現在をうろうろ(2265)
日本貧窮者経済新聞
 シベリア鉄道が北海道まで伸びると・・・?

 さて、北朝鮮は興味深いね・・・やはり、律令の伝統を引く国という感じで、なかなか緻密な組み立てをやっているような・・・全壊眺めた軍需産業が集中していると思われる辺りは・・・基本的に、送電系をたどった結果ですからね・・・ざっと眺めて、大したことのない施設なのに、水力発電所からの専用線が引かれているとか・・・場違いな施設・・・

 北朝鮮の電力事情は、最悪で・・・地中ケーブルで、電力は洩れまくっているとか韓国発の情報が流れたりもしていましたが、衛星映像からすると、どうやら違うようですからね・・・ルーマニア辺りの技術協力の変電所とか・・・旧共産圏などからの情報なども集めると北朝鮮の様子がある程度までは見えてきますね。

 北朝鮮が何かすると・・・いつも、それは失敗に結び付けられていますが・・・果たして、いつも失敗しているのやら?無能と馬鹿の集まりみたいな御伽の国ですかね?まあ、仕方ないか・・・あれ?これって・・・?シベリア鉄道の北海道延伸案浮上 日本経済への大打撃を孕む大陸横断計画 - 週刊実話 なかなか興味深いね・・・

 ロシア・モスクワと日本間、約1万キロを鉄道で結ぶ「シベリア鉄道大陸横断計画」が急浮上し、現実味を帯びている。今年末、日本での安倍首相とロシアのプーチン大統領との会談にどんな爆弾が炸裂するのかと、日本中の政財界はピリピリしている。そんな中、仰天情報が飛び出したのだ。

 シベリア鉄道が日本までつながる話のようですね・・・まあ、それほど驚きませんが・・・近頃では、上海辺りからバルセロナまでの直通貨物列車が走っているようですからね。世界はどんどんつながっていくという感じですからね。

 「シベリア鉄道は、モスクワとロシア極東のウラジオストクを結ぶ世界最長鉄道。全長は9297キロ。これを途中から第二シベリア鉄道を延伸させ、サハリンに渡る間宮海峡約7キロと、北海道・稚内間の宗谷海峡約42キロに橋、またはトンネルを建設する構想。最終的にはモスクワ-東京が結ばれる。この案は北方領土返還にからみロシア側が提案したものという。ロシアは、この鉄道の資金の大半を日本に求めるばかりか、日ロの物流のみならず、観光など人的交流の活発化を期待しているのです」(全国紙政治部記者)

 ふむ・・・しかし・・・日本国内の鉄道が・・・消滅しつつある中ですからね。

 シベリア鉄道は老朽化しているため、刷新して高速化するとなると、5〜10兆円規模の資金が必要と言われる。その負担をも日本側に求めるというのだ。
 「ロシアが提案しているのは、鉄道だけではありません。極東の発電所から日本に海底ケーブルを這わせる『エネルギーブリッジ構想』、さらにはLNG(液化天然ガス)のパイプライン敷設も合わせ、日本にエネルギー資源を売りたい思惑だといいます」(同)


 そんなに老朽化しているのかね?【MAZDA】マツダ、シベリア鉄道を利用した車両輸送を開始|ニュースリリース 一応、マツダ車がモスクワに運ばれている・・・貨物列車で10日でモスクワまで・・・問題は・・・これから先の輸送力強化で、バイカル=アムール鉄道の利用を考えているから、このバム鉄道の近代化が必要だとかやっているのでは?No.12 日通総研 東シベリアの交通・物流インフラ事情 〜河川船舶・鉄道・トラック・航空輸送の実態を報告する〜 これによると・・・

 1日当たりタンク車1,000両、無蓋車1,000両、石炭車700両、有蓋車200両、自動車輸送車100両が運行している。その他にISO20ft・40ftコンテナを積載したコンテナ専用列車(ブロックトレインは除く)が1日1便運行している。最大貨物重量は70t/両、列車は72両編成で、総重量6,000t/列車となる(日本最大1,300t/列車)。貨車の平均速度は50km/hr、最高速度は90km/hrで、コンテナ列車は1日平均1,000km走行する。

 1編成で6000トンの貨物を運んでいる・・・そうなると・・・40〜50編成ぐらいが1日に動いているような感じですね・・・20万トンの貨物・・・が動いているのかね?これって凄くないかね?日本国内と比べると桁違いではないかと・・・老朽化しているとはいえ、1日に1000kmを移動・・・北海道までつないでも、北海道の日本の鉄道網はボロボロのようですからね。速度を落としての運用をやるようになっていますからね。既に、金が無い・・・国内の状況がこれで、シベリア鉄道につなぐなんって・・・単なる夢物語ではないかと・・・ただ、北海道の農産品が、シベリアに流れますから・・・日本国内でのジャガイモや玉ねぎなどが・・・品薄になるかもね?何しろ、台風の影響で今年は北海道の農産品が不足して・・・価格が高騰していますから・・・1日2往復位で12000トンも農産品を出荷されたら・・・

