現在をうろうろ(273)

 中国人民解放軍南海艦隊・・・軍港(7) 空港とレーダーと刑務所と?

 さて、海南島の北部の基地を眺めてみましょう・・・と言っても空軍基地ぐらいしか無いですね。あとは、海監って海上保安庁やコーストガードのような、海事警察が頑張っているようです・・・

 まずは、本気の航空基地を・・・ここまで人民解放軍を眺めてきましたが・・・実は、人民解放軍の空軍なのか、海軍航空隊なのか陸軍航空隊なのか・・・私はチェックしていないんです・・・雰囲気としては、海軍航空隊はあるが、陸軍航空隊はなさそうな感じですが・・・多分・・・海軍航空隊が存在するのは空母兵力を持つから・・・地対空ミサイルなども扱う部隊が海軍にはあり、陸戦隊も持っているようですし・・・陸軍航空隊が空軍に化けているような雰囲気もあるし・・・軍政というのはなかなか面倒です。残念ながら、見かけでは判断できないし・・・三軍の指揮権みたいなものも良くわからんし・・・しかし、連携はできているような?ちょっと、不思議な軍隊・・・日本の伝統とはなんとなく違う・・・海軍と空軍と弾道ミサイル部隊はは国家の軍隊で・・・陸軍は省のの軍隊みたいな感じだし・・・米国の軍隊に近い感じがします。州兵・・・、現在の韓国軍も米国の州兵と同様な感じですし・・・なぜか・・・ピオニールなんて言葉が頭の中に浮かんで・・・工兵も地方じゃなくて国家の統制下にあるような?全国的に似たような軍事基地が三軍の違いを問わず現れていますからね。

 さて、海南島の北部の空軍基地は・・・座標は・・・

 19°41'53.27" N 109°43'35.47" E ここですね。右の写真のような、普通の航空基地ですね。ただ、ここの配備機数はやたらと多くて・・・ざっと数えて100機ほどあります。100機というと半端じゃない数ですから・・・2005年の写真ですが・・・このときには青い屋根のある駐機場は無かったので、露天で100機ほどが並んでいますが・・・現在青い屋根の下には何があるかはわかりませんが・・・周囲の掩体にも40機ほどが羽を休めていますから、いずれにせよ多くの航空機を擁している事は間違いないでしょう。

 ちょっと気になるのは、司令部棟が滑走路に対して斜めになっていますし、かなり広大な土地を保有しているようなので、横風用の滑走路も計画されているのか?

 ふと・・・海南島にはマラリアは・・・どうやらマラリアの危険地域のようです・・・平成11年度の報告では毎年1万人程度のマラリア患者が報告されるとか・・・こりゃ夕涼みでふらふらできないという事を意味するのか?まさか、小型機用の飛行場や、ちょっと立派なヘリポートは・・・農薬散布用?可能性はありますが・・・そのうち気合を入れてチェック・・・このあたりの小河川や池などの風景を眺めながら、この地域の生活の様子を考えていたらね・・・

 そして、この航空機基地のレーダーサイトがあります。座標は・・・

 19°39'46.73" N 109°44'19.54" E ここですね。一応、バスケットボールコートがあるので、軍事基地であってガスタンクとかではないと思われます。あとは、焼け焦げた跡のある四角のスペース・・・こいつも気になりますね。

 このあたりの集落も、興味深い・・・広い道沿いに並んだ商店を中心に広がる民家とか・・・道路が広場の機能を持っているような風景・・・旧来の住宅が、徐々に新型へと変わりつつある・・・

 やはり、電力供給の安定化が生活を変えて行くのかね?

 このあたりには、右の写真のような・・・もう一つのレーダーサイトがあります。ここの座標は・・・

 19°47'36.06" N 109°45'43.12" E ここですね。直径32m程度の丸い台のような場所に何かが乗っているのか焼け焦げなのか?ちょっと気になります。

 ミサイルだとすると・・・防空というよりは反撃かね?1基の大きな発射台?それともヘリポートにヘリコプターが墜落したか?可能性は色々あって・・・構造からするとモニュメントではない・・・長大かつ重量物を取りまわすための緩やかな道と、最短で結ぶ道・・・

 色々と眺めていると、なかなか立派な建物があったりします。ちょっと覗きたい建物なんですが・・・ここには入りたくは無いですね。多分、刑務所・・・高い塀と監視塔がついていますから・・・ここの座標は・・・

 19°40'27.68" N 110°18'40.55" E この周りには付属の作業施設のようなものがあるような感じですね。

 左の刑務所から南東に15km程行ったところに・・・刑務所みたいな建物がまたありますね。高い塀に囲まれた場所、敷地の端には高い塔があります。観光用の展望塔ではなさそうで・・・給水塔かもしれませんが、対応する建物群は無いし・・・さて何だろう?気になる場所です。座標は・・・

 19°31'53.49" N 110°20'22.67" E ここですね。

 刑務所ばかり見つかりますが・・・上の奴と基本的に同じデザインですね。多少のオプションはありますが・・・囚人の増加が見込める?それとも、近頃米国で高く評価されている、囚人の待遇改善というやつですか・・・

 しかし・・・刑務所も大量生産とは・・・ここの座標は・・・

 19°12'09.71" N 110°26'22.73" E ここですが、建設中のようです。

 また同じような監視塔のついた高い塀を持つ建物を発見・・・刑務所が多すぎないかね?これって、刑務所ではないとか?しかし、監視塔のある塀をめぐらしているという事は・・・入らせないか、出させないかのどちらか・・・寄宿学校か?

 18°52'28.22" N 110°25'00.33" E 座標はここですが・・・今までは普通に行われていた事を急に取り締まったとか?戦時捕虜の収容所としてなら小さいし、もっと別の形態の建物になるような・・・兵舎のようなものですね。

 また出てきました・・・間違いなく監視塔は内側に向かっていますが・・・なかなか瀟洒な・・・刑務所に使ってよい形容詞かどうかは別として・・・

 お城じゃないでしょうし・・・テラス付きのコンパートメント・・・運動場付きの独房・・・座標は・・・

 19°59'10.71" N 110°26'35.10" E ここです。

 急速な都市化で、犯罪が激増かね?それとも、中国各地から送られてくるとか?

 しかし・・・刑務所には見えない佇まい・・・高級保養所?お金持ちのアル中患者を閉じ込めるとか・・・秘密研究をしている?研究者が逃げないように監視?

 何か良くわかりませんが・・・刑務所に見えますから・・・不思議な建物・・・高級政治犯?・・・粛清の嵐が吹くとにぎわう場所とか・・・ランツベルク刑務所を思い出しましたね・・・次の世代の権力者を収監しておく場所か?

2014.07.05

  

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