現在をうろうろ(2762)
日本貧窮者経済新聞
 水素社会はどこへ行く?近頃の流行は消化ガスなのか・・・?

 なかなか面白いね・・・水素利用・・・日本経済新聞 電子版 千葉・船橋市、下水処理ガスで発電 環境配慮と運営コスト減の両立狙う 最近、私の頭の中ではこの手の奴を水素利用って範疇に入れて考えていますからね・・・

 消化ガスの類ってのは結局は、空気中の二酸化炭素と水から光合成によって・・・水素をエネルギー担体として組み込まれた化合物が生成されて、この水素の結合エネルギーを様々な形で取り出す作業と位置付けていますから・・・まあ、再生可能エネルギーのおおもとのような考えでね・・・その化学エネルギーを付加する元になるのが・・・嫌われ者の核反応なんですがね・・・毎日、巨大な核融合反応炉を眺めていますが、その小型版を地上に作ることは嫌いなようですから・・・

 まあ、何でも正しく使われれば問題はないですが・・・どうも、万民のためのという使われ方にならないものが多くてね・・・自分の都合の良い交渉の材料に使われるものが多くてね・・・核エネルギーも強力な力を持っているから・・・戦争道具へ・・・じゃなくて・・・

 千葉県船橋市は下水汚泥処理で発生するガス(消化ガス)による発電事業に乗り出す。民間事業者に西浦下水処理場の敷地を貸し出し、事業者が発電設備を整備、2019年度から20年間、発電事業を運営する。市は土地の賃貸料と事業者への消化ガス売却益を処理場の維持・管理費に充て、汚泥処理による環境負荷の軽減と処理場運営コスト削減の両立を図る。

 下水汚泥の中にはまだまだエネルギー資源となる物質・・・つまり、水素との化合物が色々と残っているという事ですね・・・この場合の消化ガス・・・つまり、メタン発酵菌によって生成されるメタンガスが有価物として取引の対象になるという事で・・・まあ、一種の発酵産業と下水処理も変化しつつあるという事でしょう・・・生成物は、メタンが半分、残りが二酸化炭素と硫化水素、アンモニアというところですかね・・・メタンスタートで化学産業を興すことも可能かもしれませんが・・・まあ、ゴミ収集車の燃料などに利用されたり・・・ガス管に混ぜて流したりと色々と利用されていますね・・・

 結局、光合成の結果できた様々な化合物は・・・結果として二酸化炭素や水・・・それから、植物の体を構成するための硫黄を含む物質が硫化水素になったり、硫化水素はさらに水素が使われると単体のイオウと水になりますね・・・硫化水素を取り込んで生活する細菌の中には・・・水素とイオウの結合エネルギーで生活して・・・体内にイオウの粒を持つことになる物とかもいますからね・・・

 水素が究極のエネルギー源といわれるのが・・・多くの生物の連鎖の中で、水素の結合エネルギーが使い尽されて行く・・・生物界でいう食物連鎖は、実質的に、水素連鎖でもあるわけですからね・・・光合成で、水が分解されて酸素と水素に分けられ・・・それが、再び水になるまでのエネルギーの取り出されて無くなっていく過程の連鎖ですからね・・・あれ?何の話をしてるんだろう・・・

 このほど公募型プロポーザル方式で水処理を手掛ける西原環境(東京・港)を事業者に選定した。同社が設立する特別目的会社(SPC)「船橋バイオマスエナジー」が4月から設備の建設に着手する。船橋市は同社に西浦下水処理場の発電設備用地を貸し出し、設備の整備・運営は同社が一貫して担う。

 消化ガスは下水汚泥を発酵処理する過程で発生するガスで、バイオマス発電の燃料となるメタンガスを含む。西浦下水処理場で発生する消化ガスは60%がメタンガスで、船橋市はこれまで汚泥の発酵を促すための熱源として利用し、使い切れない分は燃焼して大気に放出していた。

