現在をうろうろ(2301)
日本貧窮者経済新聞
 地銀が危機的状況にあるような・・・?(2)

 前回からの続きですが・・・地方の体力はどのくらい残っているのやら?・・・「殿様商売」銀行、危機的状況突入 断る企業に「金を借りてくれ」と執拗に融資営業攻勢の醜態 ビジネスジャーナル こいつを眺めていて悩みますね・・・

 地方銀行も稼げないとなると・・・銀行は利益の上澄みをすくって上品に生きていますから・・・それでは食っていけなくなりつつあるようですからね・・・でも、なんだか・・・議員先生も政治活動が困難になりつつあるとか?ある意味、議員先生も地域の利益の上澄みをすくって上品に生きていますからね・・・まあ、きれいな言い方で表現していますが・・・どんな上澄みをすすっているやら?

 付加価値事業の創出が急務

 全国地方銀行協会の中西勝則会長は、「簡単ではないが、コンサルティング営業など付加価値の創出を地道にやらなくてはいけない。現時点で気づいていない金利が高い金の流れをつかむ努力も必要だ」と、収益構造の転換の必要性を説く。ただ、これを実行に移すのは言うほど簡単ではない。地銀幹部は「かつて、貸し出しが過度になり不良債権が膨らむことに金融庁が目を光らせていた苦い経験がある。リスクはとりたくない」と苦々しく語る。


 なんだか変だね・・・かつて、貸し出しが過度になり不良債権が膨らむことに金融庁が目を光らせていた苦い経験がある。リスクはとりたくない・・・これって、喜んで借りる人が沢山ある場合ですよね・・・この記事の冒頭には・・・日銀がマイナス金利を導入すると発表した翌日に、地場の金融機関から融資の相談があった。金を借りてもらえないか、と言われても、資金需要はないから当然、断った。その後も、性懲りもなくときどきくる・・・借りる人間がいないから、金余りで困っているという状況の話ですからね・・・

 しかし、近頃私は日本語がよくわからなくてね・・・簡単ではないが、コンサルティング営業など付加価値の創出を地道にやらなくてはいけない。現時点で気づいていない金利が高い金の流れをつかむ努力も必要だ・・・

 コンサルティング営業ね・・・企業の発展に貢献できるような・・・コンサルティングの能力を持った人材っているのかね?まあ、海外進出支援とか、以前はよくあったような気がしますが・・・近頃はどうなのかね?みんなで利益を毟るのに近いのもあったような気もするが・・・儲け話と、それを実現するための手段の資金を供給できるかの問題ですが・・・資金はあるが、儲け話が問題だね。情報収集力と、マッチング・・・そんな人材がいれば苦労はしない話・・・あの人と話をすれば・・・希望が持てて、道が開ける・・・明確な「この道!」を示してくれるかですからね・・・空虚な「この道しかない!」これでは何にもならない・・・問題解決の手法は決まっているのですが・・・なぜかそれをきちんとやろうとしないですからね・・・すぐにあきらめる・・・

 私もあきらめるのが得意ですが・・・完全にはあきらめないのでね・・・先に続く資材は色々とあるから、遊び続けられる・・・久々にお腹にちゃんとたまるものを作っていますがね・・・豊かさのベースはやはり食い物だね。

 現時点で気付いていないものか・・・これって、普通はいつまでたっても気づかないもののような気がしますが・・・金利が高い金の流れとは?金は金利の高いところへ流れていくが・・・地方は活性度が低いから金利を下げなければならない・・・金利が高いのは活性度の高いところで資金需要があるところだから・・・地銀は、地方から中央へ流れる金の流れを掴まなければならないことになるのかね?

