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日本貧窮者経済新聞
 水素輸送プロジェクトで水素社会の夜明け?でも水素はどこで作っているのやら・・・?

 水素社会に向けて、オーストラリアで褐炭から水素を作って日本まで運ぶってのが・・・実現?社説/日豪間の水素輸送プロジェクト 運搬船基準でリード、世界初目指せ オピニオン ニュース 日刊工業新聞 電子版 水素運搬船を建造するのか・・・しかも2隻?運ぶ水素はあるのかね?

 水素社会の実現に向けて世界をリードするためにも、官民連携で成功させたい。
政府は豪州当局と協力して、液化水素輸送プロジェクトに乗り出した。世界初の液化水素運搬船を建造し、豪州で褐炭から製造した水素を日本に輸送して使用する。運搬船の就航予定は東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年だ。

 オーストラリアの褐炭を利用した、石炭ガス化プラントの話が以前あったような気がしたが・・・スマトラでも石炭と水蒸気を反応させての日本経済新聞 電子版 褐炭は世界の原料市場を変えるか ガス化・化学合成で商業化めざす新日鉄エンジ これね。これが順調に行っていれば・・・まあ、水素も・・・?

 新日鉄エンジニアリングが中心となり、同国ヴィクトリア州で検討しているのは、褐炭を2階建ての炉でガス化し、合成天然ガス(SNG)やメタノール、水素などをつくる計画だ。地元で利用するほか、日本に輸出する。

 日本での実験で世界最高の85%のエネルギー変換効率にメドをつけ、オーストラリアで商業化を目指す。来年度から1日200トン〜300トンの石炭を投入する実証炉の設計に入り、2016年度にも稼働させる。実証後はそのまま商業運転に入る予定だ。並行して同1000トン以上の大規模な商業プラントを18年度から建設し、21年度から運転に入る計画だ。


 ヴィクトリア州に建設・・・か・・・

 発電に使われる歴青炭などより揮発分が多くガス化に向くのだ。特に生成ガスにメタンを多く含み、SNG製造に適しているという。水野部長は「褐炭からSNG、そして液化して日本に持ってくれば、天然ガスの輸入ソースを拡大できる。そのためにも褐炭の権益を押さえることが大事」という。

 今後は日本主導で褐炭などの資源を加工して日本に持ってくる形がより重要になる」と指摘する。仮に褐炭の価格が上がっても、ガス化して化学合成する形なら、利益を地元と分け合う体制を取りやすい。

 褐炭の利用・研究はIHIや神戸製鋼所、三菱重工業なども、アジアやオーストラリアで様々なアプローチで取り組んでいる。褐炭資源国のドイツでも利用の歴史は古い

 東京電力福島第1原子力発電所の事故に端を発した、世界的な脱原発の流れで、LNGに続き、石炭、さらに褐炭資源の争奪戦が今後起こる可能性は高い。「すでにインドネシアの褐炭確保に動き出した国がある」との声もある。


 インドネシアのは・・・スマトラ島南部の奴でしょうね・・・3°31'40.5S 102°20'01.1E - Google マップ 多分、このあたりに、3つほどの採掘場がありますね・・・ Coal Mines in Indonesia リライアンスの炭鉱だと思われますが・・・インドの企業ですね・・・

 世界的なこういった流れの中で、北朝鮮も炭化度の低い炭鉱を新たに開発して、どうやら会寧の炭鉱から労働者を移転させていますね・・・40°49'27.5N 129°18'09.3E - Google マップ ここの炭鉱ですね。日炭線も延長されて・・・ここの石炭を利用して盛んに、石炭の液化を行っているようです・・・北朝鮮の技術は、ドイツの奴が・・・東欧か中国から流れたのではないかと思いますがね。

 褐炭は自然発火の危険があるため輸送に適さない。現状では未利用資源だが、液化水素に変えて大量消費地に運べば有望なエネルギー源となる。

 問題は・・・輸送船以前にオーストラリアやスマトラ辺りで褐炭の利用プラント事業が進んでいるかですね・・・確か、2017年頃にはこれらのプロジェクトは完成するのではなかったっけ?2011年とかそのあたりから騒いでいるから・・・5か年計画でしょうからね・・・すると、一応の成果が出ているのかね?

 ただ問題は、液化水素の大量輸送技術が確立されていないことだ。日豪はプロジェクトに先立って国際海事機関に液化水素運搬船の安全基準を提案。16年11月に暫定基準として採択された。新造の運搬船には、この基準を適用する。

 水素運搬船の安全基準は・・・暫定基準は決まった・・・

運搬船は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて、川崎重工業などが建造する。LNG(液化天然ガス)船をベースにするが、より条件が厳しい。

 運ぶ水素は?褐炭から水素を作ると、二酸化炭素が発生するね・・・確か、この二酸化炭素を油田に送り込んで保管するとか、そういった計画だったっけ?成果報告書 2015年12月 平成26年-平成27年度成果報告書 ゼロエミッション石炭火力技術開発プロジェクト クリーン・コール・テクノロジー実用化可能性調査 低品位炭利用促進事業可能性に関する検討 インドネシア・スマトラ地域における未利用低品位炭からのSNG供給・CO2 EOR事業に関する検討 これが、プランのようで・・・2015年段階で検討段階ね・・・

 低品位炭利用促進事業についてH27年7月14日 ふむ・・・こいつが進んでいるのか?これに、左のような山分けプランがあるね・・・オーストラリアでの水素製造の幹事がが川崎重工で、その関係で水素運搬船を川崎重工が作るのか?

