現在をうろうろ(248)

 日本再興へ向けての戦略は?(3)

 さて、続きですが・・・コーポレートガバナンスの強化か・・・

 コーポレートガバナンスの強化により、経営者のマインドを変革し、グローバル水準の ROE の達成等を一つの目安に、グローバル競争に打ち勝つ攻めの経営判断を後押しする仕組みを強化していくことが重要である。特に、数年ぶりの好決算を実現した企業については、内部留保を貯め込むのではなく、新規の設備投資や、大胆な事業再編、M&A などに積極的に活用していくことが期待される・・・わかんね〜 何が言いたいのかね?ROE=株主資本利益率ですよね・・・デカイ配当を出せるようにするってかね?日本の企業は基本的に加工貿易なんで、利益率はあまり高くなく、労働者を搾取する事で利益を上げる体質があるとか・・・私などはそんな考え方をしたりしますから・・・経営判断の仕組みか・・・まずは政府がその仕組みを取り入れないとマズイのでは?あの借金体制をなんとかしないと・・・その方が問題では?企業は倒産する事ができますが、政府の倒産は勘弁してほしいのでね。

 内部留保って言葉が好まれて使っていますが・・・私の考えだと、内部留保の無い会社など相手にするものではないと思いますが・・・自由になる資金を持たない会社など・・・何もできない・・・硬直化した社会では意味を持たない金ですが・・・近頃は企業買収でずいぶんと持ち出されているのでは?なんとなく・・・海外に投資の名目で流出しているような気がして・・・多分、40%に達しようとする法人税から逃れるために・・・資本を海外に移転しているような?問題は、投資資金による利益が日本の還流するかの問題ですが・・・綺麗事ではないのでね・・・多分、このあたりは政府の期待に反して活用されているような気がしますね。これに続いて御題目みたいな事が唱えられていますね・・・

 国を変えるって項目があって・・・国際的な立地競争力を高めて、国内外の企業から日本への投資を促していくためには、いわゆる岩盤規制に一つ一つ穴を空けていくことにとどまらず、環太平洋パートナーシップ(TPP)をはじめとする経済連携交渉を加速して、モノ・サービス・投資の国境を越えた移動の障害を取り除くとともに、電気料金をはじめとするエネルギーコストの上昇を回避するためにエネルギー政策を抜本的に改革することや、成長志向型の法人税改革を断行すること等により、ビジネス環境の改善に向けたマクロ面、制度面でのアプローチをより一層強化していかなければならない・・・ふむ、どこに穴をあけているかが問題ですが・・・TPPはもう日本抜きの方針が諸外国の間で合意に近くなっているような感じですが・・・国境を越えた障害か・・・これは日本商船団が影を潜めたのを見ての通り・・・税と税外障壁で消えてしまうものだという事の理解が足りないのでは?そして、エネルギー政策はどうするつもりかね?市場化しても無いエネルギーは生まれないし・・・諸外国の二酸化炭素放出に関する取り組みを考えているとは思えない内容ですね。既に、大型の石炭火力を導入するような国際情勢ではないのでは?京都議定書も燃しちゃったようですから問題ないかもしれませんがね・・・米国の取り組み・・・隣国中国の取り組みなどもちょっとは見ないとマズイのでは?このあたりの報道も日本では殆ど流れないのが不思議ですが・・・

 ロボットとか色々と盛沢山ですが・・・124ページにも渡るのか・・・ああ・・・担い手を生み出す 〜 女性の活躍促進と働き方改革・・・か・・・

 人口減少社会への突入を前に、女性や高齢者が働きやすく、また、意欲と能力のある若者が将来に希望が持てるような環境を作ることで、いかにして労働力人口を維持し、また労働生産性を上げていけるかどうかが、日本が成長を持続していけるかどうかの鍵を握っている・・・ 定年が伸びて、年金支給年齢も上がり・・・男も女も死ぬまで働く世界が現出しようとしているようでね。早く引退して遊ぶなんって贅沢ができる社会は遠のきました・・・そして、目新しい事はなさそうな感じですね・・・

