現在をうろうろ(1644)
日本貧窮者経済新聞
 中国の原子力のインフラとなる産業・・・?(1)

 さて、北朝鮮の後ろには中国がいますからね・・・偉大なる安倍晋三閣下はどうするつもりかね?中国と戦うとなると、確実に核戦争的な様相を示してきますからね・・・「日本らしい日本」の見栄とハッタリ戦争では勝ち目がないですからね・・・まったく、中国を牽制したとかバカみたいなことをやっていましたからね・・・

 まあ、あまり相手にもされていないような感じですが・・・まったくどうするつもりなのやら?中国の核産業は・・・なかなか凄くてね。徐々に全貌が浮かび上がってきましたが・・・本当に、価値観を共有できないから戦争だ!なんって叫ぶのかね?困ったものです・・・日本の鈍足、通常型の潜水艦などでは原潜には対抗できないし・・・日本の戦闘機はすでに旧式機ですしね・・・半世紀前の戦闘機に継ぎを当てて飛ばしているという感じですから・・・

 確かに、すごい技術ですが・・・ニコイチとか・・・オコシの戦闘機などもあるのかね?ちょっと気になりますけどね・・・さて、中国の核戦力・・・その基盤が少しずつ分かってきましたね・・・ウラン濃縮工場などはやっと見分けられるようになりましたからね・・・ロシアの技術をチェックした結果ですね。

 まず、ロシアのウラン濃縮施設らしきものをチェックしておきましょう。どうやら、ロシアにはウラン濃縮施設が4か所あって・・・衛星写真を眺めると、灰色の鋼鉄のでかいコンテナがごろごろしている、大電力を必要とする大きな工場をチェックしてみました・・・結果は・・・ノヴォウラリスクの57°17'14.9N 60°04'35.0E - Google マップ ここと、この南東にパイプラインらしきものでつながった工場があります。どうやら、世界最大級の工場のようですね。そして、セヴェルスクの56°37'07.7N 84°52'00.2E - Google マップ この工場、そして、多分、ゼレノゴルスクの56°06'44.6N 94°29'46.5E - Google マップ この工場、そして、アンガルスクの52°28'00.8N 103°52'28.0E - Google マップ この工場ですね。

 多分、ウラン濃縮工場だと思います・・・長い建屋の左右にところどころに張り出しを持った建物ですね。そして、灰色の・・・多分、六フッ化ウランのコンテナが山ほど並んでいますね・・・中国もどうやらロシアの技術を導入したようなので、探してみたというわけです。

 中国には、これらに類似の工場が・・・蘭州にあって、36°08'56.8N 103°31'26.2E - Google マップ まずは、この工場、この工場はロシアの建物にそっくりですから問題なくウラン濃縮工場に見えるのですが・・・

 もう一つは漢中市にあるというのですが・・・該当する特徴を持つ工場が見当たらない、範囲を広げて探すと・・・33°15'42.4N 107°25'50.6E - Google マップ この工場がそれらしいのですが・・・?この南にある引き込み線のある工場から、パイプラインがつながっている・・・1996年に200tSWU/yクラスの工場が立てられ、1998年に300tSWU/yの工場が建てられたという経緯があるのでね・・・ロシアの2か所にまたがる工場も、パイプラインでつながっているようなのでね・・・こういった施設で作られた濃縮ウランが発電用に使われる・・・

 核兵器用のプルトニウムは・・・転換炉でウランからプルトニウムが作られていきますね・・・中国には少なくとも2つの転換炉があるようですね。32°29'44.0N 105°35'24.1E - Google マップ このあたりが広元核施設と呼ばれている場所のようです。原子炉はどうやら川の水を使っての冷却のようです。40°13'22.7N 97°21'20.5E - Google マップ ここにも転換炉があります。ここでは冷却塔を使って発生する熱を処理しています。

 このあたりで作られたプルトニウムを原料に、核兵器が作られるわけですが・・・プルトニウムを核分裂させて爆発へ導くには・・・ちょっと厄介なことがあります。金属ウランなら、単にある程度の速度で臨界に達しない量の金属ウランを近づけてやれば勝手に核分裂による爆発が起こります。したがって・・・非常に単純な構造で確実に核爆発が起こります・・・したがって、実験なしに実戦で使われたということのようです。

