐怖症の政治屋さん・・・しかし、日本の場合は、どこにでも断層があったり・・・破砕帯などの複雑な地質構造がありますから、なかなか納得できるような地下基地を作ることは困難だと思われます。なんだか・・・サンダーバード基地のパロディーかね?掘りだされているものからすると120m程の奥行きがありそうですから、こりゃすごいですよ。・・・見学ツアーは無いかと・・・収容所への招待は勘弁ですが・・・いや、立派!

 日本で作るなら、筑波山界隈など良いのでは?秘匿は困難ですが・・・何か霊廟だとか言って金を集めて、それを表看板にして・・・

 さて、興南地区から海岸を北上して、この要塞地の全貌を眺めるために、周辺基地を眺める事にしましょう。

 海軍基地群があります・・・全体像としては、右のような湾ですね。ここには本気の海軍基地が沢山あります。写真左下の小さな湾は、リゾートです・・・偉そうな人のやってくる屋根付きの駅もあり、設備は良さそうです。そして写真中央左の大きな湾の中の左の四角い湾から見ていくことにしましょう。まずは、座標・・・

 39°52'36.37" N 127°47'10.70" E ここですね。

 四角い湾の湾口、日本海側に、小型艇の地下艇庫への入口が2つ開いています。写真右下の丘の上には、燈台かレーダーがあるようです。多分レーダーではないかと・・・

 そして湾の奥の写真上の方に、小型艇の発進軌条が置かれていますね。2本の桟橋の一方の端に100m程のフリゲートがつながれています。長さからすると・・・羅津級フリゲートのようです。ソ連海軍のコラ型フリゲートの船体を伸ばして、スチームタービンをジーゼルエンジンに置き換えた艦のようです。

艦尾に爆雷、中央両脇に2基の対艦ミサイル、前後に砲塔があり・・・連装速射砲、連装機銃などを搭載しているようです。画像処理を施しましたが、一応は、なんとなく確認できますね。立派なものです・・・近頃のステルス艦の・・・のっぺりしている艦を眺めていると・・・艦橋構造物なども・・・見応えのあるものです。

 こういった、侵攻用には使えない艦艇は、積極的な戦争には使えませんから、基本的には儀式の時の荘厳具のようなものですから、ステルスにする必要もないのだと思います。現在の近代国家は、侵攻作戦を考えないことになっていますから・・・しかし、何故か我が国は侵攻作戦が好きであるとしか捉えられないような発言を国際社会でするのか、私には分かりませんね。

 しかし、東アジアの勢力はどうなるのやら?中国があって、指揮権で一枚板の米韓と・・・ちょっと離れて、近頃の国際交渉の様子からすると、日・露・朝が接近しつつある・・・我が国はロシア制裁に対して乗る気の無いような感じでね。なんだか一貫性が無いような、ふらふらと流れていく様な・・・まさか、北朝鮮のミサイルの脅威を避けるために、北朝鮮に媚を売るのか?その仲立ちとしてロシアを・・・北朝鮮の核兵器を借りて中国を撃つ?・・・いずれにせよ、エネルギー政策をきちんとしないと、製造業は海外に逃げ出すのではないかと・・・夏には発電機を持つ企業は昼間はその発電機をフル回転させて事業展開を行っていますからね。そういった事で、現在の電気需要を賄っているのですから・・・報道では流れない話ですが、現実はそういった仕掛けになっているわけです。これで、電力に市場原理を盛り込んで、夏の昼間の電力を高価なものにつりあげたら・・・私が製造業だったら、電力の安い国に出ていきますから・・・もしくは、夏は休み・・・従業員は一時帰休だね。夏冬出荷と春秋出荷で製品価格を変えられないなら・・・春秋の電力価格の安いうちに作って、夏冬は休み・・・こんな事はできないから海外移転だね。
ソホ級フリゲートか?
 さて、この羅津級フリゲートとともに停泊しているフリゲートが気になります。北朝鮮の船にしては船体の幅が広いのです。長さは58m程です。甲板形状は、ヘリコプターの発着ができるものですね、後部には機雷を積んでいるような感じです・・・これって、噂のソホ級フリゲートかね?船腹から船首へのつながりがカタマランのような?この写真は2012年2月14日のものです。しかし・・長さが違うから、ソホ級の後継型か?明らかにヘリコプターは運用できますから・・・艦形からするとカタマランだし・・・

 新製品開発が盛んなようですね・・・

 船首にはフリゲート同じような砲塔が乗っていますね。ミサイルが艦橋部の左右とその後ろにあるような?

 いずれにせよ、小型艦でヘリコプターを搭載するとなると、この形になるような感じですね。この港は、何やら色々な艦が停泊しているようです。次回は他の船も眺めてみましょう・・・

2014.07.21

  

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