現在をうろうろ(2034)
日本貧窮者経済新聞
 農業のIoTを実装するためには・・・?(22)

 さて、近頃・・・私の頭の中は植物の根圏環境で一杯ですね。強力な吸水力を持ち、十分な給水能力を持つと思ったクズの根や茎はそれほど強力ではないようですね・・・どちらかというと、蒸散に関してしみったれの葉の威力が大きいような感じですね。それに引き換え、トマトの根圏は非常に強力であるという事のようです。

 ただ、それほど強力に水を吸収するという感じではないですね・・・根元の土の湿り気の状態からすると・・・メヒシバなどとはちょっと違いますからね。それだからこそ・・・偉大なトマトの根圏と畏敬の念を抱くわけです・・・

 先日から考え始めた・・・根圏に対して直接給水するというやつですが・・・安い鉢を買い込んできて・・・そして、板で雑草を鎮圧するというやつ・・・その2つをトマトの根元に実装してみました・・・

 左のような感じですね。一応、メヒシバの根圏より下へ植木鉢の底が行くように・・・そして、雑草を鎮圧するために白のレンガがあったので、ちょっと並べてみました・・・置いただけです・・・実は・・・このレンガを置いた場所の雑草は・・・先日、私の所に来た奴が・・・私を待っている間に抜いちゃったんです・・・雑草が凄かったから抜いておいたよ・・・

 悪いね。ありがとう・・・これしか言えない・・・実験中だって言っても意味が無い・・・善意だから・・・法律用語でね。・・・しかし、地面が乾くのが気になっていたので・・・何か置かなきゃ!でレンガになったというわけです。ここは進入路の脇でボーダーとしてレンガが置いてあった・・・見えなかったけどね。

 とにかく、白だから、光を反射して効率が良いかもしれないという思惑もあってね。トマトより雑草が優勢に見えますが・・・ちゃんとトマトも頑張っている・・・

 さすがに、写真中央のセイタカアワダチソウはあとで写真を見て抜きましたが・・あと・・・実際に水を1リットルずつ投入すると・・・およそ20秒ほどで水が無くなる・・・事実上底抜け状態ですね・・・道理で、水分ストレスでトマトの実の成長が遅れ、皮が厚くなって裂果・・・どうやら、根圏への水の直接投入の効果は1日弱しか経っていませんでしたが・・・葉の様子からすると効き目はあったようですね。

 それから・・・明らかに苦土が不足そうな感じでしたので、苦土石灰を少量鉢の中に入れて、水を入れて根圏へ・・・枯れるかもしれないですが・・・テストですね・・・根元から30cmほどの距離ですが・・・ちょっと心配・・・

 ここで、ふと思ったのは・・・アルカリ系の肥料とそれ以外の・・・イオンとして共存できない奴に関して・・・別の鉢を埋けて窒素・カリ資材を投入するとか・・・肥料効率はそれでよくなるかもしれないという、安易な発想ですね。

 肥料と水やりのシステムはこれでよさそうな・・・除草は積極的にしないで・・・邪魔臭いと思ったらレンガを少し動かして鎮圧・・・庭ですからその程度で良いでしょう・・・広大な圃場ではないのでね・・・トマトの周辺の除草作業は必要なさそうな感じですね。基本的にトマトの方が成長が早く背が高いから・・・根圏がしっかりしていれば・・・水が十分にあれば・・・という事のような感じですね。

 あとは、どの程度の肥料の投入に耐えられるのか?少しずつ増やして試してみないと・・・それから、微量元素も・・・海岸の砂地ですから、微量元素も至って不足気味でしょうからね・・・水耕栽培用の液肥もありますから、テストは簡単ですからね・・・

 雑草に埋もれたインゲン畑にも、根圏灌水システムを実装して・・・右のように・・・同じ鉢なんですが・・・完全に草に埋もれています・・・板による雑草の鎮圧も悪くない感じですね・・・一応、葉が見える状態ですから・・・

