現在をうろうろ(3179)
日本貧窮者経済新聞
 2017年の防衛白書で、中国に関する記述は・・・?(5)

 さて、前回の続き、2017年度版の・・・防衛省・自衛隊:防衛白書 これの、中国の項目の続きですね。梅雨が明けたら梅雨空かね・・・まあ、いいか・・・今日も野菜いじりは休みですね・・・兵器マニアも、兵器の発達はあまり期待できそうもないし・・・戦争道具でも、破壊系の物は限界が見えてきているしね・・・センサー・通信系のデバイスの発展ぐらいしか無さそうですが、兵器マニアはあまり関心を持たない領域ですね・・・実際、レーダーやソナー、電子工学マストという潜望鏡とか・・・欧州の技術が中国に流れ込んでいますしね・・・オーストラリア海軍の新しい潜水艦には、中国の潜水艦と同じエンジンが積まれることになるしね・・・ソナーや電子工学マストとかもね・・・攻撃兵器は異なりますが、防衛的な兵器は共通になりつつあるしね・・・

 中国の039型潜水艦の装備品なども・・・光学潜望鏡ですかね?中国はタレス社のCM-010電子工学マストに関心があるようですね・・・Thales Sails the Seven Seas これね・・・露頂すると瞬時に周回をスキャンして偵察終了という感じですからね・・・棒の周囲を回る必要もない・・・船殻に穴を開けなくて良いわけですから・・・そのうち搭載するようになるのでしょうね・・・

4 軍事態勢
 中国の軍事力は、人民解放軍、人民武装警察部隊と民兵から構成されており、中央軍事委員会の指導及び指揮を受けるものとされている。人民解放軍は、陸・海・空軍とロケット軍などからなり、中国共産党が創建、指導する人民軍隊とされている。

 中国の軍制が良く分からないね・・・基本は人民解放軍の陸海空軍の三軍と核弾頭ミサイルを管理するロケット軍・・・で、人民武装警察部隊は、武装公安警察ですね。建設部隊などの工兵部隊の肥大したような奴も保有して、大規模ダムや発電所の建設をしたり、道路建設を行ったりもしますね・・・国境警備や治安維持に担当のような奴ね・・・消防署もここが中心という事のようですから・・・警察・消防・水防・国境警備・資源探査など力仕事系の行政一般を扱っているという感じですね・・・民兵は、予備役とは別の有事の際の動員可能な基礎訓練を受けている職能集団という感じですかね・・・輜重輸卒やら戦闘部隊を補助する能力を有する連中ですかね・・・自治体の管理する徴用可能な連中ぐらいの感じですかね・・・

 とにかく、人的な動員力は非常に大きい事は確かですね・・・人口の1%も兵士に化けるととんでもない戦力ですからね・・・これらの構成単位は平時の管轄で分けられているという感じですね・・・

(1)軍改革
 中国は、現在、建国以来最大規模とも評される軍改革に取り組んでいる。15(同27)年11月、習近平国家主席は中央軍事委員会改革工作会議において、軍改革の具体的方向性について初めて公式の立場を表明し、「戦区」の設置及び統合作戦指揮機構の創設や軍の人員30万人の削減などからなる軍改革を20(同32)年までに推進する旨発表した。

 そう・・・ちょっと、気になるのは中国軍隊は文民統制なのか?ってね・・・北朝鮮は文民統制のようですが・・・金正恩君は制服を着ませんからね・・・しかし・・・習国家主席は・・・野戦服を着ていますから・・・これは普通に戦時には殺して良い人間の恰好をしていますからね・・・中国共産党中央軍事委員会首席=中華人民共和国中央軍事委員会首席・・・統帥権を有している・・・大変な権力を有していることは確かですね・・・

