現在をうろうろ（1565） ムラマツのGXとM-180の違いは・・・？ もう、フルート狂いに終止符を打つことにしたんです・・・もうフルートは買うまいと・・・そして、最後に、現行機種を・・というわけで、ムラマツのEXと思しきものを買い込みました・・・まあ、ムラマツEXとしては標準的な価格なんですが・・・まあ、ちょっと安いかな？っていう程度のものですね。ところが・・・落札して、それが届くと・・・なんとEXじゃなくて・・・GXだったんです・・・従って、標準的なGXの中古価格の半分ぐらいですかね？凄くラッキー・・・ というわけで、ムラマツGXとM-180を比較しようというわけですね。初めてGXを吹いたとき・・・音は確かにムラマツの音ですが、非常に吹きやすいですね・・・古い総銀などはそこそこ癖があるのですが、あれ？何？って感じですね。非常に吹きやすい・・・理由は多分リッププレートにあるようですね・・・ヤマハなどと似たような感じですね。 ただ、初めて吹くフルートって、別に無理したりしないから、軽く試しにだからあまり関係ないのかもしれませんが・・・毎度、新たなフルートを吹いて、あ！違うと思っても、3日もすれば・・・慣れちゃいますからね。  上がGXで下がM-180です・・・歌口の形状はほぼ同じ、リッププレートがM-180の方は中央が低くなっています。多分、この差が吹きやすさの差なのだと思いますね。 しかし、1975年ごろのM-180の方がきれいなのが・・・まだ、GXは良く磨いていないのでね。これも、かなり顔色が悪くてね・・・新品なら税込み40万円を超える代物・・・かなり汚いEXの中古の値段で買い込みましたからOKですが・・・もう、こんな高価なフルートは買えません。貧乏だから・・・ 生活費がそれほどかからない人間なので、随分とフルートを買いましたが、そろそろ限界ですね。でも、豊かな気分なので良いでしょう・・・フルートに関する知見も随分と増えましたから・・・ さて、GXとM-180、どちらも管体が銀で、メカニズムが洋銀ですが・・・どちらが良いかといえば・・・GXの方が吹きやすい、M-180は口の形をちょっと工夫しなければ同じ音は出ない・・・その程度の違いですね。より良く鳴らすために工夫が必要なM-180という事になりますかね？ 吹いたときの感じは・・・ムラマツの9Kを初めて吹いた時と同じですね・・・ヤマハの211かと思った・・・そう、ヤマハの211は吹きやすいフルートですね。  M-180もGXも・・・どちらも管体は銀ですが、GXの方は銀メッキが施されていますから、多少色味が違いますね。メッキの方が固い銀が析出している事になるのでしょうからね。表面の硬度が高いはず・・・ その辺りで、色の違いが出ているのではないかと思いますね。なんとなく、ムラマツの銀がSterlingSilverと微妙に色味が違うような気がするのだが・・・東京時代のムラマツは925の刻印がありますが・・・さてさて、どうなているのやら？詳細は不明ですね。  キイの様子は、どちらもクローズド・キイなので大差はないですが、ピントップかそうでないかの違いですね。 見かけは違いますが、その差は僅少でしょうね。ああ、EXなら、比較する対象がもうちょっとあったんですが・・・まあ、高価なフルートがまた1本という感じですね。  さて、足管の辺りも基本的に変わり映えしないですね・・・ まあ、どちらも似たような音がしますが、口の形は変えなければならない・・・ムラマツGXの音に合わせてほかのフルートの吹き方が変わった・・・影響は、コタケK-25Sにも・・・こんな具合に、フルート様に調教されているような感じですからね・・・ ただね・・・中国製のフルートも随分と良く研究されているのではないかとね・・・ただ、表面処理と初期調整があまり良くないような気がしますね。Jマイケルは低音が出にくかったのですが、こんなものかと思って吹いていましたが・・・吹けないわけではないのでね・・・でも調整しなおしたらバッチリですから・・・それなりの精度で作られているようですからね・・・ 100年ぐらいたっているフランス製のフルートもいじりましたが・・・昔は最低音のCがまともに出るフルートが無かったなんって言うのは・・・どうやら、調整技術が日本に無かったというだけのような気がしますね。最低音のCが出ない理由を考えるとね・・・少なくとも中国製のフルートも最低音は出ますから・・・中国からも世界的なフルートが現れるかもしれないし・・・ まあ、いずれにせよ、今回入手したGXは掘り出し物でしたね！ 2016.02.09 |
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