現在をうろうろ(184)

 国土強靭化って何?(3)

 さて、真面目に条文を眺めてみますか・・・。読み始めましたが・・・何かね?この手の法律を見た事がある気がしてきた・・・何を下敷きにしたのかね?・・・まさかね?妄想なら良いのだが・・・まあ、気になるものだけ見て行きましょう・・・急がないと、新しい文書が次から次と出てきますからね・・・

第五条  事業者及び国民は、国土強靱化の重要性に関する理解と関心を深め、国及び地方公共団体が実施する国土強靱化に関する施策に協力するよう努めなければならない。

 この条文もなんとなく引っかかる・・・住民一人一人が自ら行う防災活動及び自主防災組織(住民の隣保協同の精神に基づく自発的な防災組織をいう。以下同じ。)その他の地域における多様な主体が自発的に行う防災活動を促進すること・・・ってのが防災基本法の中の文言・・・防災は基本的に自主的に行うものであるが・・・普通は、経済的な負担が極端に大きなものでない限り・・・喜んでやるはずのものだと・・・この5条では、国民は・・・努めなければならない。嫌でもやれ!と法が命じている・・・?何か経済的なもの以外に嫌なものが入っているとか?

 8条の1も変な感じ・・・人命の救助に資する体制の確保、女性、高齢者、子ども、障害者等の視点を重視した被災者への支援体制の整備・・・これって、男女差別かね?男は救助に関して配慮に値しない?というか、この法では男は最初から考慮していない可能性がありますね?なんかおかしい・・・この法律は、包括規定が多いような?なんだか、何でも法律が作れそうな感じですね。防災関連なら何でも?気のせいかね・・・

 防災又は減災に関する専門的な知識又は技術を有する人材の育成及び確保、防災教育の推進、災害から得られた教訓及び知識を伝承する活動の推進 この条文もなんだか似たものを見たような気がしますが、思い出せない・・・これって、法制化すると、事前に、私は何々ができます。大規模災害に際して、その活動に従事しますって、登録を行う事になると思うのですが・・・防災または減災に関する知識や技術・・・何だろう?ライフライン関連の技術?まあ、私などはその手の技術は無い事になっているので問題ないと思いますが・・・つまり、大規模災害では、動員令をかける事を可能にする法令が予定されている事になりますね。

 国家及び社会の重要な機能の代替性の確保、生活必需物資の安定供給の確保 か・・・国家、社会の重要な機能ね・・・行政官庁が機能しなくなるような事を想定しているわけですね。どんな場合かね?まさか・・・国会議事堂の耐震補強ってのは終わってるのかね?・・・内閣府によれば、国会議事堂等の耐震性  国会議事堂、議員会館等については、耐震診断を実施し、構造上問題ない。 議員会館、議員宿舎の一部については、構造上は問題ないものの、さらに建て替え計画を進めているところ。ふむ、省庁の耐震性に関しては問題ない・・・国家の中枢に関する地震対策は、既に終わっているという事か?その上、国家の機能が失われるって場合は・・・・?社会の重要な機能って言うと、通信と物流・・・ライフラインですかね?ただ、こいつは切れる事が前提で3日分ほどの備蓄をするように・・・できれば1週間なんって感じですかね?それを越えての生活必需物資の安定供給の確保か・・・国家備蓄を考えると、東日本大震災の被災地の範囲からすると、国家備蓄の取り崩しは必要ないような?民間だけで、輸送がしっかりしていれば・・・輸入は問題ないでしょうから・・・すると、運輸系統の話ですかね?こいつは広域サービスに属するのかね?広範囲の停電で、ガソリンスタンドが動かなくなると、被災地に入っても帰りのガソリンがないとか・・・滞貨が山積みになりますからね。災害時のガソリンスタンド網は整備されているのかね?

 しかし気になるのは・・・我が国の政治、経済及び社会の活動が持続可能なものとなるようにする・・・これって?少なくとも、東日本大震災では、それほど問題ないとまでは言わないけれども、国全体の機能が失われるような事態にはならなかったですね。基本的には、72時間程度は・・・何もできなかったが、地域防災はそこそこ機能していたような気がしますね。一番混乱していたのは・・・XXであったような気がしますが・・・適切な行動をしていたとはあまり思えなかった・・・この想定だと、日本全体の災害を想定しているようですね。まあ、それが、最大規模の災害ですが・・・

 ふむ、また気になる文言・・・大規模自然災害等が発生した場合における社会秩序の維持・・・東日本大震災で暴動は起こったのか?ちょっと考え過ぎかね?社会秩序の維持・・・国民不信かね?治安維持法でも作るのかね?これって、基本的には警察と海上保安庁の仕事ですね。秩序が崩壊する状態って・・・行政の作用も失われますね。そうならないようにするための準備のはずだが・・・まさか、想定しているのが大規模災害だけではない?

