現在をうろうろ(2514)
日本貧窮者経済新聞
 偉大なる安倍晋三閣下の下では平和条約は難しいってさ・・・

 ふむ、ちょっと興味深い報道がありますね・・・元駐日ロシア大使が発言 「安倍政権下での平和条約締結は難しい」 ザ・リバティweb これ・・・前振りは省略して・・・

「日本にとって、ロシアは理想的なパートナー」

「日本が北方領土を買いたいと思っていることは知っている。しかし、プーチンは売らない。2島返還したら、3島目、4島目と領土を取られてしまうことを懸念しているからだ。私見だが、戦略的な解決策や最後の道筋が見えるまで、交渉において日露のどちらかが一方的に上の立場になることはない。日本にとって、ロシアは極東における経済的に理想的なパートナーではないだろうか」

この指摘からは、ロシア側に、積極的に日本との関係を深めていきたいという考えがある一方で、2島返還や北方領土の共同管理を行えば、領土を日本に取られるのではないか、という懸念があることがうかがえる。

 まあ、領土の売り買いは基本的にないでしょうね・・・国土を売った大統領にはなりたくないでしょうし・・・アラスカの売買のようなそういったものはね。大昔とは違うから・・・まあ、問題になるのは・・・住民ですかね。結局は占有していることが重要ですから。僻地に行きたがる人がいるかどうかが問題ですね。結局は、インフラや仕事の問題・・・何で生活するか、どんな生活ができるかの不安ですね。都市が比較的住みやすいのは・・・とりあえずは仕事があるから、インフラがあるから・・・こんな所でしょうね。

「中国と組んでいるのは、経済的な利益のため」

パノフ氏は、ロシアの中国へのスタンスについても赤裸々に語った。

「ロシアには、『孤立からの脱却』というテーマがある。日本がロシアと平和条約締結を目指しているのは、増大する中国の脅威に対抗するためだと理解している。日本は中国市場に依存するのをやめて、ロシアにも新しい市場の可能性があると知るべきだ。日本のエネルギーは限られており、農業は伸び悩んでいる。

追い込まれた状況の中、日本の最良のパートナーとなるのが、ロシアだ。極東地域では日露が農業分野で協力するという計画も始まっている。ロシアが中国と組んでいるのは、あくまでも経済的な利益のためである。日本の新市場開拓は極東での日露共同開発が端緒になるだろう」

2014年のクリミア併合で、欧米がロシアに経済制裁を行い、日本もそれに追随した。その後、ロシアは中国との協力関係を深めていったが、パノフ氏の言によれば、それは「あくまでも経済的な利益のため」ということになる。

 増大する中国の脅威ね・・・ロシアは脅威と感じていないのかね?何に日本が脅威と感じているだけなのか?なんてね・・・なぜ脅威と感じるのか?このあたりがよくわからない・・・私は、別に脅威とは思えないのだが・・・まあ、偉大なる安倍晋三閣下は仲良くするということを考えていないようですからね・・・あくまでも敵対する国として考えている・・・

 まあ、外交をする気が無い・・・というのか、価値観の異なる人とは話せない、お子ちゃまみたいな感じかね?利害の対立って、必ずと言ってあるものですが・・・それの調整ができない幼い子供みたいに振る舞っている・・・感情的なんですね。

 だから、スローガンが極めて幼い感じ・・・僕できるんだ!何するの?明日考える!・・・こんな感じですからね。・・・じゃなくて・・・

 ちょっと、これ・・・日本は中国市場に依存するのをやめて、ロシアにも新しい市場の可能性があると知るべき・・・これが気になりますね・・・日本は中国市場に依存するのはやめて・・・これの意味が良くわからない。だって、中国は脅威である、脅威である中国の市場に依存・・・って事は・・・中国の脅威って何?って事になるが・・・ここで言われる中国市場に意味がよくわからない・・・

 中国市場って何?・・・市場はサービスなども含む様々な物品を調達したり売り込んだりする場ですよね・・・売り買いが均衡していれば理想・・・日中貿易はどうなっている?2015年の日中貿易について 記者発表 2016年 - 記者発表 - お知らせ・記者発表 - ジェトロ ふむ・・・日本側の貿易赤字は前年比2.7%減少の178億5,477万ドルとなります。赤字は2012年以降4年連続となりました。・・・調達の場になって、物が売れていない・・・日本製品が売れる場所ではなくなりつつあるということのようですね。ドル換算では、円がドルに対して安くなってしまったから、対中貿易は小さくなったが・・・ただし円換算では、総額が0.8%増の36兆7,033億円、輸出が0.2%増の17兆2,810億円、輸入が1.3%増の19兆4,223億円となります。・・・と増加している・・・品目の特徴が興味深いね・・・

