現在をうろうろ(1827)
日本貧窮者経済新聞
 日本の中国嫌いが引き起こすことは・・・?(4)

 前回に引き続いて・・・日本の中国嫌いが徒に?潜水艦売り込み失敗の真相|田岡俊次の戦略目からウロコ|ダイヤモンド・オンライン これですね。なんだか、「日本らしい日本」はどんな商売をしているのやら?老舗が色々としくじるのはなぜかね?不思議ですね・・・客船の受注でも契約内容の詰めが甘いとか・・・色々とやらかしていますからね・・・ふと、日本が忘れているものってのがあるような?イギリス連邦の存在・・・スターリング圏ですね。スターリング圏の中心はシティー・オブ・ロンドンですが、イギリスの中国寄りの姿勢、インドはロシアの兵器を購入・・・インド洋をめぐる国々・・・英国のEU離脱の世論・・・なんとなく、経済による英国の復権というやつが起こっているような?TPPは事実上、吠える40度のクリッパー航路の再興ですからね・・・なんだか、表面的な日本の将棋の殿様のような表面的なものでは対応できない世の中が到来しつつあるような気がしてね・・・さて、とにかく続きですね・・・

 海上自衛隊は4月15日、「そうりゅう」型3番艦の「はくりゅう」(白龍)と護衛艦2隻をシドニーに派遣し、豪海軍と共同訓練をして売り込みの一助にしようとした。ところが「はくりゅう」は到着すると人目に付かない港の奥に係留され、一般公開も行われなかった。それが26日に出港した直後、フランスとの共同建造が発表された。共同訓練計画は普通1年以上前に両国軍が相談して決めるもので、もし元々原潜が欲しくてフランスと組みたかったなら、日本の潜水艦の宣伝をするような計画に相手の海軍は賛成しなかったろう。今回は両国海軍にとり実に間の悪い結果になった。まるで親密だったガールフレンドをパーティに招いて、その席上他の女性との婚約発表をしたような形だ。

 婚約発表の直前に、間抜けにも本気度を示しに行った女友達じゃん・・・君が話に来ないから、別な人と決まったよ、今頃来ても遅いよ・・・それに、君はメタボで家に入れないし・・・フィットネスクラブにでも行ってたと思ったけど、体をシェイプアップして現れるかと思ったら、前と同じじゃん・・・ダメダメだね・・・

 26日に出港した直後、フランスとの共同建造が発表の直前に、間抜けにも海上自衛隊は4月15日、「そうりゅう」型3番艦の「はくりゅう」(白龍)と護衛艦2隻をシドニーに派遣し、豪海軍と共同訓練をして売り込みの一助にしようとした・・・君が話に来ないから、別な人と決まったよ、今頃来ても遅いよ・・・「はくりゅう」は到着すると人目に付かない港の奥に係留され、一般公開も行われなかったのが、メタボな彼女へのせめてもの情けかね?ステーリング基地へ招いて、デブで入れませんだったら・・・単に共同訓練が目的で、日本政府の邪な日本の潜水艦の宣伝をするような計画に相手の海軍は乗らなかっただけじゃん・・・友達のままでいようと・・・・「日本らしい日本」だと別れになる・・・オーストラリアにはそれを心配している人もいる。

安倍首相の「盟友」の敗北と退陣
 こんな事態になった一因は、安倍首相の「盟友」と言われたトニー・アボット前首相が昨年9月14日の自由党(保守派与党)総裁選挙で敗れて退陣したことで、その後風向きが変わった気配がある。同氏は自由党内でも右寄りで支持率が低下したため、党総裁選挙になったが、その結果与党総裁・首相の座を同党内リベラル派のマルコム・タンブール氏(元同党総裁、通信相)に譲ることになった。


 これも不思議だね・・・まあ、「日本らしい日本」のお友達だよな!買えよ!買わなきゃ友達じゃなくなってもいいのか?的な発想かね?非国民的な問いだけれども、そうりゅう型に商品としての優位性は本当にあったのかね?この部分は、まるで問題にされていないのがね・・・そうりゅう型世界一!これだけですからね・・・オーストラリア向けのカスタマイズの話なども聞きませんからね・・・何を売ろうとしたのかね?

 受注できるとなったら、何故、法的な拘束力のある文書に調印しないのかね?単に、入札者の一員として歓迎する・・・これを、落札と取っただけじゃないのかね?