 気に入らないのは保育ですね。家族というものを考える場合には・・・保育を人任せにするのは問題なような?楽に夫婦が共同して子育てができるような・・・かつての農村社会のような枠組みが作れれば良いと思いますが・・・どうやら政府は、働けと命じているようでね。なんとなく・・・まだ、大家族制への復帰を税制面で助長すれば良いが・・・しかし、大学を卒業したら死ぬまで働け路線を敷いていいるような・・・強いているような感じですね・・・子供は託児所で管理・・・親と引き離されて、立派な労働者へと育てられる・・・ふむ?人間もまた政府から使役される経済動物へ歩んでいくのか?生まれると親から引き離されて、両親は朝から晩まで働き子供の顔も見ずに過ごし・・・休みの日も預けられる・・・その世界が近付いて来た?それとも残業禁止・遠距離通勤の禁止で、親も家に遅くとも5時半に帰れる世界の実現の方が良さそうな?結婚して子供のいる家庭では6時には一度家に戻っていなければならないとか・・・就業時間が・・・親より子の方が長くなるように設定するとか・・・子供は昼寝付きで長い時間の勉学・・・教師は前半・後半の2交代制とかね・・・

 私はユートピアンなんで・・・親子が共に成長して行く世界を夢見ますからいけないのでしょうが・・・子が親の仕事を見える世界が理想と思うのがいけないのかも?

 しかし・・・建設及び造船分野における外国人材の活用・・・これは何だね?なんだか・・・我が国は古代ローマのような国にする事を目標にしているのかね?日本国内に、二級の市民を導入する事で、日本人を一級市民とするのか?生産効率が高ければ・・・確かに可能だが・・・これは、ちょっと批判の対象になるのではないかと妄想しますが・・・

 あまりにも長い文章なので・・・ざっと目を通す事にしました・・・気になる文言だけピックアップします・・・B製造業における海外子会社等従業員の国内受入れ・・・これに次のような文言がありますね。これってマズイのでは?

 同等の技能を有する日本人と同等の賃金を支払う場合に、新製品開発等特定の専門技術を修得する必要性に応じ、当該企業グループ内で短期間転勤の上、技術等の修得をすることにつき、事業所管大臣の関与の下、外国人従業員の我が国への受入れを柔軟に認めることとし、年度内に具体的な制度設計を行う。

 同等の技能を有する日本人と同等の賃金を支払う場合・・・同等技能を持つ外国人に日本人と同等の賃金を払うのは当たり前のような気がしますが・・・なんとなく差別的に聞こえる文言がありますね。これって・・・なぜ?

 どうやら、この基本的な考えは、国籍による差別を前提としているような気がしますが・・・なんとなく、数日のうちに海外から疑問が呈せられるような気がします。日本語は、海外で理解されない言葉ではなくなりつつありますからね。さらにこんな文言もありますね・・・

 中長期的な外国人材の受入れの在り方については、移民政策と誤解されないように配慮し、かつ国民的なコンセンサスを形成しつつ、総合的な検討を進めていく・・・これって何?。移民政策と取られないようにするとは・・・誰が移民政策として取るか?日本人?それとも外国人?なんとなく気になります・・・多分、日本人向けではないかと思われますが・・・?

 続く大学改革に関しては・・・日本の大学には悪いが期待していないので・・・日本の工業高校などの外国人に対する解放はよいのではないかと思いますが・・・研究機関としての大学は、理工系はよいとしても・・・文系の価値があるかどうかが・・・という事で次の、科学技術イノベーションの推進/世界最高の知財立国を眺めて・・・う・・・なかなか厳しいね・・・1位が考えて2位が頑張って3位は真似をすれば順位は変わらないが・・・皆さん真似が巧くなってきているので、3位の座はよほどの努力が必要な気がしますが・・・近頃のSTAP細胞関連の動きを見ていると・・・後進国だね・・・私などが昔々に実践すべきと考えたものが未だに行われていない・・・ノート=思索の記録は重要・・・さて、次は・・・IT社会かな・・・稿を換えましょう・・・

2014.06.27

  

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