現在をうろうろ(285)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・南涯から通川へかけての海岸防備の続き・・・

 共産圏というのは同じものを大量生産するという特徴がありますね。少量多品種はあまり好まれないというより、その方が生産性が上がるという事ですね。北朝鮮も基本的には同じパターンですね。ただ・・・やはり財力の問題ですかね。微妙に異なった形になる場合がありますが・・・とにかく・・・このあたりには様々な施設があって興味深いものです・・・

 さて、右のような建物が新たに建てられています。この建物のある場所は、もともと小さな建物が並ぶ弾薬庫でした・・・多分、現在も弾薬庫ではないかと思われます。この建物が・・・前回の大きな建物群にあった80m程の長さの建物との類似性があります。

 前回の建物は、弾薬庫ではないのは明らかだと思うのですが・・・大型車両が通り抜けられるようになっているわけです。この建物の座標は・・・

 38°55'00.43" N 127°52'50.06" E ここですが・・・牛小屋にも見えなくは無いですが・・・牛の寝藁とかサイロの類が無いのでね・・・

 まさか、屋根が開いて大陸間弾道弾の類が出るとか・・・可能性としてはありますが・・・大型ミサイル搭載車両が入っている可能性は否定しにくい気もします。

 なんだか、どこを見ても陣地があるような感じがします。しかし・・・このあたりの地名が良くわからない・・・馬鹿だね、鉄道の路線があるのだから・・・東海北部線・・・旅行案内を眺めれば良い・・・近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記 318コマ 東海北部線 長箭が良港に恵まれた軍港がある所、金剛山観光の拠点港・・・南涯駅は無人駅、荳白駅は沖合に鰤の漁場として知られている。レン城駅、木材の出荷があるとのこと。

 碧養駅は無人駅・・・現在の路線には無いようですが・・・左の写真のように駅としての機能は残されているような?・・・座標は・・・

 38°52'47.80" N 127°56'42.82" E ここですが・・・残されている理由は?・・・水際の防衛陣地のように見えるのは演習場か?そのための臨時駅として存在しているとか?

 そして、東海駅は旧通川駅で、通川郡の郡庁所在地であったとのこと。駅から6km程の所に電気鉄道の発電所がある・・・水力発電所ですかね?駅の周りには火力発電所の遺構はなさそうですから・・・・・・多分これかな?座標は・・・

 38°53'47.38" N 127°49'54.17" E ここですね

 右の写真のような50m余りのダムがあります・・・いや、違うみたいですね・・・碧養面にあるという事ですから・・・空軍基地のあたりですね。すると・・・空軍基地の南側にある台地のあたりか?・・・座標は・・・

 38°51'21.17" N 127°53'41.75" E これか?

 これは農業用水の導水用のダムと水門ですね・・・写真左下のダムと右上の水門で・・・こいつの落差では発電量は・・・近頃の再生可能エネルギーってやつでは利用したくなるものですが・・・10km以内には無い・・・どうやらこの旅行案内の誤記のようですね。近代デジタルライブラリー - 朝鮮の私設鉄道. 第25巻 114コマ 金剛山鉄道 ここの項目に興味深い事が書かれています。

 黄海へ流れている川の水を山を掘り抜いて日本海側へ流して発電を行うって・・・壮大な計画・・・記述からすると、川にダムがあって、そこからトンネルで山を抜け日本海側へ水を流している・・・なるほど、これなら特記に値するわけです・・・

 ありました・・・発電所の座標は・・・ 38°48'10.53" N 127°49'10.91" E ここですね。

 右の写真の左上の川に接しているあたりに発電施設があります。そこから左下へ導水管が敷設されています。それが・・・白く見える山越えの道に接している所にトンネルの出口があって・・・ここから1400m程のトンネルがつながって、写真左下のダムの所から取水しているという事のようです。金剛山電気鉄道だから・・・

 この事からすると・・・ここでの発電量が電車を動かす原動力で3200kW程の発電量がある・・・大正9年から大正12にかけての工事だったようですね。この当時は、電動車3両で、各70馬力4基の電動機を備えていたわけですから・・・70×745×4=208600 という事は1両で200kW、起動時には600kW程度は必要だから・・・この電動車は5両程度までしか増強できない・・・まあ、3両程度で十分か・・・これは各60人乗り、1両ほどの貨車か客車を引ける・・・電車というのは結構電気を食うものですね。しかし、十分な雨量が見込めれば、エネルギー費用は必要としないのは、水力発電による電気鉄道経営は悪くないとも言えますね。金剛山電気鉄道を調べていて・・・危なく西の方へ行きそうになりました・・・廃線になった鉄道の跡などにも興味があるんでね・・・

2014.07.10

  

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