 ターンブル首相は対中関係を重視しており、長男のアレックス・ターンブル氏(33歳)は北京に留学中知り合った中国の国際法学者の娘と2012年に結婚している。ターンブル首相は今年4月14日、15日経済界の代表団1000人以上を率いて訪中し、李克強首相と会談した。オーストラリアにとり、中国は最大の輸出相手国で2014年に輸出の33.6%が中国向け、日本向けは17.9%、アメリカ向けは4.2%だった。昨年12月20日に中国との自由貿易協定が発効し、もちろん中国主導のAIIB(アジア・インフラ投資銀行)に参加している。

 一般的に、金持ちと商売するのが良いね・・・借金の山を作って落ち目の連中は相手にしない方が良い・・・何かと良い話を聞きつけると余計な売込みに入ってきますからね・・・しかも、借金の山の重圧で相手を思いやる心の余裕が無いですからね・・・この手の連中は勝手に舞い上がって、最後はお決まりのパターンで、舞い上がった分だけ大きな恨みを背負って退場・・・なかったことにする。

 オーストラリアの潜水艦関連を私が、いまチェックしているのは・・・「日本らしい日本」がどのくらいの期間で物忘れをするのか・・・その知見を得るためなんですがね。まだ、あきらめていないようですね・・・

 安倍首相はアボット前首相と親密で、オーストラリアを「准同盟国」と見なし、防衛協力を進めて共に中国に対抗しようとした。潜水艦の共同建造はその「目玉」とも言うべきものだった。

 平和のための防衛協力は拒まないのが近頃の世界のやり方ですね。しかし、それは中国に対抗するとか・・・世界の上での派閥抗争とは無縁なものというのが近頃の表向きのやり方じゃないかね?

 どうだ、この潜水艦素敵だろ!中国包囲網の仲間になれば、この潜水艦の秘密と潜水艦を共有できるんだよ、仲間になれよ・・・なんだか、小さい子並みだね。「日本らしい日本」の幼児性に訴えかける素敵な文章の例かね?

 だがオーストラリアの国益を考えれば、主要輸出品目の鉄鉱石と石炭を大量に購入してくれる中国に日本が対抗姿勢を示し、「中国包囲網」を作ろうとしているかに見える状況の中、日本と軍事協力関係を強めて中国との関係が損なわれては迷惑千万だったろう。オーストラリアを訪れる年間100万人の中国人観光客も人口2400万人の国にとり軽視できない。

 あれ?この見方は新しいというか、あまり目にしませんね・・・中国包囲網は・・・主要輸出品目の鉄鉱石と石炭を大量に購入してくれる中国に日本が対抗姿勢・・・資源外交の失敗の話なのかね?てっきり、安全保障面での話かと思っていた・・・日本を差し置いて、なんで中国とばかり取引するんだよ!という因縁話とは・・・ふむ、この見方は私にはなかった・・・オーストラリアを訪れる年間100万人の中国人観光客・・・これもうらやましくて仕方ないという事か・・・なんで、仲良くすることができないで横恋慕?凄くみっともない話になるのでは?

 日本では「中国経済の低迷」が強調されるが、昨年の中国の輸出が、欧州の不況などの影響で2.9%減だったのに対し、輸入は原油価格などの低下で14.2%も減ったから、中国は空前の貿易黒字5930億ドル(昨年末のレートで約71兆円)を記録した。GDPの伸びも6.9%に下がったとはいえ、日本の0.47%、アメリカの2.34%などと比較すれば大変な急成長で、今後も暫くは6%台の成長を続けそうだ。

 そうなんだよ・・・残念ながらこれが現実なんだよ・・・中国は空前の貿易黒字5930億ドル(昨年末のレートで約71兆円)を記録・・・

 中国のGDPはすでに日本の2.76倍に達しているから、オーストラリアが中国を最有望な市場と見て、良好な関係を保とうとするのは当然と考えるしかない。

 それなのに、なぜ、日本はオーストラリアのように行動できない?日本と中国が組めば・・・やがてEUともより強くつながるだろうから・・・アメリカをしのぐ経済圏を形成することになると思うのだが・・・旧大陸の復権が近いと思うのだけれどもね・・・

 2013年1月13日に岸田文雄外相がオーストラリアを訪れ、労働党政権のボブ・カー外相と会談した後の共同記者会見で、カー外相は「中国は我が国にとっても、日本にとっても重要なパートナー。中国包囲網には加わらない」と明言した。日本側がそれらしきことを持ちかけたが拒否したことを中国に聞かせる狙いだったろう。

 オーストラリアとしては当然の選択だと思うのだが・・・基本的に敵を作るのは好まないからね・・・日本は敵を作ることが好まれるのと対照的な気がするが・・・この意味では日本は異常な国だと思いますが?弱虫のくせして血を好むふりをする・・・敵があることによる求心性の発揮・・・

 2007年12月から2010年6月までオーストラリアの首相だった労働党のケビン・ラッド氏は中国要人も驚くほどの中国語の達人で「陸克文」との漢字名を刷った名刺を配ったという。彼の令嬢は香港の中国系オーストラリア人と結婚している。また習近平国家主席の弟で香港の実業家だった習遠平氏(59)はオーストラリアの永住権を取得し移住したとされる。中国とオーストラリアの間には個人的な親交も結構あるのだ。

 多民族国家ですからね・・・日本のような国では思いもよらぬことですね・・・否、昔はやっていましたね・・・中国風の呼び名とか・・・日本はいつから中国嫌いになったのやら?昔は中国にあこがれを抱いていたはずですからね・・・

2016.05.21

  

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