 近年、軍改革は急速に具体化している。15(同27)年12月末、「陸軍指導機構」、「ロケット軍」、「戦略支援部隊」の成立大会が北京で開催された。16(同28)年1月、中国軍全体の指導機構であるいわゆる「四総部」が、「統合参謀部」、「政治工作部」、「後勤保障部」、「装備発展部」など、中央軍事委員会隷下の15の職能部門へと改編された。同年2月、中国軍におけるこれまでの「七大軍区」が廃止され、作戦指揮を担当する「五大戦区」、すなわち「東部戦区」、「南部戦区」、「西部戦区」、「北部戦区」及び「中部戦区」が新たに編成された30。さらに、同年9月には「聯勤保障部隊」の成立大会が北京で開催された。

 物流と医療の集約を行っていますね・・・これって何のためかね?物流を一本化して、補給における・・・立体突撃などを考えているのかね?種々の兵科を動員しての立体作戦・・・作戦の基本になるのは補給ですからね・・・補給を1本化すれば、立体作戦の立案が楽になりますからね・・・兵科間での物資の取り合いは無意味になりますからね・・・兵站を重視しているという感じかな?物資を集約することで、それにぶら下がる各兵科運用を円滑に行えるようになる・・・攻勢終末点が補給の終末点の先ですからね・・・補給終末点を決めればその先が最前線・・・補給も無しに戦い続けることができないから・・・「日本らしい日本」の戦争論だと・・・戦術が最優先で、戦略などはあまりなく、兵站などあとからついてくると思っているぐらいじゃないのかね?

 兵站の消失は戦意消失につながるから・・・兵站終末点を先に延ばして戦意を高め・・・攻勢終末点を進める・・・堅実じゃないかね?また、「日本らしい日本」は・・・補給なしでの戦争かね・・・?日本の自衛隊の装備品の備蓄はかなり低水準のようですからね・・・借金の山の政府だから仕方ないか・・・まあ、国民性で兵器も食糧無しでも死守命令を守るというあたりを過信しているのかね・・・?

 これら一連の改革は、統合作戦能力を向上するとともに、平素からの軍事力整備や組織管理を含めた軍事態勢の強化を図ることにより、より実戦的な軍の建設を目的としていると考えられる。

 日本は統合作戦能力が低いのは自明ですが・・・中国はどうなのか?まあ・・・兵站の方からの組み立てだと悪くないでしょうね・・・飯と兵器を送り込む方から統合化すれば・・・日本の統合作戦能力の低さは、アメリカ様の下に入る事で調整されるのかな?そういえば、統合作戦に関しては、ソ連がかなり早くなかったかね?第一次世界大戦の終結ごろからやってたはずですね・・・赤軍の創設時が・・・階級すらも存在しない軍隊ですからね・・・現地軍を1つの上級司令部に統合したやつ正面軍制度って奴でしたっけ・・・縦深戦術理論・・・戦線の正面に新手の戦力が湧きだすようにして戦線を伸ばし、敵陣を浸食していく奴ね・・・膨大な予備兵力を必要とするから、兵站重視型の戦術ですね・・・貧乏日本では無理な戦術・・・

 日本では・・・銃剣を付けた連中が正面に万歳攻撃をするだけだからたやすい・・・万歳攻撃を航空機・重砲・ロケット弾・空挺部隊などで、戦線正面から100km程度の縦深に後方遮断を行いつつ攻撃し一気に突撃をかけて包囲殲滅・・・空陸一体の攻撃・・・要は補給ですからね・・・中国は、世界最大の機械化軍を持つことになったようですから・・・こいつの全速発揮を可能にする兵站を実現しなければならないという事なのでしょう。補給が続けば、戦力は殺がれないですからね・・・

 まあ、かつてのバグラチオン作戦の侵攻速度を最大限に上げるような兵站の構築ですかね・・・この手の作戦は、兵站が縦深攻撃のカギになりますからね・・・

また、「四総部」の改編は、指導機構の分権並びに中央軍事委員会及び同主席の直接的な指導の強化や、軍中央での腐敗問題への対応がねらいであるとの指摘もある。今後、これらの改革が引き続き進められることが予想されるが、急速な軍改革によって軍内部に不満が募っているとの見方もあり、実施状況とともに、わが国を含む地域の安全保障への影響も含め、改革の成果がどのように現れてくるかが注目される。