 より新しい資料がありますね・・・低品位炭利用促進事業についてH28年7月14日 あれ?ダメじゃん・・・

 オーストラリアの案件は資金の目途すら立っていないじゃん・・・水素の価格は16.71米セント1Nm3とあったのが・・・消滅・・・

 オーストラリアは水素製造国なのかね?とにかく、二酸化炭素の捨て場の計画は・・・The CarbonNet Project Assessment Permits - Earth Resources このあたりの油層に送り込むようだね・・・

 水素の計画は・・・和田憲一郎が語るエネルギーの近未来(10):壮大な夢「CO2フリー水素チェーン構想」、未利用資源と液化水素を組み合わせる (1-3) - スマートジャパン これのようですね。2015年02月17日の報道・・・未利用資源(褐炭)をクリーンエネルギーに 変換する水素エネルギーサプライチェーン

 ん・・・褐炭改質の現状が見えない・・・オーストラリアに輸出する水素はあるのか?Coal - Earth Resources ふむ 炭鉱の所在は分かりましたが・・38°15'34.6S 146°22'56.3E - Google マップ このあたりで掘っているが・・・価格交渉で既に・・・Alternate Uses - Earth Resources どうも、水素の生産は現状では・・・無さそうですね・・・

 先の記事の壮大なる夢・・・に・・・

 現在は、褐炭発電所を経営するオーストラリアAGL EnergyやフランスGDF Suezなどが褐炭の採掘・発電を行っている。

 当社は、そこで採掘された褐炭から水素を製造するエネルギー企業に、技術と製造システムを提供することでお手伝いしたいと考えている。当社の役割はあくまで他社のプラントシステムに必要な技術を開発するというもの。エネルギー企業として水素の製造や販売を行い、運営することは考えていない。


 なるほど、平成27年度に水素製造は消えたということかね?それで、H28年の報告書では最終産品の価格リストに水素が無かった・・原状では存在しない水素を運ぶための和田憲一郎が語るエネルギーの近未来(10):壮大な夢「CO2フリー水素チェーン構想」、未利用資源と液化水素を組み合わせる (2-3) - スマートジャパン

西村氏 まずは技術実証パイロットチェーンを作る予定だ(図3)。これは商用チェーンの80分の1の規模に相当するものだ。水素製造と輸送、貯蔵プラントに関する一連の設備を小規模に建設する。2020年までに建設する計画を進めている。投資額は数百億円規模となる。

 存在しない水素を運ぶためのバリューチェーンを作るのか・・・未来志向だね・・・しかも、ものすごい未来志向・・・

 例えば液化水素の沸点はマイナス253度Cで、酸素や窒素の沸点よりはるかに低温だ。空気に触れると酸素や窒素を液化する。液化酸素は強い酸化作用を持つため扱いが難しい。また水素は分子が最も小さく、気化すると漏えいの危険がある。

 日豪が提案した安全基準では、超低温に耐えられるタンク材料や漏えい対策、検知器など水素の特性を踏まえた29の要件を規定している。これらをクリアした液化水素運搬船を建造すれば、日本はこの分野で世界のトップに立つ。

 水素は環境負荷の小さな次世代エネルギーとして注目されているが、消費地で大量に生産するのは難しい。液化水素の形で輸入・保管できれば水素社会の実現を近づけられる。

 こうした先端分野で、日本が世界をリードして基準づくりに取り組んでいることを評価したい。実績ができれば日本の造船業の競争力強化にもなる。大きな可能性を秘めるプロジェクトだけに、官民が緊密に連携して成功を目指したい。


 つまり・・・存在しない水素を運ぶための船で・・・液化水素運搬船を建造すれば、日本はこの分野で世界のトップに立つ事ができるわけだ・・・私は、水素社会に関しては否定的なので・・・化学工業日報 【トップインタビュー】 日立造船 谷所 敬 社長

▼ パワー・ツー・ガス(PTG)システムについて。
 「PTGは、再生可能エネルギーで得た大量の余剰電力を水素やメタンの燃料に変換し貯蔵・輸送する技術。昨秋にPTGシステムの製造販売を行う独エトガス社を買収した。水素社会の実現には高価なインフラ整備が課題となるが、メタンとして流通させれば既存インフラが活用できる。水素社会の前に新興国などでPTGシステムを普及させたい」


 やはり、これになってしまうのではないかと・・・水素は運びにくいですからね・・・褐炭の液化によるC1化学工業が・・・多分ね。しかし・・・自然エネルギー:−253度の液体水素を6000kmも運搬、水素社会を支える専用船が実現 (1-2) - スマートジャパン この計画で走るわけね・・・まあ、水素が無くても・・・天然ガスを運べばよいのだから・・・

 なんだか、偉大なる安倍晋三閣下の水素!水素!で踊らされている人たちがたくさんいるようですね・・・ニュース検索で・・・褐炭 水素 プロジェクト - Google 検索 褐炭から水素は川崎重工は技術は出すが、エネルギー企業にはならないようですから・・・どうなるのかね?水素を生産している所から買い込んで運ぶという実証実験ですから・・・

2017.02.08

  

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