 この壮大な計画はいつから浮上し、どう話が進んできたのか。
 「ロシア鉄道の社長で国内の交通網を牛耳り、さらにプーチンの側近でもあるウラジーミル・ヤクーニンという人物が昨年夏、『世界高速鉄道会議』に出席するために来日した。この時、ヤクーニンは安倍首相と極秘会談をしており、この鉄道延伸案を話し合っていたのです」(経産省関係者)


 しかし、日本の鉄道網の衰退は・・・そういったものを考慮しているのかね?それに日本の鉄道は、大陸のような重量級の貨物は運べない脆弱なものですからね・・・鉱石運搬など結構困難で、限定的な輸送しかできない・・・鉱石車などは、鉱石を積んでの路線と空荷の路線が違うとか・・・なかなか複雑な事をしていますからね・・・モーダルシフトに向けたインフラの増強 鉄道貨物輸送サービスのご案内 JR貨物 日本貨物鉄道株式会社 素晴らしく整備されているようで・・・問題は、変電所の能力もあるし・・・なかなか整備が困難らしいしね・・・貨物などより、リニアなどの方が重要なのですから仕方ないね・・・日本では高速貨物鉄道など考えてもいないようですからね・・・構想はあるようですが・・・実現は無理じゃないかね?何しろリニア新幹線が金と電力を食うようですからね・・・

 こうなってくると、計画に前のめりの状態になっているのはプーチンだけではなく、安倍首相もということになる。日本側の思惑はどこにあるのか。

 北海道まで鉄道を引いて・・・別に、偉大なる安倍晋三閣下は前のめりになるような凄い話ではないだろうと思うが・・・既に、北海道の鉄道は・・・あきらめムードですからね・・・乗りものニュース JR北海道、厳しさ浮き彫りに 58駅が乗車1日1人以下 全体の13% 

 まあ、宗谷本線が復活するかもしれないですが・・・杉山淳一の「週刊鉄道経済」:ローカル線足切り指標の「輸送密度」とは何か? (1-5) - ITmedia ビジネスオンライン 

 私が北海道の鉄道に乗りまくったのは学生時代と卒業してちょっと・・・1983年から1990年ごろまでですかね・・・だから、まだ路線が随分と残っていましたからね・・・青函鉄道連絡船もありましたし・・・興浜北線以外は乗ったかな?胆振線のが廃線になるとき・・・1986年11月は函館の友達と車で旅行中に・・・見かけましたね・・・あれ?あの線乗ったけど・・・もう廃止かよ・・・って感じでしたね。洞爺湖なども見たっけ・・・昔の記憶・・・どんどん廃線が進んでいった時期ですね。北海道ワイド周遊券・・・学生時代は20日、夏冬にそれぞれ目いっぱい出かけていましたね。遠い昔の話・・・

 北方領土のうち、ロシアはウマ味の少ない歯舞、色丹の二島を返還するとされている。
 「しかし、それで安倍政権は形的にも北方領土問題にメドをつけたと、一方的に成果のアドバルーンを上げるつもりだ」(野党関係者)


 返還されたらどうするのかね?定期航路でも開くのかね?さすがに・・・維持するのは困難では?自衛隊でも駐屯させるのか?300人ほど駐屯させれば、それなりに産業も興せるかもしれないが・・・

 また、シベリア鉄道を北海道まで延伸することで、ロシア国内の開発が進み産業が活発化、これに日本企業も一枚や二枚は加われるのではという淡い期待があるという。さらにロシアの鉄道の新幹線化、高速鉄道事業にも日本企業が参画していけるという希望もある。
 ただし、外務省関係者は疑問視する。
 「実はこのシベリア鉄道の高速化では、プーチンが中国・習近平との首脳会談で、ロシアが中国の高速鉄道を導入する建設プロジェクトに調印している。一方で中国は、日本の新幹線が世界に延びることは何としても阻止すると思います」


 はあ?なんでロシアの鉄道の新幹線化なんって物が現れるのかね?ありえないのでは?ロシアの鉄道の新幹線化ができるなら凄いことですが・・・莫大な需要ですからね。テキサス新幹線のように、限定的な路線というわけにはいかないわけですからね・・・テキサス新幹線はどうなるのかね?一応・・・2018年3月末の着工という噂ですが・・・一方で中国は、日本の新幹線が世界に延びることは何としても阻止・・・?明確に?そんなに、対抗意識は無いと思うが・・・価格競争では勝てるし・・・新しい資金調達の道をつけたわけですから・・・日本の新幹線は国際列車として成立できるのか?新幹線は、海外からどう見られているのか 新幹線 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準 この記事は随分と控え目ですね・・・

