現在をうろうろ（2293） 2本のムラマツ・スタンダードは・・・？ ああ、またやっちゃいました・・・というか、ムラマツ・スタンダードをしまおうと思ったら・・・おとなしく、しまえば良いのですが・・・吹いたら、なんだか変？それでよく見るとタンポが良くない・・・足部管の端の奴Cの奴ですね。こいつは簡単ですから・・・ばらして、タンポを組み替えて・・・管が汚い！そんなにひどいわけじゃないのですが・・・また病気ですね・・・  ちょっとくすんでいるぐらいですが・・・左のように・・・結局、バラバラになってしまうわけです。まあ、時々ばらすのは悪くないと思いますね。ネジなどの調子も分かるし・・・特にシャフト類は一旦抜いて、表面の状態をチェックして、古い油を取り除いて、新しい油を点すとかね・・・  今回はあまり気合が入っていなかったので・・・ 軽くくすみを取って・・・右のように、かなり顔色は白くなりましたね。 ここで、再びタンポ破れが・・・道理で音があまりよくなかった・・・ムラマツに出すといくらになるのかね？タンポ1個3000円で2個にバランス・パッド調整に3000円から6000円・・・ということは1万円コースね・・・それに・・・軽い磨きですから・・・フルートは維持費がかかりますね。 このフルートは、私の所に来た時に足部管のパッド交換を1つやって、あとは適当に磨いただけだったかな？ タンポのスキンの虫損ですね・・・どうやら、あまり使っていなかったので気にならなかったのか？今回の足部管の方は二重になったスキンの1枚が少し齧られたようになっていて、もう一つ、Dの方はトーンホールの当たる場所の外側の虫損でしたから・・・これは、気にしていなかった可能性がありますね。季節の変化で密閉度が悪くなった可能性がありますね。 まあ、交換したので大丈夫でしょう・・・虫の駆除は既にやていますから・・・問題ないはずですね・・・ ただ、なんだか・・・どうして1本整備すると、次々に具合が悪いのが出るのやら？まるで、連鎖的に気分が悪くなる小学生並みだね・・・あとは組み上げてOK、常用のリングキイのスタンダードとは、微妙にニードル・スプリングの構成が違いますね。裏のG#のとか・・・  歌口の形状も微妙に違うね・・・上が所沢時代になってからのスタンダード、常用のリングキイのものですね。そして、下が今回のバラバラ事件の物でこれはTOKYOの刻印のあるものですね。したがって、下の方が古い・・・3500番台ですからね。上は21000番台東京製でもかなり古いものでしょうね。1970年ごろの物かな？大卒の初任給が4万円ぐらいで、この時代で12万円ぐらいだから・・・3か月分の給料・・・今は初任給は20万円ぐらい？でDSは60万円・・・伝統的に総銀は初任給の3倍なのかね？ 下らない事を考えているが・・・高価なものを扱っているという意識を持つと仕事が丁寧になるかも？なんてね・・・  まあ、樽の部分はあまり違いは無いですが、下の古いやつにはSTERLING SILVERの刻印が入っていますね。 何故、この刻印がなくなったのやら925の刻印もありますけどね・・・  樽の部分の刻印は左のようなものですね。 TOKYOの下にはシリアルナンバーが入ります。これにはJAPANは入っていないですね・・・ ムラマツが所沢に本社を移転したのは1973年のようですから・・・これ以前の製品・・・樽の在庫次第かな？  所沢に移転してからの奴が右のような感じですね。 この刻印の奴は、あまり古さを感じさせないですね・・・近頃の奴はピントップになっているので一目で旧製品と見分けはつきますが・・・GXや9Kと出来は大差ないような気がしますがね・・・しかし、写真だとかなり拭きむらがありますね・・・布にワックスが残ってるみたいだね・・・磨き用とは別に拭き上げ用の布が要るね・・・  丁寧に拭き上げればかなり新品に近いはず・・・一度本気で新品仕上げという奴にしてみますかね。時間さえかければ・・・ただ、その気力が無いですがね・・・大きなバフが欲しくなるし・・・置き場が無いですからね・・・ きれいにしても、やがて硫化しますしね・・・  ちょっと、ライティングというか・・・シャドウの部分をちょっと工夫しないと・・・どうも輝きが鈍くてね・・・スカッとした透明感ある輝きにしたいのだが・・・ なかなかそんな風に写ってくれなくてね・・・私が白シャツを着ているのがいけないのですがね・・・ プライスをつける気で写真を撮るとか・・・ただ、私自身が高価なものを扱っているという意識が希薄なのがいけないようですね。 さて、このカバードのスタンダードはしまわないとね・・・別のフルートを出さないと・・・ 近頃、貧乏でなかなかフルートが買えませんね・・・100本溜ったら中古フルート専門店・・・ 2016.10.28 |
|
|
|
