現在をうろうろ(263)

 中国人民解放軍南海艦隊・・・軍港(1)

 さて、次は海軍ですね。海軍基地って好きなんです・・・なんとなくね。・・・ここの海軍の基地は大きく分けて4つの港に分かれているようです。多分、本部となる港が手狭になって分業ですかね?

 このあたりの軍港の様子は右のような感じになっています。Aが本部ですね。Bには空母桟橋があります。Cが巡洋艦などの補給基地、Dが潜水艦の補給基地ですかね。

 興味深いのが・・・Cの左の方の海岸がリゾート地なんです。山が海に迫ったあたりから軍用地で立ち入りが制限されている地域です。そして、C・Dの港のあたりの景色はなかなか素敵なんですが・・・本気の軍港ですからね。一応、Aの湾の入り口には小規模な対空陣地・・・対空機銃座のようなものなどがありますが、現在は使われていないような感じですね。使われていないと、使う予定が無いのは別ですから、対空ミサイルが出てくる可能性は否定できないですね。問題は兵舎・武器庫を置く場所の余裕があるかの問題でしょう。

 なんとなく、レーダーの様子などからすると・・・基地は戦略情報処理システムで有機的に運用されているという事なんでしょう。海軍基地は海軍が守るというのではなく、地域を統一的に防衛するという方法を取っていると思われます。そういえば、近頃のミサイルとか兵器システムというのは・・・海軍も陸軍も同じ兵器を様々なプラットフォームに積んでいますからね。兵器の互換性ってのが重要なのかもしれませんね。

 そもそも、三軍なんって変な気がしますね。この、南海島の南部の地域防衛を行うのに・・・情報システムを管理し、そこが指令を出すのなら・・・三軍統合司令部とでもしますかね。単に、三軍は統合司令部が動かす部隊に過ぎない・・・連携無き軍隊は烏合の衆ですから・・・

 今は、戦術情報システムが整備されて来ていますから・・・三軍統合司令部へとなるのは必然でしょう。

 情報の引き継ぎの必要もないし・・・同じ情報を見て戦略を考え、その戦略を実現する部隊の動きの話ですからね・・・情報によって、まずは空軍か長距離ミサイルによる戦闘、要地防空、要地上陸阻止・・・反攻・・・空軍機を陸軍の対空兵器が助けるためには、同じ指揮系に乗っていないと戦いにくい・・・

 さて、戦略の話は眠くなるので、戦術レベルに落としますか。それより私の関心は・・・違ったりして・・・

 まず上のAの湾の部分ですが、左のようになっています。この湾の右に筏の群れがあるんです。こちらの方が面白いので・・・ここの筏は、ドラム缶を浮としてその上に井桁を組んで作ったもののようです。そして、家がその上に立ってたり素敵なんです。

 井桁の所に白いものがはみ出して見えるのは、どうやら浮に白い発泡スチロールを使っているようです。水上生活者・・・なかなか優雅な感じです。

 日本にもかつては水上生活者がいました。多分昭和30年代ぐらいで絶えてしまったライフスタイルではないかと思いますが・・・近代デジタルライブラリー - [大阪市]社会部報告. 第124号 水上生活者の生活と勞働 近代デジタルライブラリー - [大阪市]社会部報告. 第153号 水上生活者の社會施設調査 近代デジタルライブラリー - 社会調査資料. 第4−13,15−19,21,23−24,27輯 水上生活者の生活現状 興味深い資料です。そういえば、隅田川の水上生活者の記録映画もあったような記憶が・・・親子の水上生活者・・・遠い記憶・・・

 貧困がついてまわらないのであれば素敵な生活ですね・・・この手の生活は、貧困で水上に押し出されたことに起因していますから・・・自ら水上に出る場合は優雅で・・・

 そういえば、グスタフ・マーラーの映画・・・1974年の映画、この中に水上の小さな小屋が出てきたっけ・・・あと、韓国映画のイルマーレ・・・水上へのあこがれがあるんで・・・

 この湾の水上生活者は上流から埋め立てられてきていますから生活水面は徐々に狭められているようです。さすがに軍港へははみ出すわけにはいかないでしょうからやがて消滅する運命にあるのでしょう。

 さて、この軍港はアが救難関係、イが水上艦隊、エが修理ドックを持つ工作部、オが潜水艦隊、ウ・カが補給という感じです。しかし、補給関係はかなり手狭なような感じです。多分、観光開発で・・・多少の艦艇は残るもののやがて戦闘艦は移って行くのではないかと思われます。しかし、司令部などはどうなるのか?港に海軍がいるとそれなりの景色になりますから・・・と、余計な事を考えてしまいます。

 さて、アの救難関係は以前に眺めたからOKでしょう・・・新鋭艦がいましたね。水上艦はそれなりにいるという事が確認できるのでOKでしょう。問題は・・・潜水艦ですかね。ここは基本的に通常動力艦しかいないようです。

 興味深いのは、ドックですね。乾ドックの中ではどんな潜水艦であるかが良くわかります。右の写真のように2隻の潜水艦がありますが、この潜水艦は何?やや、太っちょのと痩せたのが・・・

 潜水艦は6隻ほど配備されているようですから、なかなか厄介ですね。中国の工業技術は飛躍的な進歩を遂げているようですからね。

 補給基地としては・・・さほど物資はなさそうです。ウでは地上タンク2基と地下タンク4基が確認できます。カの燃料タンクは地下の直径30mタンクが1基は確認できましたが、後は不明です。

 ここの軍事基地は、基本的に平地が狭いのが問題ですが・・・中国の土木技術は、それを克服しようとしていますね。・・・200mの射撃レンジとかがありますが、その先を切り崩して何かを作ろうとしています。

 周辺には左のような、様々な形をした構造物が作られ・・・やがて木々の緑の中に埋没して行きます。この不思議な構造物たちは何?斜面に造られた半地下構造物のような感じですが・・・高級別荘群とか?この構造物の座標は・・・

 18°14'41.68" N 109°32'36.06" E ここですが、理解しがたいものです。

 あれ・・・対空基地というか、ミサイル関連は、右の場所に集約されているような感じですね。廃棄されたような防空陣地を見ていたので見落としていました。

 小さな谷を弾薬庫に使っているという事でしょう。しかし・・・この街は・・・軍事基地と軍の保養施設から成り立っているような感じですね。

 しかし、この建築熱・・・凄いものです。一応は美しく楽しげに見える事が優先されているような・・・日本は灰色に塗りつぶされ、軍靴の音を聞く事になる・・・長い平和の時代も終わりですかね・・・何しろ、安全保障で重税を課して金を集めて借金の返済でしょうから・・・意気は上がりません・・・試算したくないですが、国民一人当たり月々1万円ほど税をかけたそうな気配・・・これを抜くのなら・・・預貯金税しか無いな・・・遊ぶ金が、また月1万ぐらい減らす事になるか?まあ、預貯金は殆ど無いのでその点安心ですが・・・預貯金の残高をどこまで減らせるか・・・考えないと。まあ、銀行に置いても利子は付かないし・・・決済用ですからね・・・働かないで生活保護か・・・そういった選択肢も考えたくもなる・・・

2014.07.03

  

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