(品目別の特徴)
(1)電気機器は、中国で生産されるスマートフォン向け部品の高性能化・高価格化を反映し、通信機(部分品含む)、ICが増加したものの、コネクタなどの電気回路等の機器、重電機器などが軒並み減少した。
(2)一般機械は、主要品目のマシニングセンタ(金属加工機械)が、スマートフォン向け特需があった前年の急増の反動減で、台数が3割近く減少したため、金額も減少した。
(3)化学製品や鉄鋼等の原料別製品は、市況を反映しほぼすべての品目で価格が低下し、輸出額が減少した。
(4)輸送用機器は、乗用車が前年の2割増(台数・金額)から、台数1割減、金額2割減に転じた。ただし、ステーションワゴンは好調(台数2割増)で、うち15年10月から減税措置の対象となった小型車は5.4倍に増加し下半期の輸出を牽引した。
(5)食料品は、その3割を占めるホタテ貝が数量で1.9倍、金額で5割増と急増した。


 どうやら、中国でも高度な工業製品の国産化が進んでいる・・・それで、日本からの調達が減少しつつあるような感じですね。それで、近頃は「良質」とか、差別化を図る言葉が多くなってのか?機能はあまり変わらないが見てくれが良いとか・・・些末な事を言い始めているというのは、なんとなく、そういった事の表れなのではないかと・・・

 この中で、ちょっと気になるのが・・・マシニングセンタ・・・近頃は、どんなものまで輸出できるのかね?ココム規制が1994年に終わって、ワッセナー協約に引き継がれて・・・通常兵器及び関連汎用品・技術の輸出管理に関するワッセナー・アレンジメント | 外務省 ふむ・・・輸出管理の概要 安全保障貿易情報センター (CISTEC) まあ、なんとなく分からなくもないが・・・これって、意味があるのかね?

 なんとなく、無意味になりつつあるのでは?技術情報があれば、明日にとはいかなくても・・・大抵のものは作れる・・・技術情報があれば・・・単にこれだけの話ではないかと。工業ってのは・・・その基盤がある程度揃うと急激に進歩しますからね。つまり、道具が揃うということ・・・私も、旋盤が欲しいね・・・これがあると作れるものが大きく変わる・・・まあ、自分で作るより規格化された汎用品から作る方が楽なものが多いので必要としないだけですがね・・・だから、工業規格などを定めて、汎用品が増えると工業が大きく進歩する・・・すべてを自製する必要が無くなるから・・・

 ネジ1つでも規格から外れたものってのは面倒ですからね・・・技術情報は、インターネットで調べると結構様々なものが落ちていますから、それを拾い集める作業をすればよいということですね・・・知らなかったものを知ることができる・・・私が、野菜つくりをするための技術情報はインターネットからのものですからね・・・多くの人の知見をもとにして、自分なりに構築したものですが・・・他には同様の例は無いみたいですが、多くをネットの情報に依存していますからね・・・

 かつては、書籍を買い集めなければならなかったが・・・近頃は、最新のものはネットにあるという感じですからね。情報格差がネット環境の普及で小さくなった・・・大学は図書館を中心に建てられたものが・・・それが、失われつつあるわけですからね。科学辞典などが私に不要になったのは・・・理科年表を買わなくなったのは・・・なんって考えるとね。天文年鑑も買ってないし・・・情報誌も買わなくなった・・・だって、見出しだけ見れば、内容は知ることができますからね・・・それも、自分なりに深く探索可能になりましたから・・・ネットの威力は大きいのでは?発展途上国の問題点は・・・技術情報の蓄積があまりにも貧弱であるということに尽きますからね。ネットにつながれば、技術情報が得られ、必要なもの・・・自分に不足しているものが見つかる・・・手に入れるべきものが何かが分かれば、解決は簡単になる・・・

「安倍政権下での平和条約締結は難しい」

そして、後半で、パノフ氏は平和条約の締結について衝撃的な見通しを語った。

「安倍政権下での平和条約締結は難しいと思っている。安倍首相は北方領土の共同管理・開発を提案して、今の膠着状態を改善すると言っているが、共同管理についてロシアの国内世論は反対だ。

