現在をうろうろ(253)

 戦争へ向けてのスローガン・・・今も昔も変わらない?

 さて、どうやら戦争が近付いてきました・・・閣議決定も予定通り決まるような感じです。なぜ急ぐのか理由が分かりませんが、本気の戦時体制へ入って行くのでしょう・・・反戦主義者なんで・・・首相のスローガンが気になるんです・・・

 私は気が弱いので・・・戦争は嫌いですが・・・始まるとなるなら仕方ないですね。所詮ただの庶民ですから・・・戦うためには何をしなければならないか・・・生活の変動がある事は間違いないし・・・防諜とか煩くなるだろうし・・・思想統制だって始まるに違いないですから・・・

 敵の巨艦も見てきました・・・敵の領土に日の丸を立てるのはかなり困難だと思われますが・・・なんだか、我が政府は非常時というのが好きなのかもしれません・・・しかし、気になるのは乱発した国債ですね。これからも乱発するとなると・・・何しろ国土強靭化計画で毎年20兆円ほど必要だとかやっていますから・・・どうするのやら?現在は景気対策で金を使えと騒いでいますが・・・デフレ脱却のために物価の上昇を叫んでいて・・・まずは、円安に誘導して、個人資産や給与をドル建て換算で低くして、貨幣価値を下げていますが・・・そのうち、国債の過剰発行に至るはずです。

 その時には、政策が変わって・・・買うものは国債になるはずです。ただで無くとも、私の年金などの払いこみ金は国債などで運用されていましたから・・・間接的には国債を買っているわけでしょう・・・それを、今度は株価を支えるために、株へと転換したわけですから・・・果たしてどうなるのか?

 やはり・・・国民が国債を直接買い込む事になるのかね?気になります・・・そして、国民もやがて国債を買い切れなくなる時がやってきます。戦時中だって国債の発行は限界があったようです・・・というか、国債の用紙すら不足したようですから・・・そうなると、左のようなスローガンが現れるのではないかと思われます。軍備を拡張するには現金が必要で・・・多額な現金を市中へ放出すると、悪性のインフレになるのでね・・・その対策としては、現金を国債に変えて国へ還流させることで、貯蓄によって動かさないようにすることで・・・再び、国は現金を使う事ができるようになります・・・

 今は、国債は電子化されていますから、証券用紙の不足には陥らないでしょうが・・・どこまで借金を重ねられるか・・・やがて、物価高と相続税の高騰で預貯金が切り崩されると市中に紙幣が溢れ・・・「勝つために国民貯蓄」になりそうです。一応、戦争初期には徴兵保険、次が弾丸切手や国債、そして・・・最後は貯蓄へと変化して行きます。

 まあ、現在も事実上そういった状態で、市中の金が回っていますが・・・どうなるのか?

 そして、良からぬ事をたくらむときには、子や孫を引き合いに出す事になているようです。

 この国会は、まさしく好循環実現国会でありました。・・・企業の収益が雇用の拡大や所得の上昇につながっていく。正に経済の好循環が生まれようとしています。・・・地方においては、燃料費の高騰など、まだまだ厳しい現実があります。・・・地方の活性化に全力で取り組んでいく。そう決意をしています。・・・今日よりも明日はきっとよくなる。その希望に満ちあふれた日本、そして、私たちの命と平和な暮らしがしっかりと守られる日本、そうした日本を取り戻すため、国民の皆さんとともに、これからもこの道を歩んでいく覚悟です。

 我慢させる事が重要になってきます・・・これから、重税が庶民の上にのしかかった来るのかと思うと・・・悲しくなります。

 あれ?・・・4月から消費税もアップしました。その負担を軽減するため、児童手当を受給しているお子さんや、所得の低い方々には1万円を支給します。さらに、年金生活の方々には5,000円を加え、合計で1万5,000円の給付金を用意しています。・・・やった!お金がもらえるかもしれない・・・でも、この財源は?増税分の還付かね?

 やがて、戦時増税法などは語られるようになるわけです。現在、我が国の政府は、経済戦に負けつつありますから、ある意味必死・・・国債の償還は続々と・・・国の借金の返済時期が続々とやってきますが、政府にはお金が無いので、新たな借金をするしかない・・・今年は20兆円の借金を返すために、新たに40兆円余りの借金をしますからね・・・収入は50兆円しか無いのに・・・多重債務は厳しく、収入は簡単には減らない・・・GDPの2.2年分の借財・・・GDPを効率的に伸ばし、税収を上げるしかない・・・

 そして、増産の掛け声が・・・働け働け・・・残業代は無くても働け・・・人が足りない、遊んではいられないぞ、舞台は広くなったのだ、もっともっと人がいるのだ・・・と、働かなければならなくなるわけです。

 年寄りも女性も外へ出て働けと・・・本気の戦争が始まる前に・・・経済戦で負けつつあるからなのでしょう・・・別に、今まで通り働いても、庶民の暮らしは変わらないはずなんですが・・・もっと働かないと、少子化の影響で国民の数がヘリGDPが減少する・・・庶民は自分が食べる分だけ働けばよいのですが・・・何故か、政府はもっと働けという・・・働いて税金を払えと・・・

 残業を失くして、同じだけ稼げば、企業収益は増して、多くの税金が政府の懐に・・・

 経済戦に負けつつあると、どうしても日本人たるものは、農村への郷愁へ走るようです。そして、米の尊さへと・・・TPPは国賊の行う事のようです。

 TPP交渉から外れると・・・日本は国際社会の中でどのような地位が得られるのでしょうか?農の国、日本の歓びに浸ることになるのでしょうか?