 だんだん怪しくなてきた・・・地域間の連携の強化、国土の利用の在り方の見直し・・・土地収用法の強化かね?防災のための土地収用か・・・どのような場合土地収用が必要になるかですね。ちょっと予定している内容が上手くつかめません。大規模災害時の・・・何だろう?

 これは、もっと分からない?・・・予測することができない大規模自然災害等が発生し得ることを踏まえ、施設等の整備に関しない施策と施設等の整備に関する施策を組み合わせた国土強靱化を推進するための体制を早急に整備すること。・・・予測できない内容の大規模災害に対して、どのような対応ができるのか?施設を作る作らない以前に、分からないものに対して対応が取れるのか?天が落ちてくるという事態に対して何ができるか?災害なんって類型がありますから・・・何を考えているのか?地球が割れちゃう・・・地球を脱出するとか・・・火星に日本の植民地を作ろう!たとえ、地球が滅亡しても、日本の一部が火星に生き残る・・・駄目か・・・太陽ニュートリノ観測から太陽が赤色巨星になろうとしている・・・ここまで行くと逃げ切れないですね。

 前項で、最大規模の想定をして私は遊びましたが・・・なぜここで、政府は弱気になる?・・・事前防災及び減災のための取組は、自助、共助及び公助が適切に組み合わされることにより行われることを基本としつつ、特に重大性又は緊急性が高い場合には、国が中核的な役割を果たすこと。 ・・・国は基本的に中核的な働きをしないという意味にとれる・・・これって防災に対する心構えとしては正しくないのでは?災害はどこまで広がるか分からないから、軽微なものであっても最大限の努力を惜しんではいけないのでは?・・・なんとなく、支離滅裂・・・というか、責任回避の傾向があるのではないかと・・・どうして、国が強く指揮を行おうという意欲がない?災害対策基本法と対立的な立場をなぜ取る?

 そして最後に・・・七  現在のみならず将来の国民の生命、身体及び財産を保護し、並びに国民生活及び国民経済を守るために実施されるべき施策については、人口の減少等に起因する国民の需要の変化、社会資本の老朽化等を踏まえるとともに、財政資金の効率的な使用による当該施策の持続的な実施に配慮して、その重点化を図ること。・・・防災は基本的には無駄金を使う事を意味するから・・・不思議・・・金を使うなか?

 なんとなく、不思議な基本方針だと・・・国は全国規模のものしか対応しないという事か?国家存続に関わるようなもの・・・それ以外は基本的には地方自治の連携によって処理せよという感じ・・・それから、防災について、壮年の男は保護の対象になっていないような感じですね。この視点・・・どうして、差別的な法律を作るのか理解できない・・・法律の文言として不適なのでは?これって、差別論者の作った法律なのかと思われても仕方ないのでは?しかも、現在の状況からすると、地域防災の要となるのは女性ではないかと・・・減ったといっても・・・昼間に自宅にいるのは、ニートか主婦か年寄りですよね・・・壮年の男女の多くは自宅から離れて働いている可能性が高い・・・しかも、定年がどんどん伸びているから、普通の住宅街には、昼間は・・・本物の年寄りと少数の女性と子供しかいない・・・地域防災は誰が担当するのか?

 東日本大震災では、私などは震災から26時間後に自宅にたどり着いていますから・・・昼間の壊滅的な災害であれば、首都圏では・・・地域防災の要は・・・特にベッドタウンと呼ばれる地域では・・・現実はニート、専業主婦、子供、高齢者が担う事になるのでは?まあ、できちゃった法ですから仕方ないが・・・ここで一旦切って、次回ですね。なんとか次回で法律の検討を終えて、閣議決定された国土強靱化基本計画を眺めたいですね・・・どうも気になる一文と、第十一条との兼ね合いが気になりますから・・・そして第28条の不思議な文言・・・

2014.06.04

  

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