 というより、どうやら・・・雑草の上に葉を広げているから、それでOKという感じのようですね。インゲンの成長速度からすると・・・それは、かなりの速度のはずですが・・・メヒシバに合わせているみたいな感じですからね・・・大正金時なのでつる無しなのですが・・・育苗ラックの中での生育速度というか・・・徒長は凄かったですから・・・

 しかし・・・この写真も圃場には見えないね・・・まあ、手抜きでどこまで成長するかですから・・・この脇には、ひよこ豆も5本ほど栽培しています・・・4年も放置してあった豆だったので発芽率は5%程度でした・・・一握り程の豆が残っていましたから、一応水につけて発芽するかと・・・どうやらダメそうだったので・・・そのまま煮て食べちゃいました・・・どうやら、ひよこ豆は雑草に半ば埋もれた状態でも生きられるようです・・・冬にはメヒシバの類は枯れますから・・・どうなるか?ちょっと楽しみです・・・

 さて・・・そろそろ、ジャガイモの栽培の準備をしないと・・・というわけで、肥料設計をしようと・・・既に食べる事を考えているので、食品分析表の出番です!

 気になっているのは・・・水耕栽培をしている関係で・・・無機肥料が気になるわけです・・・それで、食品分析表でジャガイモの無機成分を眺めているわけで・・・100gのジャガイモを圃場から持ち出すと、次の表のような成分が(mg)で持ち出されていくことになる・・・1株で1kgとなると・・・この10倍が・・・連作すれば結構持って行かれるね。

ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン
NA K CA MG P FE ZN CU MN ID SE CR MO
1 410 3 20 40 0.4 0.2 0.10 0.11 Tr 0 5 4

 どうも、ジャガイモの成分を眺めると・・・銅が多いね・・・そうなると、豚ふんが効果的なのか?豚の餌には多量の銅と亜鉛が添加されていて、そいつがフンに出てくる。銅や亜鉛で太るらしい・・・・・・カルシウムやマグネシウムもかなり含まれるから、苦土石灰もかなり必要・・・酸性土に強いからやらないというわけにはいかないようですね。

 なんとなく、こんなのを眺めていると、本気っぽく見えてくるのが良いのでね・・・ただ、思ったよりカルシウムが少ないのが気になりますね。海外の栽培例では結構カルシウムの投入をやっているようなんですが・・・多分、保存中の当りによる腐れなどを防ぐためにカルシウムをかなり与えているのではないかと・・・妄想中です・・・クロムが多いのが気になりますが?なんでこんなに多いのかね・・・?

 どうも、私には肥料の基本知識が大きく欠けているような感じがして・・・慌ててにわか勉強中ですが・・・ジャガイモはやせ地でも育つと言いますが・・・鉄・亜鉛・銅などは随分と持って行かれてしまうような気がしますね・・・連作障害って・・・やはり微量元素の持ち出しによるものじゃないのかね?もし、連作障害で毎年群落が縮小するなら・・・自然状態でなぜ群落が消滅しない?消滅したら・・・今の世にジャガイモは存在していない・・・なんてね。芋に蓄えられた微量元素で毎年やっているとかね・・・

 微量元素が十分にあれば、茎が変化した芋は健在だが・・・微量元素が無い土壌だと芋に蓄積した微量元素を使って、芋が消滅・・・新しい芋が微量元素を引き継ぐ・・・栽培では芋を持ち出すから微量元素が無くなって・・・親芋の微量元素だけでは十分な生育が望めない・・・なんとなくね。だって、大塚ハウス5号の1トンの培養液で銅は20mg程度の含有ですからね。一株で1mgを持ち出すと・・・ってね。

 食品分析表から微量元素を抽出していじるのが結構面倒ですね・・・近いうちにデータベース上に展開して、肥料設計の足しにしないと・・・肥料と食品成分の微妙な関係・・・食べる事を夢見て・・・豚糞じゃね・・・ブウブウだよ・・・

2016.08.11

  

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