現在をうろうろ(227)

 防空識別圏を巡って・・・日中の対応は?

 中国軍の基地をチェックし始めましたが・・・どうやら、素晴らしくシステマチックに配置されているという感じです。さすが、律令の国という感じです。日本が導入した律令のシステムというやつは、非常に効率的ですから・・・法の支配ってのはおかしなもので、非人間的な効率を求めますからね・・・さて、この効率重視の政策によって生み出されるものが気になります・・・というわけで・・・中国の戦略はどうなっているのかが気になってくるわけです。日本の戦略はどうも感情的で、情緒的でシステマチックでないのが気になるんでね。

 中国の戦略はどんな感じなのやら?日本は専守防衛から積極的に打って出る政策に転換して、それに乗ろうとしている政治屋たちが総理に媚を売り始めたみたいな感じです。まあ、それでも良いですが・・・国益という言葉は魅力的に聞こえるし、票田を肥やすには良い言葉だと信じられていますからね。

 ・・・日本はこいつが良くないと思われます・・・利益誘導が好きなんでね・・・国益はスローガンに過ぎず、国益によって現れるだろう富を、自らの票田に撒く事を重視する政策ですから・・・そして、法を作ることで、自らの責任無しに庶民から金を巻き上げるという事になりますから・・・最後は、戦争で清算・・・簡単な破綻処理・・・じゃなくて・・・戦略・・・

 日本の名目的な専守防衛に対して基本戦略に対して、中国の戦略は・・・多分、日本と同じ専守防衛ですね。国が定めたラインを守るための行動・・・それを越えては、目的無くしては行わないという感じでしょう。何しろ、戦争は金がかかり、非効率ですから・・・問題は近頃話題になる防空識別圏というやつですね。

 相手の防衛能力を知ることで、どの程度の軍備が必要であるかをチェックする事ができますから・・・このために中国は防空識別圏を拡大したのでしょう・・・

 まあ、平時にゆすぶって、どこまで防空識別を行っているか?潜水艦探知能力があるかとか・・・抗議される事を前提に仕掛けてくるわけでしょう。

 さて、中国の防空識別圏、右のように日本と中国で範囲が青の線とピンクの線でダブっているので見事にトラブルの種になるわけです。

 防空識別圏の範囲がダブるのは当然ですかね・・・敵の侵入をいち早く知らないといけませんから、出てきたらチェックするよ・・・そういったものでしょうから。空域の管理などは共同で行えばよいような気がしますがね・・・東シナ海の通行の安全性を高めるために共同してすべての航空機と船舶の運航をトレースするための条約とか作ればよいわけですから。そして、レーダーや航行管制を共同で行えば、トラブルが無くせるはずなんですが・・・残念ながら、そういった事はしようとしない・・・困ったものです。

 まあ、ひとたび宣言を出してしまったら・・・一応はきちんと哨戒しないと馬鹿にされますから、意地の張り合いのようになって・・・機体は飛行時間が増えて耐用年数が下がり、燃料代は嵩み・・・良い事は無いという事ですね。

 さらに、運悪くトラブル中の事故が起こればどうなるかはわかりますね・・・既に米軍と中国軍でやっていますから・・・海南島事件として知られるものですが・・・中国軍は戦闘機を失くし、米軍は電子偵察システムの更改をする羽目になるし・・・お互いに安くないですね。

 さて、高度500mぐらいを飛行する航空機ならレーダーサイトから100kmちょっとで発見できるでしょうが・・・防空識別圏は360kmほどありますから、常時、偵察機の類が飛行している事になるのですかね?領海のはずれあたりで高度10000mでの哨戒飛行?ですかね。まあ、合理的な数字であると言えるでしょうね。やはり、空域管理者のホットラインが必要というか・・・互いにデータ交換ができるようになれば良いと妄想しますが・・・国家の見栄というのはそう簡単には行かないような感じですね。

 中国空軍が、この範囲を哨戒するには少なくとも2機を常時飛ばす必要がありますから・・・最低6機は早期警戒機の類が必要ですね。そうなると・・・水上機による哨戒なら・・・ 36°03'16.32" N 120°17'15.96" E ここに飛行艇が3機ありますが、同時に羽を休めていますから、これは関係なさそうです。本気の早期警戒機は・・・
 31°39'46.19" N 121°31'00.82" E ここに存在しますね。以前にチェックした・・・右の写真のやつがいますから、この基地が、哨戒機を出していると考えても良さそうですね。

 このとなりには、左のような四発のプロペラ機が待機しています。さて。こいつは何かね?

 背中に何やら背負っているものがありそうですから・・・どうやら・・・KJ-200早期警戒機とか空警200とか高新5号とか呼ばれる哨戒機が運用されていると考えれば良さそうです。

 光達距離とレーダー波の到達距離は似たようなものですから、高度1万mで360kmほどと推測したんですが・・・多分当たりではないかと思います。往復しているなら1回の哨戒飛行は1500kmほどの飛行ですかね?

 こんな具合に中国空軍は、早期警戒機を運用しているようです・・・日本は・・・E-2Cを警戒航空隊第603飛行隊が運用しているようですね。運用している機数は・・・我が国の保有する早期警戒機は・・・右上のような大型のE-767が4機に、左のような小型のE-2Cが13機という事のようですね。ふむ、報道によれば、2014年4月20日にE2-Cの13機は三沢基地で運用されていたが、ここから4機ほどを抽出して那覇基地へ展開し、新部隊の発足式を行ったか・・・いよいよ、戦争が近付いているような気配ですね。国連の一員としての日本が行わなければならない対北朝鮮対策は?なんで、国連の常任理事国と戦う準備をするかね?まさか、日米安保の破棄を米国側から打診されたとか?なぜ、戦時体制を可能とする憲法解釈を急ぐかね?気になります・・・

2014.06.20

  

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