 しかし、プルトニウムを核爆発に導くには・・・プルトニウムの球体を爆縮させて臨界に達することになります。爆薬の力で小さく押し縮める必要があったわけで・・・新しい技術が必要だったわけです。中国では・・・その実験施設として・・・36°57'17.2N 100°53'58.5E - Google マップ この研究都市を作り出します。211工場などの名前でも知られる場所です。

 近頃は、ここの廃棄施設が公開されているようです・・・36°57'12.1N 100°51'04.2E - Google マップ ここなどですね。実際に重要な研究は・・・爆縮のための爆薬の配置や能力だったようで、この周辺には爆轟・・・音速を超える爆発の広がりの様子を観測するための施設が散在しています。この時代では有効な理論がすでに存在していましたが・・・コンピュータが無いため計算が大変で・・・また、理論と実際の差を埋める必要もあって、盛んに実験が行われてような感じですね。37°01'19.6N 100°45'03.1E - Google マップ 37°01'00.6N 100°46'15.7E - Google マップ 37°00'16.9N 100°46'55.6E - Google マップ まあ、何か所もあります。多分、ここでプルトニウムに模した金属球体を爆縮にかけて結果を調べたと思われます。

 どうも、気になるのは・・・ここの施設は、まだずいぶんと生きている部分が多そうな感じです。どうも、軍事基地などを眺めていると・・・広報の連中が写真をアップしているのではないかと思われるものがありますね・・・わざと、別の場所の写真やら、入れない場所なのに・・・その場所で都合よく植物や紅葉などの写真で、なんとなく雰囲気がわかるようにしてあるやつがね・・・36°56'28.9N 100°55'26.5E - Google マップ このあたりの施設は生きていると思われます。

 そして、核廃棄物の最終処分場のようなものが・・・36°55'03.8N 100°55'39.9E - Google マップ 多分、低線量の物の投棄場所ではないかとね・・・

 さて、核弾頭ができたら、ミサイルですね・・・中国がソ連の協力によって最初に建設したのが、現在酒泉衛星発射センターと知られる東風センターですね。この基地は40°57'28.0N 100°17'30.0E - Google マップ この場所にありますね。1958年から運用開始ということのようです。この当時のミサイルはDF-1からDF-2へ変わる時期ですね・・・DF-1が短距離弾道弾で射程は550kmとされていますね。DF-2が1250kmとか・・・1000kmを飛翔することができるようになったわけです。

 ちょっと面白いものがありました・・・左の3点Aはある場所、Bは酒泉衛星発射センター、Cが太原衛星発射センターでAB間がおよそ1000km、AC間がおよそ2000kmです。GoogleEarthでの計測では997kmと1989kmです。結構良い数字でしょ!A地点は・・・41°35'38.8N 88°25'11.9E - Google マップ ここです。

 右のようなマークがあるわけですが・・・

 偶然なのか?それとも、ここが標的の位置なのか?ちょっと気になりますね。2000kmに11km短い・・・38°48'17.3N 111°41'01.1E - Google マップ ここのグランドの中心のマークからだと1998kmになりますね。

 ジオイドをどんな風に考えるかによって地図上の距離は変化するのでね・・・詳細は不明です。1960年代の測地技術はどうなっていたのやら?

 この時代の正確な緯度経度の測定は・・・米国がモスクワの座標を測定するのに衛星を使っていましたね・・・エコー衛星の打ち上げは・・・1960年8月12日ですね・・・エコー1Aと、その後継のエコー2・・・この肉眼で観測可能な人工天体は1969年6月7日まで宇宙空間に存在していましたね・・・私も見た記憶が・・・

 この+印が存在しているということは、ここには核弾頭は飛んでないようです。そしてもう1か所+印があって・・・40°47'12.6N 89°43'34.8E - Google マップ 一応、道路をたどるとここまでたどり着いたので、系統性はあるようです。そして、40°47'56.2N 89°49'20.8E - Google マップ このあたりに怪しげな跡があります。41°43'52.6N 88°44'20.8E - Google マップ この辺りは地下核実験場の跡のような感じですね。

 そして・・・41°42'37.9N 88°21'46.0E - Google マップ このあたりから東に坑道があり、この場所はまだ開いていますが、これより東の坑道は閉じられているので、放射性廃棄物の強烈な奴の保管所である可能性が高いと思われます。

 中国の核遺跡?は、なかなか興味深い・・・

2016.03.15

  

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