 馬鹿らしい・・・C4Iの導入に伴う改変でしょうね・・・指揮命令系・兵站の強化に尽きるのではないのかね・・・全兵科は命令に従い目標撃破これしか要求されないわけですからね・・・簡単ですね。上級指揮官は単に敵の正しい評価と、それを圧倒するだけの兵力と、それを維持し続けるだけの兵站の確保をすればよい・・・大陸での包囲殲滅戦というのはこういった奴になる・・・改革の成果は・・・多分、重厚な梯団の連なりでしょうね・・・予定は1000km程の戦線を20日で700kmぐらい押し出すぐらいの速度じゃないかね。兵站を1日35kmぐらい伸ばせる輸送力・・・

 中国のトラック輸送はかなり大重量長距離をやっていますからね・・・タバントルゴイ石炭・・・43°39'37.0N 105°32'13.1E - Google マップ このトラックが250km離れた中国・モンゴル国境のその先まで運んでいますからね・・・42°24'14.7N 107°35'39.8E - Google マップ さらに・・・その先へ・・・石炭で黒くなった道が続きます・・・

 北朝鮮のグアム周辺へのミサイル発射のプランが固まったようですね。お盆の送り火が先に行って、アメリカ様からの迎え火が行くのか・・・?

 テーブルの上の戦術図をそれらしく変形させてみると予想通りのコースですね・・・40°01'57.7N 128°13'21.0E - Google マップ このミサイル・サイロのある基地・・・38Northの潜水艦の分析と、北朝鮮のミサイル・サイロと目標と・・・? ここで示したような北朝鮮のミサイル・サイロのある基地の1つですね。多分ね・・・しかし・・・今日は何で、朝から株価が上がっているのやら?北朝鮮の脅威のレベルが下がったとは思えないのだが・・・不思議だね?

(2)核戦力及びミサイル戦力
中国は、核戦力及び弾道ミサイル戦力について、1950年代半ば頃から独自の開発努力を続けており、抑止力の確保、通常戦力の補完及び国際社会における発言力の確保を企図しているものとみられている。核戦略に関して、中国は、核攻撃を受けた場合に、相手国の都市などの少数の目標に対して核による報復攻撃を行える能力を維持することにより、自国への核攻撃を抑止するとの戦略をとっているとみられている。また、現在進められている軍改革において、陸海空軍と同格のロケット軍が新設されたことなどから、中国は核戦力及び弾道ミサイル戦力を今後も引き続き重視していくものと考えられる。

 核ミサイルは、第二砲兵の管轄で中央軍事委員会が直轄するという奴ですね・・・陸海空の三軍とは昔から違った扱いでしたね・・・兵器の運用は相変わらず中央軍事委員会の配下で・・・通常弾頭弾を扱うようにして通常弾頭は、陸海空軍と立体運用という感じになったのではないかとね・・・さすがに、核弾頭は戦区管轄にするとは思えないのでね・・・地方のクーデターで核兵器が反乱軍に渡るなんってのは考えにくいですからね・・・41°16'49.4N 100°18'15.9E - Google マップ この辺りの基地が面白いね・・・多分、38°46'44.1N 111°44'34.0E - Google マップ ここが核保管庫でしょうね。ミサイルの発射基地に近く、弾薬庫のさらに先の山の中へのトンネルへ線路が消えていますからね・・・あと、列車発射のミサイルの保管場所はここじゃないかと・・・40°18'31.1N 116°31'28.1E - Google マップ 爆発物を扱っているらしく、避雷針が並んでいますからね・・・41°33'02.7N 126°14'38.3E - Google マップ ここなども、軍の施設で、線路が山の中に入っている・・・何のためなのやら?中国には不思議なものがありますからね・・・

 なんだか疲れたから、一旦切るか・・・何か食べないと・・・

2017.08.15

  

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