 まさか・・・教育ローン需要かね?学費が高騰すると、仕送りが・・・こんな田舎から出るためには都会の大学だ!と青雲の志で・・・4年間で1000万円の資金需要が生まれる・・・専門職のスキルを教える営利に直結した大学ってのが日本にはあまりないからね・・・代わりに、専門学校があるが・・・米国の場合は・・・連邦奨学金制度を利用した金儲け・・・日本でも株式会社の大学経営が行われるようになっていますからね・・・

 そういえば、マイナンバーの活用で、奨学金の回収を謳っていたっけ・・・まあ、私には分からないね・・・学校教育ってのの有効性がよくわからない・・・卒業という履歴が確かに大きいのは分かるが・・・頭の中身は?知識を得る手段としては、今や・・・大学よりネットの方のアドバンテージが大きいような気がしてきましたからね。

 生命保険などの窓口販売の手数料収入でしのいでいたが、金融庁が顧客への手数料の非開示を問題視したことで、利幅の大きい保険商品を売るという「小手先」のしのぎも限界を迎える。金融庁は加えて、担保主義から事業性融資への転換や経営難の中小企業への成長融資を地銀に促す。

 担保主義から事業性融資への転換ってのは難しいのでは・・・企業の発展に貢献できるようなコンサルティング能力を有している人間でないと、事業性の評価ができないからね・・・成長融資とか・・・言葉で示すのは簡単だが・・・日本経済新聞 電子版 「経営難中小にも成長融資を」 金融庁要請、地銀は戸惑い  ・・・面白いね・・・

 「一時的に赤字や債務超過に陥った経営難の中小企業にも成長融資を」。金融庁は17日、日銀のマイナス金利政策を受け、全国の地方銀行にこう要請した。同庁は「事業を見る目利き力を生かせば不良債権にならない」と融資拡大を後押しするが、所管官庁からの異例の号令に地銀界では戸惑いの声が広がる。

 事業を見る目利き力があれば地銀だって苦労していないと思いますが、無いから苦労しているんじゃん!目利きの力が無いから担保主義になるしかない・・・無理なことを言うようになってきたのかね?

 融資で息を吹き返せるかは・・・その企業のやる気と、技術的な蓄積と、幸運を呼び寄せられるかですかね・・・新商品を出す力があるかどうか・・・実績としては、あるわけないわけですから・・・ここに、魔法の言葉で粉飾するわけですね・・・イノベーション・・・

 めったなことでは起こらないイノベーションと、ありもしない事業を見る目利き力の結合が・・・利益を生む企業を作り出す・・・無理の二乗のような話だね。貸付先が無くて金を握ったまま倒れそうな銀行と、金が無くて倒れそうな企業という素敵なミスマッチにあるということか・・・結局は良い儲け話が無いということですかね・・・

 地銀の悲哀〜リスク回避最優先の宿命

 地銀側としては、長年の不良債権問題を乗り越える際に、徹底したリスク回避を植え付けられた。ちょうど、今の課長クラスは、ひたすら耐えた世代。担保主義をやめて融資をしろ、目利きがあれば問題ないと指摘されても、そもそもそうした教育をはじめから受けていないのだ。例えば、シンジケートローンを組成しようとしても対応できる人間がいない。メガバンクに協力を頼めば顧客を奪われる可能性もあり、痛しかゆしの状況が続いている。


 複数の金融機関を取りまとめて1つの案件に対しての融資を作り上げる腕前のある人間がいないから地銀なんでしょうからね・・・まあ、近頃は地銀が合併して結構大きくなっていますが、それでも・・・人材の問題が大きいのでは?基本的には、何でも人材ですからね・・・人材は都会へ・・・地方は人材も不足しているわけですね・・・何か、儲けられるビジネスモデルでもないと無理でしょうね・・・物も人材も無いとなると・・・地方へ物と人を送り込む形でないと・・・しかし、いまの日本では無理でしょうね。基本的に地方は都市の収奪にあう形が基本ですからね・・・

 地方再生は困難でしょうね・・・破壊しなければならないものが多すぎる・・・農村文化の破壊を行うことになるから・・・TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉への参加 首相官邸ホームページ

最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。息を飲むほど美しい田園風景。日本には、朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります。自助自立を基本としながら、不幸にして誰かが病に倒れれば村の人たちがみんなで助け合う農村文化。その中から生まれた世界に誇る国民皆保険制度を基礎とした社会保障制度。これらの国柄を私は断固として守ります。

