現在をうろうろ(199)

 2014年G7ブリュッセルサミットの成果は?

 しばらくは、ヨーロッパは、自らの経済とロシアとの関係で極東の話は見えなくなるのではないかと思われます。でも、なんとなく、ウクライナの問題が平和裏に解決しそうな気がして・・・そして新たな動きが出るような・・・妄想ですが・・・多分、今まで以上のロシアとの関係の改善が行われるか・・・旧ソ連地域に対するEUの投資が増えるのではないかと・・・なんとなくね。あと4週間でどんな世界が現れるか・・・現代は武力闘争などはあまり意味を持たないような感じですから・・・基本は経済制裁、でも、制裁している側も、その制裁の影響を受ける事が多くなっていますから・・・エネルギーや食料の自給率が高い所がそういった制裁に参加する資格があるような気がします。日本の場合はエネルギー自給率は20%以下・・・原子の火が消えて・・・本当の所は4%程度、食料自給率も40%以下ですから・・・近頃の国際情勢では発言権は微々たるものでしょう。

 そういえばG7の報道はあまり大したものはなさそうで、ホワイトハウスも米英の首脳会談の話とか、Dデイ70周年の話とか・・・International Business Times - International Business News, Financial News, Market News, Politics, Forex, Commodities ここの各国版で、我が国の総理の話を眺めていると、国によって評価がずいぶんと違うものです。気になってイタリア語版をチェックすると・・・やはり、国の借金の話が懸念材料で示されていますし・・・国によって関心事が違う事が分かりますね。

 ふむ、我が国の総理は、バチカンを訪れて、魔鏡の御土産を渡してきたのか・・・隠れキリシタンの鏡ね・・・山本合金製作所の製品のようですね。金属製の鏡ってのはなかなか平滑な面を作りにくく・・・鏡の裏の模様が、表面に反映したりするわけですね。原理的には見当がつくのですが・・・チル鋳物とかが同じような技術の産物ではないかと思いますが・・・冷える速度の違いで結晶組織が変化するとか、そんな所だと思いますけど・・耐摩耗性の高い所と低い所ができて、柔らかい所が大きく削られて、光の反射に影響が出る・・・金属鏡の加工工程は、やすりで平面に削りだされた後でセンと呼ばれる削り出しの工具を使って表面の平滑度を上げて行きます。この工具は、表面を滑らかにしていきますが、金属の硬度の違いで平滑度に差が出てきます・・・光明丹と定盤を使ってキサゲで精密加工をするのと違うんでね・・・そうだな・・・銀の純度の違った削りかすなどをバーナーでちょっと溶かして均質でない銀板などを概ね平らに叩きだして、キサゲで平滑面を出そうとすると、ちゃんと、光学平面には向かわずにでこぼこになりますね。さらにへら掛けをするともっとひどくなる・・・なぜか、いい加減な彫金の経験もあるんで・・・青銅の鏡の中に鉄などでできた造形物を入れて鋳込むと・・・研ぎだし工程の中で、それが現れるという事なのだと思いますが・・・それより、異教徒の捧げものはどのように扱われるのか?そちらの方が気になりますね。

 さて、ブリュッセルのG7首脳宣言はどんなものだったのやら?ちょっと気になるんで、原文らしきものに当たってみますか・・・EUROPA - PRESS RELEASES - Press release - The Brussels G7 Summit Declaration 日本語版は・・・あるある 2014 G7ブリュッセル・サミット 首脳宣言(仮訳) | 外務省 これですね。

 主たる話題は何ですかね?トップは・・・若年層の失業者や、長期失業者をなくすための努力が必要なようですね。ちょっと気になる文は・・・野心的で包括的な成長戦略を提示する。我々は、引き続き、債務残高対GDP比を持続可能な道筋に乗せつつ、経済成長と雇用創出を支えるため、短期的な経済状況を勘案し、機動的に財政戦略を実施する・・・これって、日本に関係ある事ですね・・・債務残高対GDP比・・・各国比較が財務省に資料があって・・・債務残高の国際比較(対GDP比) 財務省 表では分かりにくいのでグラフ化してみました。右のような感じですね。

 まあ、GDP比ですから金額と違ってちょっと分かりにくいのですが・・・どうやら日本は突出しているような感じですから・・・こいつは、借金の額ですから自慢はできない一位ですね・・・GDPの2倍以上の借金があるのは日本だけであるという事ですね。

 ちゃんと借金が返済できるレベルにせよという話ですかね?なんとなく・・・日本は借金地獄に陥っているような感じですね・・・借金の返済のための借金・・・多重債務者のパターン・・・

 ほかに問題になっているのはシャドー・バンキングですかね・・・証券会社やヘッジファンドなどの行う、銀行のような金融仲介業務ってやつですね。金を集めて運用するのはよいが・・・元本保証の無いものに元本保証をつけると・・・破綻しやすい、大きな資金を流せるので、特定分野でのバブルが発生する・・・バブルはやがてはじけて資金が消える・・・これって・・・なんだか、嫌な感じ・・・投資信託会社経由で銀行の金が株式投資へ流れた話・・・アメリカの1907年の恐慌の話みたいなやつかね?

