現在をうろうろ(2602)
日本貧窮者経済新聞
 トランプ大統領の就任演説は・・・?(3)

 さて、前回の続き・・・日本経済新聞 電子版 「今日から米国第一」 トランプ大統領演説全文 アメリカの理想ってのを理解していないと、この演説は意味をなさない気がしますね・・・根源が、「日本らしい日本」とは明らかに違いますからね・・・日本の理想ってどんなものなのやら?少なくとも、改憲を叫んでいる偉大なる安倍晋三閣下ですから・・・現行憲法で述べられる理想とはかけ離れたものを考えているような感じですからね・・・最後は独裁制で、外交は自衛隊が命を懸けてやるのかね?

 中国とは怖くて話ができないみたいですからね・・・只の原稿読みですから、会話にはならないのは分かりますが・・・情けないね・・・こんなので、どうやって指導力を発揮するのやら?・・・じゃなくて・・・

 米国は他の国を豊かにしたが、我々の富、力、自信は地平線のかなたへ消え去った。1つずつ、工場は閉鎖され、海外移転され、取り残された何百万という米国の労働者たちのことが顧みられることはなかった。中流層の富が奪い取られ、世界中に再分配された。

 なんとなく・・・米国は他の国に富みと力を与え、アメリカは・・・ワシントンの一部は自信を得たのでは?その代償として・・・工場が閉鎖され、海外移転されていった・・・まあ、現実には産業の効率化によって、産業構造の変化で起こったことでしょうね。未だに、高度な工業製品は米国の独占の下にあるものが多いですから・・・高度なものを生み出して、そこへシフトしているから・・・昔風の手仕事の領域ではないからね・・・スクラップ&ビルド・・・こいつは当然ですが・・・

 合理化の中で取り残される何百万という米国の労働者たちのことが顧みられることはなかった・・・まあ、これが歴史の流れですからね・・・歴史の中で取り残されないような教育が重要になる、再教育のプログラムとか・・・さすがに、米国でも・・・中流層の富が奪い取られ、世界中に再分配された・・・中流層、ブルジョワジーが減少しているのかね?日本は中産階級の層が薄すぎますからね・・・日本で言う中流は・・・明らかに労働者階層ですからね・・・まあ、古臭いマルクス流の分類を私はしますから・・・

 自由主義社会ってのは・・・それぞれの企業を調整するものが無いから・・・努力を忘れたら消えますからね・・・勝手に、競争に勝ち残らなければならない・・・米国はどこまで保護主義的になるのか?ならないと思いますが・・・だって、基本的に競争社会ですからね・・・中産階級の強化と・・・労働者階層の保護ですね・・・結局は下支えはするから頑張れ!なのかね?

 食うための仕事をしないで済む上流階層を目指していますが、そこまでは無理でね・・・海岸の砂地で食い物を作り始めましたから・・・単なる砂地が生産資本になったので、ちょっとの労働で、少しは豊かになりましたが・・・

 この部分では・・・明らかに、労働者、中流層と分けていますから・・・工場労働者や商業使用人とブルジョワジーと明確に分けているわけですからね・・・日本で言う・・・生活が中流というのとは違うでしょうね・・・生産手段を持たない労働者と、生産手段を有する中流・・・「日本らしい日本」は個人が弱すぎてね・・・組織に包摂されてしまう・・・組織があっての個人ですからね・・・

 これから、脱却できないと、日本では真の民主主義への移行はないね・・・だから、山口県第四区領主安倍晋三みたいな感じになる・・・やくざの親分さんと変わらんね・・・

 まあ、日本は職工から身を起こして資本家になる事が稀有ですからね・・・何かちょっと上手くいって事業拡大に入ると、商社が入り込んで資本注入と、仕入れと、出荷を仕切ろうとしますからね・・・この段階を経て・・・いつの間にか創業者が弾きだされるパターンが多いような?