 最も大切な国益にかかわる部分ですから・・・農村文化・・・地域の水当番とか農業に直結した様々な役・・・私なんかは、自宅の自治会なども面倒でね・・・実質的に、自宅に住んでいないのでそれほど問題は無いですが・・・なんだかね・・・なぜか、住んでいることで縛られる部分が多くてね・・・「まれびと」として生活するに限りますね・・・地域の紐帯の中から外れた存在・・・義務が無くて良いね・・・まあ、自分で判断して道草刈りとかある程度はしないとね・・・村文化を破壊するつもりはなさそうですから・・・地方からの人口流出は止まらないような気がしますね。

 都市の空気は自由にする・・・領主権からの離脱を意味する言葉ですが・・・都市の自由を享受したら・・・地域社会の縛りの中へ戻りたがる人はいないと思うのだが・・・結局、みんな自宅を欲しがるが、自宅で暮らすのが嫌いなのかもしれないような・・・?私が自由でいられるのは・・・行く場所はあるけれども、帰る場所が無いからでしょうね・・・自宅は私の単なる住所地でしかないからね・・・

 象徴的な帰る場所はあるが・・・誰もいない家ですからね・・・帰る意味は無い・・・地方から都会へ出た人ってのも、これと同じ枠組みかね?かつての新興住宅街も、若者は消えて年寄りばかりになりつつありますからね・・・年寄りだけの住む二世帯住宅として建てられた家とか・・・かなりありますから・・・なかなか予定通りにはならないということでしょうね。

 こうしたなか、外資系出身者が多く、投資銀行業務が主力の東京スター銀行は、地銀向けにシンジケートローンの組成支援業務を始めると報じられた。共同組成やサポートを受ければ自行の取り分は減るが、収益が減っても頼らざるを得ない苦境が垣間見える。金融庁にいくら発破をかけられようが、銀行の経営自体、長期を見据えれば余裕があるわけでない。おのずと経営は「守り」一辺倒になる。

 結局は、仕事を作れるところの傘下へと・・・どうせ統合されていくことになるのでしょうね・・・それまでひたすら守りに入ることになる・・・「日本らしい日本」は意欲は無い方が良さそうですからね・・・意欲がある振りをしてスローガンを掲げるが、何もしない人間が重用されるような・・・基本的には極めて保守的で何も新しいことはしたくないという感じですからね。

 意欲のある人間が見出される時ってのは・・・問題意識が共有された後ですからね・・・問題意識が共有されるまでは何かしようとすると猛反発、問題意識が共有されると、そのとき存在する解決策に飛びつくことしかできない・・・だって、問題意識はあってもそのソリューションを考えることが困難ですから・・・あとは、雪崩のようにその解決策を実行することしかできないという感じですからね・・・どうやら、「日本らしい日本」の強みであり弱みにもなるのはこのあたりではないかと・・・所詮、ワイワイ合議体ではこれしかないのでしょう・・・

 影響を受けるのは、地域の中堅中小企業だ。
「金融機関の体力低下が進み、中小企業への貸し出し機能が低下していくのではないか」(関東地方の製造業社長)
 黒田日銀が金融政策の枠組み変更で短期決戦から持久戦に大きく舵を切ったなか、総裁任期の18年4月までに状況が変わる可能性は高い。耐えがたきを耐えられるか。地銀にとっては長い冬が続く。


 まあ、春を待つのは得意ですからね・・・待つだけですから・・・問題は、春が来る前に力尽きる可能性が高くなりつつあることですかね。

 そうか・・・日本型の問題解決というか・・・日本型の組織が急速に動く時って、問題意識の共有があって、どうしようかって悩む時か・・・解決が見つからないという重圧の中で光を見て・・・

 そうだ、私は大体勝手に考えて準備していましたからね・・・準備している気配だけ漂わせて、あとは放って置く・・・問題意識が共有されるまでは出しゃばってはいけない・・・大抵は嫌われますからね・・・横並び社会ですから・・・自分から言い出すと、大抵は反対されますからね・・・準備だけして放って置けばOK、気配は流してあるから・・・ちゃんと見出される・・・それだけでしたね。

 生きにくい社会での私の処世術だったね・・・私は、どうもやり方を変えたがるのでね・・・わ!長くなったが、一応終わりまでたどり着いたか・・・

2016.10.31

  

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