現在をうろうろ(1649)
日本貧窮者経済新聞
 燃料電池車が300万円弱になる・・・?

 燃料電池車を2025年ごろまでに200万円ぐらいにするって?どうやって・・・?なんって考えてしまいますが・・・燃料電池車、30年に80万台=普及へ数値目標?経産省 - BIGLOBEニュース

 経済産業省は16日、水素・燃料電池戦略協議会(座長・柏木孝夫東工大特命教授)を開き、燃料電池車(FCV)を現行の500台程度から2030年までに80万台程度まで普及させる数値目標を初めて盛り込んだ実行計画を提示した。
 計画では、低コスト化の技術開発を進め、現行700万円台の価格を量販可能な水準まで引き下げることを目指す。25年ごろまでに200万円台にすることを視野に入れる。


 現状でかなりの補助金がついて700万円じゃなかったっけ?まあ、200万円台だから299万円の話でしょうね・・・とにかく300万円弱で手に入る・・・10年後ね・・・10年後には2%のインフレ率で・・・物価1.2倍ぐらいになるでしょうから・・・今700円の物を245円で製造して・・・299万円に10年後にはなるという計算ですかね?ここまで安く作れるのか?

 燃料電池につかう触媒であるとか・・・電極に何を使うかの問題ですかね?貴金属を使わない燃料電池だと・・・水素というわけには現状では行かなかったような感じですね・・・近頃は、貴金属フリーにするために・・・アルカリ性の電解質を利用した燃料電池が主流になっているような気がしますが・・・

 まあ、安価な触媒が現れてくれば変わっていくことになるでしょうが・・・200万円台ね・・・燃料電池とコントローラーとモーターですからね・・・複雑なメカニズムが極限まで減りますから・・・安価にすることは可能ですが・・・日本の輸出産業の自動車産業も小粒になることになるね・・・エンジンの莫大な開発費とノウハウが必要とされなくなる・・・どんな産業形態になるのやら?

 そういえば、すでに小型フォークリフトでは・・・かなりの割合で電動フォークリフトが使われているのでは?近頃では、ライフサイクルコストで考えると、電動フォークリフトの方が安くなっているのでは?・・・室内での限定使用だったものが・・・バッテリーの大容量化によってデカい顔をするようになってきた・・・

 そうなると・・・重機系の車両会社が強くなってきて・・・ガソリン車などを作っている所は・・・斜陽産業と化すわけですね。そう・・・ハイブリッド方式のフォークリフトもありますが・・・売れているのかね?

 確かに、用途面で考えると・・・必要とされる場面があるかも知れませんが・・・どちらかというと、燃費向上を目的としてのハイブリッドのような感じですからね?果たして・・・どの程度の売れ行きなのか?結局のところ・・・バッテリが切れたら・・・ということですからね。1日フルで作業してOK、軽作業で3日は充電不要・・・こんな風な状況になれば・・・ハイブリッドという選択肢は無くなる・・・結局は、バッテリーの蓄電容量と、その重量との関係ですかね?

 まあ、最先端というか・・・システム構成は決まっているようなものですが・・・問題はバッテリーですね。まあ、バッテリーチェーンソーとかも出ていますからね・・・近頃のバッテリーは馬鹿にならない・・・結局は値段とエネルギー密度・・・

 なんとなく・・・共通規格の電力メーター付きのバッテリーで、保証金を積んで契約して、交換時に使用した電力での清算方式になるような気がしますが・・・そうすれば、それほど深い放電もしないだろうし・・・管理がきちんとされていれば、リサイクルだって楽だろうしね・・・

 どうせ、バッテリーが高価なものになるのだろうから・・・燃料電池・・・悪くないが・・・実質的には電解質交換式のバッテリーってことになるわけですからね・・・高価な燃料電池と高価な水素タンク・・・こいつではさすがに200万円にはならないのでは?高圧ガスタンクの試験などもするのでしょから・・・MIRAIのガスボンベは耐用年数15年でしたっけ・・・ここで廃棄、リサイクル・・・再試験無しの廃棄のようですね。

 水素は・・・金属に潜り込んで・・・金属を弱くする性質がありますからね・・・金属疲労の一種ですが・・・水素脆性・・・どうなるのやら?まあ、ある程度・・・水素などの振る舞いはわかっているわけですが・・・未知の水素社会ね・・・やはり、メタンとかの方が楽に利用できるのではないかと・・・しかし、それでは話題性が無くて・・・選挙では戦えないとかそういった感じなのかもしれませんが・・・

 天然ガス車は昔からありますからね・・・天然ではない、バイオガスとしてもメタンでは・・・これまた、昔からある技術ですからね・・・どうも、扱いにくい新参者が参入しにくい形態の自動車へと走っているような気がしますが・・・企業が、現在の形態に近いものであり続けるためには・・・システムの単純化は無理ですね・・・電池とモーターとインバーターの動力システムでは・・・色々な業種からの参入が可能ですからね・・・高度な技術力を持った大資本でなければ製造できないものという縛りでの水素社会のような感じなのでね・・・

 これって・・・まさに、イノベーションの食い物になる業態だと思うのだが・・・日本は、それに向かって邁進のような感じですね・・・イノベーションってのは、一般に波及効果が大きいですから・・・立派な産業だと思っていたものが・・・一夜でゴミ扱いになりかねないわけですからね・・・そのあたりが、イノベーションの怖さですね・・・新美南吉 おじいさんのランプ これは、まさにイノベーションと残存者利益についてのお話だと思うのだが・・・

 さすがに、内燃機関を利用した自動車会社の残存者利益は考えにくいですが・・・超ド田舎で電気の来ていないところでのランプの宿のようなところに対するガソリン車とか・・・新型車の開発は無いでしょうね・・・せいぜい、部品供給になる・・・しかし、電気のないところってのは減りつつあるようですね・・・ゴビ砂漠にも送電鉄塔が立ち並んでいますから・・・さてどうなるのか?暗示させるような一文を・・・

 ・・・「わしのやり方は少し馬鹿だったが、わしのしょうばいのやめ方は、自分でいうのもなんだが、なかなかりっぱだったと思うよ。わしの言いたいのはこうさ、日本がすすんで、自分の古いしょうばいがお役に立たなくなったら、すっぱりそいつをすてるのだ。いつまでもきたなく古いしょうばいにかじりついていたり、自分のしょうばいがはやっていた昔の方がよかったといったり、世の中のすすんだことをうらんだり、そんな意気地いくじのねえことは決してしないということだ」・・・

 しかし、水素は扱いにくいね・・・なんでメタンじゃダメなのかね?二酸化炭素と水素の直接合成でよさそうなんだが・・・私には理解しにくいのだが・・・

 まずは26%の温暖化ガス削減に近付ける方法のような気がするが・・・まずは、天然ガス、次は合成によるメタン・・・いずれにせよ製造のためのエネルギーが必要で、そのエネルギー源の問題に尽きる・・・原子力から逃げるのではなく、原子力に向い合うことが必要なのだと思うのだが・・・

 ああ、こいつに向き合うと・・・燃料電池の出番はないか・・・結局は高エネルギー蓄電池を超えられないのでは?電解質の問題に行き着くのか・・・電解質を補充するか、限られた電解質を再利用するかの問題だが・・・人的な条件の問題かな?8時間も連続で全力発揮ができる電池があれば、それで満足なのでは?600km走れますとかね・・・近頃は、携帯電話の電池の持ちの話などないですからね・・・

2016.03.17

  

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