現在をうろうろ(307)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・虎島半島から葛麻半島に至る要塞・虎島の砂洲・・・

 さて虎島の長い砂洲にはいくつかの陣地が存在します。兵器の存在は無いのでパス・・・本土側の砂洲の付け根の部分に怪しげな建物群があります。雰囲気は物流関係ですかね。座標は・・・

 39°24'26.89" N 127°31'54.18" E ここですが・・・

 左の写真のように怪しい場所なんですね。写真左から道が続いていますが、この道は明らかにこの建物のために作られ、この場所を迂回するように道路が作られている。構内へ真っ直ぐ入った道路は、広場へつながり、その先には背の高い建物がある・・・この道は明らかに迂回した道に繋げる意図が見られない。従って、この場所はある意味終点であるという事。そして、何故か海岸とのつながりが強い・・・

 右の写真のように明らかに数隻の漁船を運用しているらしい・・・

 水産加工場の可能性も否定しきれないが、道路と広い駐車スペースが重要な機能である事が分かっていますから・・・海軍水産部とかあってもおかしくない気がしますね。何しろ、海軍の基地の営庭に漁網があったりしますから・・・魚に対して戦争を仕掛けている可能性が高い・・・時には、漁網にかかる潜水艦もあるようですが・・・

 さて何だろう・・・道路の系統性からすると、行き先は2か所ですね。1つは海岸を北上するルート、もう一つは、小猪島を・永興砂島を経由して川沿いに山へ入るルート・・・このルートは、小猪島の桟橋などの利用ができるので・・・そして、海岸へ急速配備、から撤収についてのルートも確保されていますから悪くないかと・・・そうなると、漁労ではなく、上陸演習を重ねているとか?そうなると、戦闘工兵の基地と考えても良さそうな・・・駐車スペースはミサイル発射場に化けるとか?ただの、缶詰工場かもしれませんが・・・不明な建物群です。

 近くには兵器が配備された対空陣地もあるし・・・ちょっと気になる場所です。特に、この奥の駐車スペースのモニュメント・・・

 左の写真の下に写っている板状のものが・・・モノリス・・・これが気になりますね。一体何?将軍様のレリーフとか・・・上野のロダンの地獄の門を思い出して・・・ダンテの神曲の地獄篇第3歌からの作品ですね。図書カード:神曲 久しぶりに読み返してみますか・・・

 とにかく、このあたりは重要な地域らしくて、対空陣地もありますね。座標は・・・

 39°24'25.37" N 127°31'16.04" E ここです。

   右のような対空陣地があります。兵器が出ていますからチェックしただけですが・・・至る所に陣地があるものです。

 そして、小型艇の基地です。座標は・・・

 39°23'27.07" N 127°28'36.29" E ここです。大猪島です。一応、このあたりの要塞地図から地名を拾い出しましたからね。

 ただ、史料を読むとなると非常に時間がかかるので・・・まずは、先入観を持たないで・・・チェックをかけながらだと、前へ進めなくなりますからね。政治屋が毎日寝られないで苦しんでいる国の実情をきちんと見ておかないと・・・この基地に関連がありそうなのは、写真左下の燈台と思われる構造物ですかね・・・レーダーサイトは白くないと思うので・・・この島は、要塞の一部で、島には馬式57ミリ砲が2門あったようですが、その位置は不明です。ここの浜に引き出して打ったか?

 弾薬庫は、写真の左上の方にある2棟の連なりのようです。それから、道の脇が切り開かれて広くなっている所から写真上に向かって道が延び、何か構造物がありそうな感じです。もしかしたら、トンネルが掘られ、横井戸として水源として使われているとか?営庭の前の小さな流れは冬には枯れてしまうようですから・・・

 配置されている艇は右のようなものですね。基本的には183型魚雷艇です。一隻だけ迷彩を施されていないのがありますが、前部の銃座の位置が違いますから・・・ちょっと良いレーダーを装備しているのではないかと思われます。

 ちょっと前に眺めたのと同じパターンの魚雷艇群です。ただ、魚雷発射管が装備されていませんから、武装はどうなっているのか?単なる囮ですかね?小型のミサイルでも開発しているのか?こういった艇は単なるプラットフォームに過ぎませんから・・・旧式に見えても何を積むかでその価値が変わってきます。結局はどのような戦略の中に位置づけるかの問題であると・・・

 確かに、北朝鮮の兵器体系は旧式に見えますが・・・世界に売ってますからね・・・侵略やミサイルの恐怖におびえる指導者に、高価なアメリカ製やロシア製・・・中国製の代わりになる・・・ジェネリック医薬のような武器を安価に供給して安心を売っている国家なのか?まあ、北朝鮮の武器分野での躍進は、ジェネリックな安価な武器を利用する国にとっては福音ですかね。我が国は、高価なアメリカ製をさらにカスタマイズしたものでないと受け入れないという不思議な国ですが・・・なぜ?昔、海軍と陸軍が別の装備を欲しがったように・・・なにしろ、同じ工場の中に、海軍用と陸軍用の生産ラインを持っていた・・・それと変わらないような?そんな感じ・・・小銃など中国製で良いような?どうせ、高価なミサイルの電子パーツは・・・台湾製では?先へいこーっと・・・差別化が好きなお国柄の軍隊の装備は高いものにつく・・・

2014.07.17

  

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