現在をうろうろ(1633)
日本貧窮者経済新聞
 サハリンの天然ガスの掘削は・・・?

 さて、北海道方面を改めて眺めることにしましょう・・・まずは・・・エネルギー関連でサハリン北部を見始めちゃったのでね・・・サハリンの天然ガスの様子を一通り眺めることにしましょう。

 とか言いながら・・・ちょっと気になったのが間宮海峡ですね。近頃はタタール海峡って名前の方が大きな顔をしているようですがね。まあ、冬だと結氷してこの海峡は歩いても渡れるし、アムール川の流れ込む場所にもあるので、塩分濃度が低いので、サハリンが半島なのかそれとも島なのかの論争があったようですね。それで、間宮林蔵が出かけたというわけです。

 さて、サハリンの海底油田の探査と採掘はどこまで進んでいるのやら?陸上の油田も古くから開発されていますね。古くからあるのは、サハリン北部のオハのあたりの油田ですね。

 左の写真で右上の集落がオハの町ですね。油田関連施設は街の南西に広がっているようです。北からのパイプラインが確認できます。53°34'23.0N 142°54'37.1E - Google マップ 発電所らしきものがありますね・・・熱電併給施設かもしれませんが・・・まあ、ここが動力を生み出しているわけです。

 寒い地域は熱電併給施設が多いですからね・・・油田の方は、グリッドが切られて、詳細な探査の跡がありますが・・・どうやら、基本的にサハリンプロジェクトによる、大陸棚での油田開発が中心になっているようですね。サハリンからの原油や天然ガスは、パイプラインでロシア本土へ運ばれているようです。

 本土側のパイプライン施設はかなり充実しているようですね。右のタタール海峡の最峡部のネヴェリスコイ海峡の海底を通したパイプラインでつながっています。間宮海峡って言い方は近頃はどうなっているのやら?韃靼海峡の方が一般的なような感じですがね・・・英語ではStrait of Tartary 間宮海峡は日本で使われるだけのような感じですね。残念ですが・・・52°13'00.9N 141°37'18.9E - Google マップ このあたりですね。

 さて、本土へ運ばれた生産物はデカストリの施設を経て出荷されるようです。51°29'29.4N 140°50'05.7E - Google マップ ここですね。そして、もう1か所、サハリンの南の大泊の東にある施設・・・46°37'42.4N 142°54'58.4E - Google マップ ここ、プリゴロドノエからも船積みされるようです。

 ロシア本土の方へいったやつは日本へは輸出されていないような感じですね。何やら、パイプライン計画が頓挫したような感じですね。詳細は不明ですが・・・JPDO 日本パイプライン株式会社 どうなるのかね?LNGの配給の系統もどうも、日本はいくつかのブロックに分かれているみたいな感じだし・・・

 ふむ・・・海底用のパイプラインの鋼管は日本やドイツで作られているが、その鋼管をマレーシアへ運んでコーティング作業を行い、サハリンへ運び込んでいる・・・コーティングを行う企業はインドネシアとマレーシアにあるようですね・・・ふむ、なんでも日本でやっているというわけではないのか・・・3°58'16.4N 103°23'13.6E - Google マップ このあたりの産業の産物なのかね?

 ネット上に資料がなくてね・・・日刊産業新聞 Japan Metal News 鉄鋼ニュース ここに・・・黒海の海底パイプライン用の鋼管に関する記述があって・・・

 日本4社は正式契約後、7月にもロールを始め、9月に第1船をマレーシアのクアンタンに向け、米系のブレドロプライスで塗装しトルコに荷揚げする。

 これだけですかね・・・この米系のブレドロプライスで塗装・・・こいつが不明・・・ブレデロ?ああ・・・Bredero Price この会社かね?Bredero Price Company Private Company Information - Businessweek ふむ・・・Bredero Shaw the GLOBAL LEADER in pipe coating solutions この会社ね・・・ありました。先ほどのいい加減な推測の場所に極めて近いね・・・3°59'20.2N 103°24'29.2E - Google マップ ここの工場ですね・・・日本の鋼管がここへ運ばれてコーティングされてサハリンへ運ばれた・・・Sakhalin Energy II Phase II Internal, FBE, 3LPE, AE & Concrete 長さは418km分のようですね・・・ああ、すっきり。どうも、こういったインフラ系の会社・・・世界の一流企業なんですが、日本語の文章の中に現れてこないですね・・・

 さて、サハリンの大陸棚の海底油田の陸上処理施設をチェックしていきましょう・・・まずはサハリン1の52°30'27.2N 143°11'06.7E - Google マップ 多分ここでしょう。海岸の施設は52°28'33.1N 143°17'06.4E - Google マップ これですね。

 サハリン2の鉱区がよくわからない・・・52°50'59.9N 143°18'35.2E - Google マップ このピルトン灯台の沖合の鉱区と51°25'08.7N 143°21'47.5E - Google マップ この陸上処理施設の沖合のルンスコエ鉱区ということのようです。陸上処理施設はサハリン島北東部内陸7kmのノグリキ地区にあるとされていますが・・・ちょっと不明?51°46'26.7N 143°06'48.2E - Google マップ 可能性のある施設なんですが・・・発電所でパイプラインのポンプはあるかもしれない感じですが・・・?

 いずれにせよ46°37'41.5N 142°54'23.0E - Google マップ ここが、積出港ですね。

 左の写真のような場所から積み出されていますね・・・ここからサハリン2の80%の成果物が積み出されているということのようですね。

 あれ?稚内とコルサコフの定期航路は・・・廃止されてしまった・・・不採算か・・・

 ここから出荷されるLNGは・・・初荷は東京ガス株式会社、東京電力株式会社向けということですね。北海道電力も現在石狩新港にLNG火力発電所を建設中のようですね。ここへも運ばれている・・・43°12'30.6N 141°17'40.9E - Google マップ ここの施設ですね。

 さて、ロシアからのパイプラインは日本につながるのかね?モンゴルの石炭もどうなっているのやら?どうも、資源安で採算性の問題と、企業業績が上向きませんからね・・・政府の予定では、高値掴みした資源で商社が青い顔をしている奴を何とかしたいのでしょうが・・・どうなるやら?

 しかし、ロシアからの資源の輸入港は北海道というわけではないようですね・・・資源は首都近郊へか・・・地方の活性化にはあまりつながらないことになるようですね。

2016.03.08

  

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