 枠組みの中に組み込まれるパターンですね・・・どこかに付くことでしか繁栄は無い形ですからね・・・みんな、何かにぶら下がって生きている・・・

 しかしそれは過去のことだ。今、我々は未来に目を向けている。今日、ここに集った我々は、新しい布告を発し、全ての街、外国政府、政策決定者に伝える。今日から、新しいビジョンがこの国を支配する。今日から「米国第一主義」を実施する。貿易だろうが、税、移民、外交だろうが、あらゆる決定は、米国の労働者と家族に恩恵をもたらすために行われる。

 国民の代表者ですからね・・・ただ、米国の理想との関係でどうなるのか?移民政策がどのようになるかが・・・移民希望者の扱いが、気になりますね・・・将来の国民ですから・・・移民を受け入れないのだとなれば・・・国を閉ざすことになる・・・合衆国の理想に集まる人を拒絶することになるから・・・米国の労働者と家族に恩恵をもたらす・・・下層まで恩恵をもたらすわけですね・・・そのために・・・新しい布告を発し、全ての街、外国政府、政策決定者に伝える・・・自由・平等・博愛などの基本的な価値観は揺らがないでしょうから・・・対等に・・・が原則になるのでしょうね・・・米国の一方的な譲歩は無い、心して外交を行え!という布告ですかね?

 ああ、ここで・・・From this day forward, it's going to be only America First, America First.ってやってたね・・・

 我々の製品をつくり、企業を盗み、職を奪うという外国の破壊行為から国境を守らなければならない。(自国産業の)保護こそが素晴らしい繁栄と強さにつながる。私は皆さんのために全力で戦い、決して失望させない。

 当然の権利を守る・・・ということになりますね・・・ああ、円安誘導なんかできなくなるよ・・・国境・・・borders って複数形ですね・・・ふと・・・国家はその市民に仕えるために存在するという重要な信念だ。米国民は子供たちのための素晴らしい学校、家族のための安全な地域、そして優良な職を望んでいる。これらは高潔な人々の正当で筋の通った要求だ・・・この部分の締めくくりの・・・ These are the just and reasonable demands of righteous people and a righteous public. 当然の要求をしますよ!という宣言ですかね・・・甘えん坊の偉大なる安倍晋三閣下はどのように対応するのやら?儀式をするだけの首脳君には出る幕が無くなるのでは?既に、能力はバレているし・・・

 米国は再び勝ち始め、かつてないような勝利を収めるだろう。我々は職を取り戻す。国境を取り戻す。富を取り戻す。そして夢を取り戻す。

 当然のことながら、アメリカの理想からすると・・・要求されるのは対等なプレーヤーとしての行動でしょうから・・・別に怖い事ではないですが・・・問題は、トランプ大統領と対等に偉大なる安倍晋三閣下が交渉できるかという大問題ですね。ちゃんと対等にお話ができるかどうか?原稿読みでは太刀打ちできないというより・・・それでは、対等な交渉にはなりえませんからね・・・可愛そうに、小さな頭の弱い晋ちゃんが大舞台・・・台本無しで・・・想定問答集などでは対応は困難ですね・・・儀式ではないですから・・・

 人間としての能力の問題になってくるわけですから・・・交渉事のチャンピオンが首脳をやっている国々を相手に・・・小さな晋ちゃんが・・・か・・・

 このすばらしい国家全域に、新しい道、高速道路、橋、空港、トンネル、鉄道をつくり、福祉に頼る生活から人々を抜け出させ、仕事に戻らせる。我々自身の手と労働力でこの国を再建する。我々は「米国製品を買い、米国人を雇う」という簡単な2つのルールに従う。

 ああ、これで・・・日本の新幹線は売れないことが決定かね?国内では国内の公共事業に国産推奨はOKでしょうね・・・まあ、日本の新幹線を導入することが米国の国益に叶うことを納得させることができるのならOKですが・・・小さな晋ちゃんでは無理でしょうね・・・

 残念ながら、偉大なる安倍晋三閣下の取り巻き連中は、オーストラリアに潜水艦を売り込み損ねましたからね・・・だって、潜水艦基地の湾内の水深が・・・喫水が6m程度の艦船にしか対応していないのに、喫水8.5mの形はでかいが居住性の悪い小さな艦を平気で提示していましたからね・・・売れると信じて・・・相手の事を考えないでどうやって売るのやら・・・?

 まあ、ドイツの提示した潜水艦の喫水が異常に浅いので、海図を探したので分かったことですが・・・まあ、お馬鹿ちゃんじゃ交渉にもならないか・・・熱意が無いというより、相手の事を考える余裕すらない・・・ただそれだけですね。

 ああ、一旦切るか・・・お腹がすいたし・・・

2017.01.21

  

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