 発酵促進のための熱源だけでは余るから・・・燃やして処理・・・今度は、発電用の燃料に使うという事ですね・・・ひたすら効率重視という事ですね・・・まあ、ごみの資源化という事ですからね・・・そのうち、生ゴミなども発酵資材に変わっていくのだろうと・・・

 発電設備の完成後は西原環境のSPCが船橋市から消化ガスを買い取って発電燃料として活用する。これにより年間約2050トンの二酸化炭素(CO2)を削減できる効果がある。

 発電量は年間432万キロワット時を見込み、一般家庭約970世帯の消費電力に相当する。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を利用し、19年度から20年間売電する。売電先は未定。市は借地料と消化ガスの売却費を合わせて、年間4270万円の収入を見込んでいる。

 民設民営のため、市にとっては初期費用を抑えられるメリットがある。消化ガスの売却で得た収入は処理場の維持・管理費に充てる。市はCO2の削減で環境への負荷を減らせるとして、21年度からは市内にもう一つある高瀬下水処理場でも消化ガス発電を導入する方針だ。

 段々ごみの再資源化の動きが強くなってきましたね・・・しかし、水素社会はどうなるのかね?下水や生ゴミなどを使って、安価なメタンガスが大量に・・・そう、やがて農業生産現場での屑野菜や畜産業も下水につながるようになると・・・というより、やがて、キッチンのディスポーザーが標準になって、新しい流れを生み出す可能性もありますね・・・日本では、あまりディスポーザーは流行っていませんからね・・・下水の富栄養化を計って、メタン生成の合理化を考えるのも良さそうな・・・まあ、結局は・・・全部食べて生ごみを出さないように心がければ生ごみはかなり減らせますからね・・・

 なんだか、市街地でも閉鎖型の養鶏場とか牛舎とか・・・汚水処理の問題がクリアできるようになれば出てくるかね?今搾乳した牛乳から作ったクリームとか・・・産みたての暖かい卵とか・・・結局は、どのようなインフラを備えるのか・・・インフラを保つための経費がどれだけ削減できるのか・・・さらには、下水で産業が起こせれば・・・利益を生むものになるには・・・そういったものになるわけでしょうね。

 私なんかは、エコ・・・だね。生ごみはまず出ない・・・近頃は特に・・・だって、可食部位しか野菜は持ち歩かないですからね・・・しかし、なんだか徐々に閉鎖系に近くなっていくような・・・無駄は極力避ける・・・そうなると、水素社会は消えるのでは?だって・・・水素までにしなくても、メタンで済むから・・・そして、人間が飯を食う限り下水経由でメタン生成が行われて、それがそれなりの量になるのであれば・・・有機資材は下水に流し込めば、それだけで、メタン生成に資するわけですからね・・・廃棄野菜なども粉砕されてメタン生成の原料になるとか・・・そうなると、ちょっと下水の役割が変化しそうな感じですからね・・・

 下水処理場などで発生する消化ガスを利用する発電事業は12年にFIT制度が始まったのを受け、全国の自治体に広がっている。千葉県内では千葉市が16年3月から消化ガス発電を始めており、船橋市の参入で県内自治体でも導入機運が高まりそうだ。

 どうやら・・・水素社会よりは化学工業日報 【トップインタビュー】 日立造船 谷所 敬 社長

▼ パワー・ツー・ガス(PTG)システムについて。
 「PTGは、再生可能エネルギーで得た大量の余剰電力を水素やメタンの燃料に変換し貯蔵・輸送する技術。昨秋にPTGシステムの製造販売を行う独エトガス社を買収した。水素社会の実現には高価なインフラ整備が課題となるが、メタンとして流通させれば既存インフラが活用できる。水素社会の前に新興国などでPTGシステムを普及させたい」


 これになるだけじゃないかと・・・水素社会にする必要があるかどうかの問題ですからね・・・水素はどう考えても扱いにくいですからね・・・

2017.03.14

  

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