 まあ、私も農家指向があるのでね・・・それでも良いでしょう・・・3反ほどは農地に転用できる場所がありますから、ジャガイモでも作るのも良いかと・・・時々思いますね。とにかく、戦争となると40%を切る我が国の食料自給率ですから・・・かなりのものを作らないと、ひもじい思いをする事になりそうですから・・・

 電気だって・・・無駄に使うわけにはいきません・・・重要な産業へ回さなければならなくなります。

 電力市場では高い金を払った所へと、電気が流れるようになりますから・・・庶民には10アンペアとか、小さな割り当てに高額な電気代になるのか?ちょっと心配です。いまから冷暖房を使わない暮らしを考える必要があるかもしれません。

 かつては、「こんな職場は、むしろ、女の方がいいでしょう。」なんてスローガンを掲げたりしています・・・戦場に男を出し・・・増産のためには女性を使わなければならなくなっています。これもGDPを膨らます・・・多額の税金を貢ぐために必要な事なのです。一人ひとりが増産を心がけ、国家に税金を払う事で奉仕しなければならないのです・・・男子の就業が禁止される業種17種・・・

 「働く女子には温かい思いやりと設備を」・・・どうも、当たり前のスローガンなんですが・・・どうしても、その目的が・・・戦争遂行ですから・・・どうも、良い言葉であっても否定的な読み取りになってしまうのでね。暗い時代の研究などしなければ良かったような気がします。

 どうも、我が国の政府は・・・必要以上に働かせようと国民の尻を叩こうとしているような感じです。確かに、物価が上がって・・・借金の価値が下がったら・・・大きな借金をしている国にとってはよいでしょうが・・・物価の値上がりが収入の上昇を越えるのなら意味があるのか?収入の増加が無いまま・・・消費財が3%上がり、来年になると10%になる・・・1万円のものを買うと、福沢君が出て行くだけでなく・・・夏目君も出て行くことになる・・・そして、夏目君は政府の懐の中に消えて・・・我々庶民のためにしたという国の借金に消えて行く・・・

 大きな税金を払っていた良家の子女であってもそれからは免れずに・・・「敢然!昼夜兼行作業!」となってしまうわけです。税金はかつて払ったかどうかに関わらず・・・みんなに等しくやってきます・・・いつの間にか地方税を1000円一律で高く取られるようになるとか・・・待ったなしです。

 イノベーションを高らかに謳いますが・・・イノベーションって・・・努力だけではどうにもならないものですからね・・・時の勢いもあるし・・・シュンペーターに訪れたイノベーションも・・・実のところは・・・政府の発行した1枚の紙切れ・・・それを価値あるものにしてくれる仲間がいたから・・・彼は銀行の頭取になりイノベーションを体感します・・・

 イノベーションって・・・ある意味、天佑ってものが含まれているような気がして・・・天佑を信じて・・・戦うしかないのかね?

 なまじ・・・古い時代の政府のスローガンを知っているために・・・今の政府のありがたい戦略が・・・私にはちっともありがたく見えなくなってしまっているわけです。

 さて、憲法解釈で・・・あとどれだけの命が使われるのか・・・既に1人?立場はどうであれ・・・63歳はまだ若い・・・

 戦争準備か・・・靖国の護国の鬼に望まなくてなった方々もいるでしょうから・・・首相官邸は連日連夜大変な事になるような・・・魑魅魍魎の世界が現出するのか・・・

 何しろ、大東亜戦争の終末期の政府広報に左のような写真が掲載されていますからね。新祭神2万197柱・・・戦死者ですね。人の死を祝う事になる・・・昭和19年秋のものです・・・何か素晴らしい事のように扱っていますが・・・死ななくていい人間が、政府の指示で死にに行くわけですから・・・戦争で負けて何が起こったか?政府が変わった・・・そして、今の政府は・・・新祭神を増やすための政策に代わったのですから・・・万歳です。・・・お手上げ・・・

 戦争だから仕方ない・・・そういった言い方もできますが・・・先方でも同じぐらいの死者が出るわけです・・・ここに立つ将兵のどれだけが、新祭神になるのやら・・・政治屋は直ぐに命で払わせようとしますが・・・政治屋は基本的に他人を楯に生き続けますから・・・その意味では・・・人殺しを指示して、反撃にあって人が死んでも・・・首尾よく人殺しが成就しても、政治屋は気にもしない・・・国益というか・・・いや票田の肥やしぐらいにしか人命を思っていないという気がするのでね・・・残念ながらそれが、論理的な帰結です。

 オバマ大統領も、これを望むとは思えないので・・・やはり、何か間違っていると思うのですが・・・誰が、我が国の総理を唆しているのか?多分・・・圧倒的な大勝利!英雄になれますとか・・・これをやってる困ったやつが居そうな気がします・・・でも、やつもそろそろ限界かな?国を食いつぶすのが先か、それとも策におぼれて・・・祭神となれずに死ぬことになるのか・・・策士の死にざまは昔から決まっていますからね。ただ・・・ASEANがらみで背水の陣を敷くと面倒ですが・・・米国の良識と中国の老練が・・・息の根をとめてくれる事を祈りたくなりますがね・・・日本の面子が潰れずに済むのは・・・それほど選択肢が無いような気がしますがね。・・・未だに、中国包囲網なんって世迷い事を言っている連中はどうなる事やら?君たち分かっているの?って問いたい気がします・・・日本はやはり、外交に関しては後進国なのかもしれない・・・まあ、何かあっても・・・外務事務次官級の首がぶら下がるぐらいですかね?その意味では大したことは無い・・・その先が大変なだけでしょうがね・・・貧乏・増税は嫌いだ!

2014.06.28

  

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