 ヨーロッパの高速鉄道が得意とする分野もある。信号システムなどの標準化や車内の消火システム、ドローンを使ったインフラ点検、ビッグデータの活用、ICTとの連携など、日本が学べることはまだまだ多い。

 「日本らしい日本」は・・・標準化が下手ですから・・・どうしても、いじりまわしてガラパゴス化しちゃいますからね・・・欧州の標準化に乗らないなら無理じゃん・・・

 これからも世界の高速鉄道の潮流に鋭くアンテナを張り、海外に対して何で貢献でき、何を学べるかを冷静かつ論理的に判断する――。それが日本の新幹線関係者に求められているのではないだろうか。

 これって・・・海外について何も知らない・・・感情的な判断だけだと言ってるのかね?まあ、その傾向はあると思いますが・・・何しろ、新幹線は世界最高の不磨のシステムですから仕方ないですね。聞く耳を持つのは難しいかと・・・

 中国が建設する鉄道で思い起こされるのは、インドネシアの高速鉄道。東南アジアにおいて最初に開通する高速鉄道ということで、日本と中国が激しく入札を競ったが、最終的にインドネシアは財政負担を伴わない中国案を選び、日本は敗れた。
 「その後、大幅な建設計画の遅れでインドネシア政府は大混乱に陥っているが、入札はひっくり返らない。このように中国は、日本の新幹線技術阻止のためには何でもやる。ロシアも中国には相当経済依存しているので、日本とは口約束だけで反故にする可能性は強い」(鉄道アナリスト)


 なんだかよくわからない?かなり、感情的な感じの文章ですね・・・Indonesia looks to business cooperation with China to speed development - Global Times 人民日報の国際版ですが・・・土地の取得が60%だとか・・・これが多いのか少ないのか?よくわかりませんね。ジャカルタ=バンドン間の150kmですからね・・・最高時速300kmで35分、時速200なら?45分ぐらいですかね・・・しかし・・・用地買収が結構大変そうな感じですね・・・

 エネルギーブリッジ構想、LNGパイプライン構想にしても、経産省関係者はこう懸念する。
 「日本のエネルギーの主な部分をロシアに依存するとなると、ロシアと対立するアメリカは対日政策を厳しくする可能性がある。そればかりか、ロシアにエネルギーの元栓を握られれば、ロシアと対立した場合、日本の産業も経済も一発でアウトになる」


 はあ?よくわからない・・・これって、外交上手かどうかの問題では?そして、政策の打ち方・・・何でロシア依存を大きくする?全体の一部・・・どのようなエネルギー政策をするかの問題だし・・・不思議な考え方のような気がしますが・・・まあ、日本政府の政策決定がよくわからない・・・

 シベリア鉄道が日本に延伸され貨物を欧州に運べるようになれば、現在、船便で35日から40日かかるものが25日程度になる。ロシア側は運送費の節約ばかりか物流のスピードアップで、どれほどメリットがあるかを日本側を説得しているという。
 「旧ソ連時代、日本はシベリア鉄道を使い、さまざまな物を欧州やソ連に運んでいたが、ソ連崩壊でストップ。それらの大半が船便になった経緯がある。ロシアには常に危うい不安定さがあるのです。そこへパイプラインなどに莫大な投資をすることは、危険極まりない」(国交省関係者)


 結局は外交ということになるのだが・・・変なの?

 あまりに壮大な計画に思えるシベリア鉄道の北海道延伸案。
 安倍首相の大博打で、日本に取り返しのつかない大損害をもたらす可能性もある。


 シベリア鉄道を北海道までつないでも・・・日本国内の鉄道貨物輸送が壊滅状態で、北海道の路線は廃線への道を歩んでいて・・・まあ、意味が無い話になってしまうのでは?まあ、怖がりで、何もできないなら・・・鎖国でもしたら良いのでは?偉大なる安倍晋三閣下が大博打?それってありえないのでは・・・だって・・・「日本らしい日本」の体現者でしょうから・・・どうせ、小さな晋ちゃん・・・できるんだ!できるんだ!・・・所詮、小さな機関車なのでしょうから・・・

2016.10.20

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの


 首相官邸ホームページ
 国会提出法案|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

 聯合ニュース
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren


食べ物が・・・

 野菜ナビ

inserted by FC2 system