現在をうろうろ(2303)
日本貧窮者経済新聞
 2本のムラマツ・スタンダードとGXは・・・?

 さて、今日もフルートをいじっていてね・・・先日のミヤザワのフルートを眺めていて・・・そういえば、近頃のムラマツのフルートも・・・キイカップの脇の調整ネジが無くなっている・・・なんって、ちょっと気になって・・・私の所の・・・現役商品に近いGXを眺めていたんです・・・キイメカニズムなどをながめていると、やはり美しくない・・・というわけで、

 GXも分解掃除・・・なんだか、毎日のようにばらしている・・・左の様に分解すればきれいになりますからね・・・ざっと銀磨きできれいにした状態ですね・・・この後、洗剤で脱脂、湯できれいにして・・・軽く磨いて・・・組み立てて・・・ということになりますね。

 いつものように、組み立てて調整して・・・だいたい調整は不要なんですがね・・・キイタッチをチェックして、音がきちんと出るか・・・シャフト類の給油もしますから調子は良くなりますね。今日は、午前中にいじっていましたから、窓から自然光が入ってくるので少し雰囲気が違う・・・まあ、この写真ではいつもと同じように蛍光灯の光が優勢なので差が無いですが・・・光源の関係で、どうも輝き具合がよくないと・・・このところ気になっている・・・シャープな輝きが無いのでね・・・肉眼で見るとちゃんと光ってるのですが・・・映り込みの関係で鈍い感じがしてね・・・

 蛍光灯を消して自然光を中心に撮影すると、左のようにかなり良くなってくれますね・・・やはり、昼光色の蛍光灯の光はあまりよくない・・・光量は十分ですが、どうも魅力的にならなくてね・・・

 上の写真と同じ条件で撮った写真でも・・・

 多少補正をかければ、右のようになりますね。写真もなかなか難しい・・・色温度を少し上げてやると銀の色合いが、銀らしく再現されるような感じですね。もっと写真がうまく撮れると良いのですが・・・写真は難しいね・・・

 ああ、3本のフルートは上の2本はスタンダード、下がGXですね。GXは吹きやすいフルートです。

 頭部管の設計が多少違うような感じで・・・音は似たようなものですが・・・吹きやすさがちょっと違いますね。メカニズムはスタンダードと比べると、さらに遊びが小さくて・・・組み立てていると、こんな遊びで良いのか?なんって疑問に感じられるほどのものですね。この精度が日本のフルートの持ち味なのかもしれませんが・・・凄いものですね。分解組み立てに気を遣うのであまり好みでないが・・・確かに、世界の最高峰の管体・メカニズムであるとは思いますがね・・・

 ちょっと汚かったので安く買えた高級フルート達・・・フルートの寿命は・・・持ち主が維持をあきらめた時なのかね・・・なんとなくね。やたらと維持費のかかるものですからね・・・私の所に来たときは、どれも顔色が悪くてね・・・おかげで安かった・・・いまなら、どれも、メカニズムの下まできれい・・・傷も少ないですから・・・美品ですね・・・

 メカニズムの話だった・・・どうやら、近頃はネジの類は表から見えないところへ・・・ピンレスとかやっていますから突起物がなくなる方向にあるようですが・・・ピントップが大きな顔をしていますね・・・磨く場合には、ピントップは面倒なんですが・・・どうしてもピンのキイカップに接する所をきれいにするのが面倒でね・・・・旧モデルとの差別化を図らなければならないのは分かりますが・・・結局、このあたりを考えると・・・フルートの寿命という奴ですね・・・そして陳腐化・・・

 私は、自分でいじっちゃいますからね・・・自分で手をかけると・・・簡単にはあきらめられなくなる・・・それに、メンテナンスコストは最小限ですからね・・・近頃の、安価なタンポも、私の要求する精度は出ているようですからね・・・今までに大外れはほとんどないですからね。大昔のフルートから出てくる・・・何これ?ってレベルの物は無いですからね・・・昔の物でも、織フエルトは厚みの均一性は高いですからね・・・近頃の物は低密度のフエルトでも厚みの均一性はかなり高いですから・・・大昔の奴は・・・裏の厚紙も薄いので、例の喰い余しのドーナッツのように切られた調整紙でフエルトの不均一な厚みなども調整できたようですが・・・近頃の裏の厚紙がしっかりした奴では明確な影響は見られないですからね・・・

 ああ、でも・・・ちょっと前に再調整したヤマハの31のタンポは変形が大きくて・・・ちょっと傾きを感じられるようなものもありますね・・・フエルトの形状に影響が出てしまったものは交換しかないかと・・・考え中ですね。まあ、吹けないことは無いが・・・私の理想からは少し問題ありかな・・・スチームで修正できる可能性もありますが・・・スチームを当てるとスキンが切れると思うので・・・手荒なことはできないですね。古いフルートはなかなか厄介ですね。まあ、自分でやるから・・・金をかけずに済む・・・まあ、お財布様次第ですがね・・・

 しかし、近頃は手仕事のサービスの類が高価でね・・・何か作ってもらうなんって絶対にできないですからね・・・オーダーメードが高価で・・・自分でパーツを集めて作ると、意外とパーツが高価で、既成の完成品が格段に安いとかね・・・インダストリー4.0でそういったものがどうなるかが・・・

 ふとね・・・3次元スキャナーと3次元プリンターが発展して、1000分の1ミリ精度が出るようになったら?フルートのキイメカニズムをスキャンして、チタン製にしてみるとか・・・余計なことを考えてしまいますね・・・軽量のキイの方が絶対にキイタッチが良いと思いますからね・・・手仕事はどんな風になるのやら?人間の手でも計測方法があればかなりの精度を出せるのは分かっていますが・・・一応、レンズや反射鏡の研磨もしたことがありますから・・・その先がね・・・近頃は人間の感覚を超えてしまっているものが多くてね・・・目で見える差が・・・ああ、なんだか飛躍しすぎ・・・GXは良いフルートです・・・価格相応というか・・・私には新品は買えませんね。これも、EXと思ってオークションで落札したやつですから・・・説明書きにGXと明記されていたら絶対に落札できない値段になっていたはず・・・僥倖ですね・・・しっかりと可愛がらないと・・・

2016.10.31

  

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