現在をうろうろ(1746)
日本貧窮者経済新聞
 北朝鮮の雇用に関するシステムは・・・?(1)

 北朝鮮、経済制裁の余波が鉱山を直撃…「ヤマ」を去る鉱山労働者 DailyNK Japan(デイリーNKジャパン) 北朝鮮の人民はどういった情報網を駆使して、自分の身の回りの情報を収集して、処理しているやら?情報が高速で広がっているような感じですね・・・これが気になってね・・・

デイリーNKの内部情報筋によると、鉱山労働者を含む近隣の住民の間で、家を売り払い、引っ越そうとする住民が増えているという。一体、何がおきているのか。

 気になるのは・・・鉱山労働者を含む近隣の住民が・・・家を売り払い、引っ越そうとする・・・ふむ、北朝鮮では私有財産としての家屋があるわけですね。売るわけですから・・・そして、引っ越そうとする・・・つまり移住の自由があるということになりますね。てっきり、本貫地に縛り付けられていて移住の自由はなく、家屋は国家管理で転売の自由がないものと、計画経済で住民は職場に縛り付けられていて勝手に辞めることが禁じられている・・・そんな風に理解していましたから、こいつはちょっと驚きなんですね。

鉱山労働者の給料は平均の20倍?
中朝国境に面した鉱山地帯である咸鏡北道(ハムギョンブクト)の茂山(ムサン)や両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)。ここで働く労働者は、北朝鮮国内では破格ともいえる月給をもらっていた。


 私も行きたいね・・・日本で言うなら手取り16万円の標準的な労働者がいて・・・その20倍の賃金の320万円の給与をもらって生活・・・裕福になれますからね。まあ、1年も働いたら・・・20年分の労働対価が得られるから、20年遊んで暮らせる・・・すごいね!破格の待遇であると思いますね。3年も働けば60年分ですから・・・一生遊んで暮らせる・・・

 そして、茂山の駅前の繁華街と思われる場所も、左のような感じですから・・・基本的に金を使う場所がないから・・・金は残る!金は基本的に使うためにあるわけだから・・・様々なものに化けることになるでしょうね。その割には、この繁華街がショボい・・・20倍の所得があるのならば20倍の豊かさがここにあるはずだとね・・・まあ、衛星写真ではショボいが、実はショーウィンドウの中は目がくらむような商品の山が・・・なのかね?

 家屋の売買の自由があって、この辺りの連中が周辺の20倍の賃金をもらっている富裕層であるなら、この周辺の町並みは変わると思うのだが・・・地続きの土地は基本的に借金をしてでも買う人が出るはずだから・・・

 茂山付近だとよく眺める家屋群は右の奴ですね。建設は2009年ごろですから、築7年になろうとしている家屋群・・・これは長屋建築ですね・・・1棟2戸の建設中から眺めていますから間取りもわかりますね。42°12'52.7N 129°17'04.9E - Google マップ この辺りの新しい住宅・・・つまり、住宅の権利はたぶん借家の権利になる・・・それとも、鉱山住宅という概念かね?
ハングルは表示できないな・・・とにかく??????????・??????????? 北朝鮮にも一応法律は存在していて・・・憲法を眺めると所有権に関する規定があって・・・機械翻訳をすると・・・

第24条:個人所有は公民の個人であり、消費的な目的のための所有である。個人所有は、労働による社会主義分配と国家と社会の追加的恩恵からなる。自留地経営をはじめとする個人副業経理から出る生産物とその他の合法的な経理活動を通じて得た収入も個人所有に属する。国は、個人所有を保護し、それに対する相続権を法的に保証する。

 収入に関しては保障されていますが・・・

第30条:労働者の日の労働時間は8時間である。国家は、労働の過酷な程度と特殊な条件に応じて、一日の労働時間をより短く定める。国家は、労働の組織をよく労働規律を強化して、労働時間を完全に利用するようにする。

 この条文が怖いね・・・国家は、労働の過酷な程度と特殊な条件に応じて、一日の労働時間をより短く定める。・・・まさか、一般労働者の20倍の給与って・・・1日24分の労働で1日分の給与を出す・・・あとは自由時間か?