 租税回避か・・・国際税務の話だとは分かりますが・・・なんとなく、ドイツの新しい脱税と租税回避の二重非課税・二重控除を見抜ける体制づくり・・・これ関連ですかね?スターバックで問題になったいたやつか・・・税率の低いオランダ法人に収益を集中させて、英国やその他の税の高い欧州各国での税を低くしているって叩かれたやつですね。税源となる多国籍企業をどうするか・・・概ね理解した気になりましたが・・・私には役に立つ知識なのか?私には・・・タックス・ヘイヴンの恩恵を受けるような状況になれるとは思えないので・・・租税を回避せる手は・・・無いものは取れないというやつだけかな・・・貧乏なんで・・・

 それから、貿易に関する協定の話ですね。こいつを早くまとめよう・・・EUとG7各国、TPP、新サービス貿易協定・・・新サービス貿易協定に関する知識が私にはほとんど無いね・・・外務省 新サービス貿易協定(TiSA)交渉の進展 ちょっと読まないと・・・どうもピンとこない・・・サービス貿易 - EPA-FTA-投資協定(METI-経済産業省) ふむ・・・海外で物品に金を使う以外の・・・サービスに対して金を使う事に関するルールの話ですね。弁護士とか・・・その国の資格とかそういったものが中心になるようですね。そういった資格は無いので、私には関係ない話か・・・いや、韓国へ行って飯を食ってきたとかそういったものの含まれるのですが・・・お腹の中に食べ物を入れて食べ物を輸入してきた?・・・どうも実感がないですね。

 世界経済はこんな感じですか・・・とりあえず理解・・・次がエネルギー関連ですね。・・・エネルギー供給を,政治的な威圧の手段あるいは,安全保障上の脅威として用いることは容認できない・・・これは分かりやすいですね。

 日本に関連がありそうなのは・・・ベースロード電源として機能するものを含む,低炭素技術(再生可能エネルギー,原子力の利用を選択する国にあっては原子力,及び二酸化炭素回収・貯留(CCS))の利用を促進・・・さて、原子力はどうするのか?どうせ、決められないんだから・・・原子力は全廃で良いのでは・・・いつまでたっても動かせないから。諦めて、石炭をガンガン燃やすしかない・・・それとも森林を燃やすか・・・夜は菜種油のともしびとか・・・クラチット君、石炭を節約したまえ・・・なぜかクリスマス・カロルを思い出してしまう・・・近頃はカロルはキャロルと表記か・・・

 エネルギー関連の内容はシンプルですね、そして次が気候変動・・・低炭素社会の実現か・・・日本は原子力を手段として使えないから・・・電気料金をもの凄く高くするしかないですね・・・炭素系の燃料を非常に高価にする・・・選択肢はこれしかない・・・なるべく人力とか畜力を活用するとか、薪などの再生可能エネルギーを活用、温度変化の小さい穴倉生活・・・山へ芝刈り、川へ洗濯・・・最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。息を飲むほど美しい田園風景。日本には、朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります。自助自立を基本としながら、不幸にして誰かが病に倒れれば村の人たちがみんなで助け合う農村文化・・・への回帰・・・エネルギーも食料も自助自立・・・結局はこの世界になる・・・人口は2000万人まで減れば可能かな?この人口なら、水力発電で賄えるのでは?現状ではエネルギー自給率は4%弱ですが・・・人口2000万で産業が農業を中心としたら・・・昭和20年代まで水力がベースロードでしたから・・・可能では?日本の将来は・・・決まりですね。価値観の転換・・・昔へ帰れ・・・ジンバブエを真似して100兆円札を発行すれば実現できるかもしれない世界・・・

 しかし・・・開発という項目がある・・・全ての国における持続可能で包摂的な開発と,更なる繁栄の追求は,依然として,G7の国民と国々を結束させる根本的な責務・・・勝手に破綻する事はできない・・・根本的な責務。

 ふむ・・・行動計画は・・・極度の貧困の撲滅や開発の促進と,気候変動を含めた持続可能な開発の環境上の,経済的及び社会的側面の均衡の双方に焦点を当てるべきである・・・100兆円札は発行できない、安い石炭は焚けない、借金は早く返済せよ・・・金儲けをしっかりと公正に行え・・・そうは言われても・・・息を飲むほど美しい田園風景の中での、合議制による農村社会への回帰しかないのでは・・・日本の企業を海外に売り飛ばす・・・従業員及び家族をつけて・・・都市の消滅・・・それで、最も大切な国益が実現できる・・・G7とは無関係な国への転換・・・

 とりあえず、我が国が主張したのは何でしたっけ?あれ?変な報道がある・・・安倍首相がブリュッセル入りしたのは、サミットが開幕する前日の3日夜。サミットが始まるまでの時間を利用して、なんとか「日米首脳会談」を実現させようとシャカリキになっていた。しかし、オバマ大統領は最後まで「ノー」。5分足らずの“立ち話”をしてもらうのが精いっぱいだったらしい。日刊現代・・・成果として発表されているのは・・・ウクライナ情勢を巡って、必要があれば制裁をさらに強化する用意があるとしてロシアに自制を求めたほか、海洋進出を強める中国を念頭に、力による一方的な現状変更の試みに反対するなどとした首脳宣言を採択・・・NHKのニュース詳報によるものですね。

 一応、最後の方に・・・39項目目に・・・我々は,威嚇,強制又は力により領土又は海洋に関する権利を主張するためのいかなる者によるいかなる一方的な試みにも反対する・・・と常識的な内容で入っていますね。やはり、日本の報道は・・・不思議ですね。ああ・・・G7の首脳は 2014 G7ブリュッセル・サミット 首脳宣言(仮訳) | 外務省 この内容を短時間で検討するのですから凄い能力を備えた人たちから構成されているという事ですね・・・ウクライナ・シリア・リビア・マリ及び中央アフリカ・イラン・北朝鮮・中東・アフガニスタン・・・広範な知識が必要ですね。世界を相手にするためには、膨大な知識に触れなければならないという事ですね・・・

2014.06.08

  

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