平和条約が締結できないのは、根本的には信頼がないから。信頼があれば、ロシアは北朝鮮の水爆実験の問題解決にも貢献できる。ロシアは日本に対して軍事的脅威を感じていない。長期的に見れば、日露間に壁(前線)を作るべきではない。ロシアの日本研究家はネガティブな情報を強調する傾向があるが、積極的な方向を見出すことが大事だと思う」

 まあ、これだけの話でしょうね・・・信頼はまるでないでしょうね・・・国内向けに、ちゃんとした説明がまるでない・・・だから、憶測記事がいっぱい出てきて分からなくなるだけですね。食い逃げ論まで出る不思議な協力・・・金で領土を買うようにしか見えない・・・信頼関係の醸成が下手すぎる・・・というより、他国に対しては対決姿勢を示さないといけないのかね?

 まあ、見栄とハッタリの「日本らしい日本」の首脳外交ってのが・・・こんなものなのかもしれないですが・・・なんだか、幼いね。プーチン大統領の方が偉大なる安倍晋三閣下より、筋の通った話ができますからね・・・1時間半も何の話をしたのやら?

 あれ?ちょっと、この記事は興味深いね現代ビジネス 安倍・プーチン間で交わされた「密約」〜「進展なし」は本当か? 密約などは無いと思いますね・・・私はね。ただ、興味深いのは・・・

安倍首相は、実は夜11時28分に終わったプーチン大統領とのワーキングディナー後、いったん自室に戻りカジュアルな服装に着替えてから、このバーに岸田外相、世耕経済産業相、今井尚哉首相秘書官(政務)、長谷川榮一首相補佐官を呼び出して翌日未明の午前1時半近くまで飲んでいたというのだ。

そして終始、上機嫌であったという。


 単に、いつもの思い込みじゃないかね?静かに話を聞いてもらった、特に質問も無かった・・・事前の打ち合わせの範囲内の原稿を読み上げるだけの儀式・・・ちゃんと付き合ってくれたというだけで、話が決まったと思った・・・オーストラリアの潜水艦やインドへの飛行艇とか・・・前例は沢山ありますからね・・・

 それとも、会談まではよく眠れなかったみたいで、会談が終わってゆっくり眠れたとか言ってますから・・・単に、緊張が解けてハイになっていただけとか?

 オバマ大統領との寿司屋の後での憂さ晴らしのような宴会での言いたい放題の話が漏れてきたような・・・単に、刹那的な生き方しかできないのかね?小さな子と同じで・・・長期での物の見方ができない・・・ぼく、きょう凄い事やったんだ!プーチン大統領にちゃんと原稿読めたんだ!すごいでしょ!これだけで舞い上がってしまうのではないかと・・・

 それで、周囲の人は誤解してしまうのではないかと・・・

安倍首相はプーチン大統領とこれまでに16回も会談を行っているにもかかわらず、目立った外交成果を得られていない。それどころか、どんどん関係が後退している。決断の速いプーチン氏が、安倍首相を「信頼できない」と考えてもおかしくない。

 まあ、直接話をしてみれば、どの程度の能力のある人間であるかわかりますからね・・・幸い、偉大なる安倍晋三閣下と話す機会が無いですから・・・でも、話の様子を見ているとね・・・原稿の読み方からしても・・・なんだかね。

これに対し、今回モスクワでスピーチした幸福実現党は日露会談直後の今月17日、以下のような党声明を発表している。

「北方四島はわが国固有の領土であり、あらゆる機会を通じて、引き続き領土交渉の進展を図るべきです。その一方、地域の安全保障上、最大の不安定要因である中国を牽制するうえで、ロシアとの関係強化は重要であることから、領土問題をいったん棚上げしてでも、経済や安保両面での関係強化、平和条約締結を目指すべきだというのが、わが党の考えです」

いま、安倍政権に必要なのは、欧米に追随するだけの外交から脱却し、大きな世界の潮流の中で、日本の発展・繁栄を実現する「国家戦略」を描くことだろう。そうでなければ、戦後の世界のあり方を変えようとしているプーチン氏と、互角に渡り合うことはできない。


 まあ、正論ですね・・・プーチン大統領と互角に渡り合うことは・・・国家戦略を描こうが、まあ、偉大なる安倍晋三閣下には無理じゃないかと・・・残念ながら。おしまい!

2016.12.24

  

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