第40条:朝鮮民主主義人民共和国は、文化革命を徹底的に実行して、すべての人を自然と社会に対する深い知識と高い文化技術水準を持つ社会主義建設者作ってきた社会をインテリ化する。

 1日24分の労働で、残りの時間は・・・勉強させられちゃうのか・・・

第64条:国は、すべての公民に真の民主主義的権利と自由、幸福な物 物質文化生活を実質的に保証する。朝鮮民主主義人民共和国において公民の権利と自由は、社会主義制度の強化発展とともにさらに拡大される。

 国が貧乏だと権利や自由は制限されそうですね。

第70条公民は、労働の権利を有する。労働能力のあるすべての公民は、希望と才能により職業を選択し、安定した雇用と労働条件を保障される。公民は、能力に応じて働き、労働の量と質に応じて分配を受ける。

 希望は出せるが、才能でふるい落とされて・・・安定した雇用を押し付けられる・労働条件も・・・どう見ても、この条文では職業選択の自由はなさそうですね。

第77条:女子は、男子と同じ社会的地位と権利を有する。国は、産前産後休暇の保障、多くの子供たちの母親のための労働時間の短縮、産院、託児所と幼稚園網の拡張、その他の施策を通じて母親と子供を特別に保護する。国家は、女性が社会に進出するあらゆる条件を整える。

 先進的ですね・・・日本では母親をフルタイムで働かせるための制度を整備しようとしていますが・・・労働時間の短縮の制度ですからね。これは日本でも見習うべき制度では?育児中の労働者は両性のどちらかが勤務時間の開始および終了を2時間ずつ削るとかね・・・1.5時間ずつでも・・・託児所の人間の勤務時間がフルタイムなら・・・それに合わせて育児時短を行うのが本筋に思えるのだが・・・

 まあ、政府の借金の返済のために、老若男女すべてを動員しての借金返済だから時短は考慮の外ということかね?あちゃ、憲法研究じゃないんだよ・・・見たいのは相続法・・・??????????・??????????? これですね。

第13条相続できる財産は、次の通りである。
1。労働による分配によって行われた財産
2。国または地域の追加的恩恵によってなされた財産
3。個人副業経理によるなされた財産
4。住宅、本、貨幣、貯金、家庭用品、文化用品、生活用品の乗用車のような輪転記載
5。様々な特性上の請求権と債務
6。その他、他の公民から贈与を受けた財産のように合法的に取得した財産

 基本的には動産だけのようですね。住宅は居住の権利と考えた方がよさそうですね・・・耕作地などもどうやら・・・耕作権の継受のような感じです・・・

 憲法の規定で・・・特権階級が存在しますね・・・

第76条:革命闘士、革命烈士家族、愛国烈士家族、人民軍後方家族、栄誉軍人は国家と社会の特別な保護を受ける。

 これですね。そして、これらの人たちはどうやら・・・領主にもなれる・・・農業法での

第31条農業の土地は、基本的な生産手段である。
農地は農業生産に利用したり、利用することにした土地が属する。
農業生産に利用する土地の管理は、農業指導機関と国営農牧場、協同農場、当該機関、企業所、団体がある。

 団体の長に任ぜられていれば・・・たぶん、革命の英雄たちの農場は団体管理の形で相続されているような気配がありますね。

 家屋は基本的に、事業所に属し・・・個人所有というのは無いような感じ・・・昔の地主の邸宅は、分割利用の形態を取っているようですからね・・・地主は法人格として地主として残っているような感じです。だから・・・鉱山労働者を含む近隣の住民の間で、家を売り払い、引っ越そうとする住民・・・の存在に違和感を覚えるわけです。

 長くなってきたから、一旦切るか・・・

2016.04.25

  

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